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軸・土台・ベース
一番最初に母親から受け取った部分を、
自分の中で基礎、根底、軸、ベースにしている。
意識してとか、選んで、ということじゃなく、
もう刷り込みや思い込み、みたいなもので。
私を十月十日もの間お腹の中で育て、命をかけて産んでいるのだから、
母親が意識していないような価値観や思いや感情までも、
注ぎ込まれている。
この部分に、否定や悲しみや苦しさが多いと、こちらも苦しくて。
また、生まれてからもそれらを「知っている」ものだから、
感じやすく、受け取りやすく、強化されやすいのだと思う。
このベースが、自分の性質や感情と大きく違うと、かなりつらい。
「違う」=「母の否定」になってしまうように思えて、
「私」は満たされないまま、母にも知って、見てもらえないまま、
母に「愛してもらうため」に、自分を殺して母と同じ選択を続ける。
自分を「愛してほしい」のに、「自分じゃない」ことで愛されようとする。
こっちを見てほしい
わたしを知ってほしい
この気持ちを受け止めてほしい
味方になってほしい
愛してほしい
認めてほしい
母の価値観で生きれば、母の価値観を真似れば、
気付いてくれると思っていた。
結局は、「自分のこと」しか考えずに、
相手に変わってもらおう、自分を満たしてもらおうと思っている訳だから、
相手からすると「迷惑」だし、「要らないこと」だし。
こちらも、「自分」が感じることや思うことととは
違うことをしているから、疲れるし、満たされないし、いいことがない。
ずっと、「自分のこと」だけ考えて、
相手を知らず、感じず、考えず、配慮せずにいることは、
私がされて「最も嫌なこと」だったはずなのに。
ずっと、誰かに、そして母にこのぽっかり空いた「寂しさ」を
埋めてもらおうとし続けると、結局は「嫌なこと」を続けてしまう。
自分のことも、生活の色々な部分で「意識」ばかりを優先して
虐めたり無視したり配慮しなかったり、と扱っているのだろう。
この「無意識」を早く止めたい。
同じところで悲しみに浸っている自分を救って、前に進みたい。