02ヘヴンとSYNC最適化 03時の妖精『永遠エクスファミリア♯EXレゾリュオーケストラ♭…』
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02ヘヴンとSYNC最適化
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坐り込んだ私、警戒しつつにらみつける警官――。
先に口火を切ったのは私。
「コチーーーン」
人さし指で殿方の大事なアソコをつま弾きます。
弾かれた警官は、ウッッッと腰が後ろにのけ反る。
警官A 「なんだコラーー!!」
そう言いながらゲンコツをつくって威嚇する。
警官Bがクスッとハニカミながらほほえむ。
私はまるで悟りを啓いたかのように、坐禅とアルカイックスマイルをしながら警官Bに向けてこう言った――。
「あなたは優しい顔をしているね」
そして再度「コチーーン」今度は中指で警官Aの大事なアソコをつま弾きます。
警官Aはまたもやウッッッと腰を以下略。
警官A「なんだコラコラーー!!」
警官Bがクススッとハニカミながらほほ咲む。
なんということでしょう。中指で弾いたからか偶然かな、人さし指と親指が輪っかになり、ありがたやありがたや、神々しく仏々しい手印になりました。
警官Bに私「あなたは幸せに生きていけるよ」
それを数回繰り返したのち、私は運ばれていきました。
(――お逝きなさい)
今度こそ天国にイケるのでしょうか――。
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ここは檻に囲まれた天国。人生の終着駅ではないはず――。
でももしかすると、ここから天に向かって線路が延びて、666でも777でもない数字のついた――長くて黒いアレか……アルなんとかいう海賊船なアレ――に乗って何かをさがしにいけるのかもしれない――。
あらやだ私ったらスッポンポン。おそらく超高速振動マシン化してたころに、指輪と一緒に脱げたのかしら……。
なんたる解放感。
檻の中なのに。
そう、ここは隣の警察官の留置所。
へくしゅ。
寒いわ。
どうやらお洋服で首しめたり、窒息しないように渡さない様子――。
意識は変な感じ。
些細な音、動き、森羅万象に思考が高速反応する――。
――ここから出るのにクエストをクリアしなくちゃと感じる。
――数字がぐるぐるしたり、キーワードが三位一体に高速回転したり、20対80の法則の80が20になり、その20がまた80になって20になって、どんどん洗練されたり――。
フィボナッチ数列が出てきたような、出てこないような、黄金律とかけあわされたりしちゃったような。してないような――。
地水火風空の元素がいい感じに体内で調整。より高次に変換。体外にも配置。太陽系の惑星や、音なんかにも対応しているのかもしれない――。
亀の甲羅に様々な数字が現れ動いたり――、球体の中に迷路があってゴールが中心で――、それが脳内と心臓そして、物理次元を超えた太陽意識(?)に対応してた――。
――インストール……INSTALL……SYNC……同期……同調。
――最適化《ヘヴン》――。
完了。
なんとなく『羅針盤』も手に入った気がする――。
《銀河ノ中心ブラックホール……の核心への同期……ハまたノ機会》
そんな何かが聴こえた気がした――。
へくしゅ。
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03時の妖精
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気分が急にローラーコースターの滑降より早く、突然ダウナーになり、しばらく地獄を味わい続けて数時間後――両親が迎えに来ました。
「すみません。普段はこんなことをしない子なのですが……」
平謝り――。
そして私、釈放――。
解き放たれたお座敷わんこのよう。
従業員にも赦してもらえて事なきを得ました――。
痛い思いをさせて本当にごめんなさい……。
従業員さんに幸《さち》があらんことを――。
――数カ月後――
私の意識ようやく平常運転。病院にもつれていかれましたね。
(人の心がわかるから、カウンセラーとして私を病院で雇いなさい。そうしなさい。でもモルモットにしたらあきまへんよ)そう――心に感じてましたね。いっちゃってましたね。
その帰りにターミナル駅のホームで、電車に飛び込んでも私死なないという、根拠不明瞭な万能感がありました――。
急に自宅で、
(あ――あのメディアに出てこない億万長者の方がいま神様なのか――)
(あ――あえたら資金たくさんもらえちゃうんじゃないの?手紙かこうかな?)
(私も神になったから、神が2人になるな――。もしかしたらパラドクスおこっちゃう?)
「あの神が送りこんだエージェントが私をぬっコロしに来るぅぅぅ!!」
ぶるぶるぶるぶるぶるぶるぶるぶる……。
「たぶん、黒いグラサンした黒いスーツのやつぅぅぅ!!」
どきどきどきどきどきどきどきどき……。
映画の見過ぎである――。
……ふ。
しかーしながら――この何ヶ月の間に幾度か、外を散歩していると――樹々や目に映るもの――世界がやけにキラキラしてみえたのです。生命力にみちあふれているような――。
そして正午12じ丁度くらいに突然。
《――救え――》
そんな声が聴こえたような気がしました――。
あれですかね。救世主症候群《メシアシンドローム》みたいなものでしょうか――。この時くらいから、5、6年くらいはその呪い、刻印のようなものに縛られていました――。
元々、対人地雷、クラスター爆弾撲滅、ストリートチルドレン、途上国のこどもの水汲み問題は関心があり、小学校に行って啓蒙活動を微力ながらお手伝い――。
まぁ、救世主症候群だったり、そうでなかったとしても、そうすることで人生が有意義なら、ミッションゲームみたいなものでいいかなーとおもいます。
そういう人を目の当たりにすると(あ、救世主症候群の人だぁ)――と。
何月何日に大きな地震がやってくるー!というネガティブキャンペーンはって、賛同者集めて書籍売ったりする人もいましたね。それも救世主症候群みたいなものですし、ビジネスになりますね。おまんまたべるには色んな方法があるようです。
でも、その指定日には地震が来なかったものの、その3年後くらいに311が起こったので、あながち遠からずなのかもしれません――。長い目でみれば――。うん長い目でみれば。便利な言葉――。
この頃はまだ特に『異能スキル』のようなものはありませんでした。気功の世界でいう自発功みたいな――身体が自然と動く『自動運転』『AUTOモード』のような状態も、しばらくは起こりませんでした――。
一気にがつーーーんと最強の異能スキルが手に入り、ガンガン敵をやっつけられれば良かったのですが、始めての異能スキルはその数年後――。でもでも『探知』の初期段階のようなことはうっすらできたかもしれません――。
――というよりモンスターは出てくるのでしょうか?
亜人種は?金髪でスラーッとしたエルフに無骨なドワーフさんは?不思議をくださいファンタジアは?時の妖精は羽根を拡げるの??
どりあえず異能スキル活用については、はじめての異能スキルの回にお話したいとおもいます。
ここで、いったん十数年後に向かいましょう――。
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キャスト紹介
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ココ/?不明
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同クラン/ギルド/球体魔法陣オーケストラメンバー
永遠エクスファミリア
ギター/ヴァイオリン/ダンス/舞踏/神楽ピアノ/ベース他
呼吸/神事/米酒/他コンシェルジュクラスタNets
基本身長155cm位
メタジェンダー
ココの別愛称の人は事情により別人と言う事になっている。クランとギルドネットワークスでは暗黙の了解。
京葉/神ベイエリアのどこかに住んでる。
アニメ、米酒他Labメン。
神職スキルを持つ。呼吸に詳しい。手芸得意。手話。日本酒と米焼酎を嗜む。米酒呑み。珍味好き。