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Angraを脱退した3人が向かった先はShamanという新たな可能性だった。

Angraからアンドレ・マトスが脱退!?
ファンに衝撃が走った。まさかボーカルのアンドレが…
それに続くようにキコ、ラファエル以外のメンバーが脱退
そして向かった先はなんと退化ではなく確実に進化への道のりだった。

アンドレマトス、ルイスマリウッティ、リカルドモンテッソーリの3人は新たなブラジリアンメタルバンド「Shaman」を結成しました。
それと同時期にAngraサイドは新たなメンバーを引き連れてRebirthを発表し新たなスタートを切りますが。
アンドレ・マトス率いるシャーマンはAngraからの完全なる進化を果たす事になります。

AngraのセカンドアルバムであるHoly Landsから継承されたクラシカルなナンバーとブラジリアン楽器を使用する斬新な楽曲が以外にもハマり、素晴しい化学反応を起こしています。

ファストなナンバーの一曲目は完全にCarry onやNothing to Sayを彷彿とさせるナンバーですが、それ以降のミドルナンバーは古き良きAngraのサウンドです。やっぱりアンドレ・マトスは良かったと古参のファンはついてくるだろうなと。現に僕自身もシャーマンを聴いて「そうそうこれこれ!やっぱりこれが聴きたいんだよ」と喜び踊り出さずにはいられませんでしたからね!

どうしてもアンドレ・マトスはイニシアティブ問題で揉める性質でもあるのでしょうか?Angraで揉め、終いにはShamanでも揉めるといった傍若無人ぶり。
まぁ実際に現状を見たわけではないし、そこまで彼の素性というものがファンのクセに露出が少ないのでわからないですが。顔つきからして少し不良っぽさもあるので、そういった揉め事の真ん中に入っちゃう系なのでしょうかねw

まぁAngraではずーっとHoly Lands路線でいきたいアンドレとパワーメタル路線でいきたいキコとの方向性の不一致なのかななんて予想してます。(そもそもAngra自体、人間性も素性もわからないからなんとも言えないけど)
実際にShamanとAngraの一発目の音を聴けば一目瞭然ですがwあーなるほどね。お互いこういう音を目指してたんだななんて聴きゃわかりますからねww

まぁ単純にAngel Cry+Holy Landsプラスα的な物が
こちらShamanというわけ。
じっくりと腰を据えて、1音1音音をじっくりと楽しむ。
それがこのバンドの良さとも言える。
ただ、しっかりと音楽に拘っているポイントは勿論ある。
ブラジリアン打楽器の音と怪しいリードパートを聞くだけで非常に異国感があるし、後にAngraもそういった路線に移行している時期があるけど完全にShamanは先駆者となるし、何よりも非常にマッチしていてわざとらしさもないし、純粋にいいアルバムに仕上がっていている彼らのデビューアルバムRitual


中央の顔はまさにシャーマンなのかな?

完全にAngraでやろうとしていた物を持ち込んで作成したと思われる。Holy Landsと並んでも遜色ない出来である
そういえば。このアルバムに収録されているバラード曲
「Fairytale」はShamanの代表曲何だけど、これは本当に最高傑作と言ってもいいくらいの名曲。
プログレ色が非常に強くて、ジェネシスやイエスらしさが強く更にクラシックの要素をふんだんに取り入れアンドレ・マトスの高音も冴えるいい曲である。
実際に僕はアンドレ・マトスの死後、こちらをライブで閲覧したんだけど涙で良く映像が見えませんでしたw

改めて彼はすごいボーカリストだったのだなと思います!これでもかと聞かせる彼の高音ボイス。ピアノを前に弾き語る姿が神々しいです。
全体的にクラシカルでありながらどこかFireWorksで得たメタル感もありつつ、Blind SpellではRushっぽいアプローチが聴けて僕は腰が浮いてしまいましたwおおーめちゃくちゃRushじゃんこの曲って!
この幅が広い作曲センスも彼の良さかもしれません。中盤で聴けるドラムフィルや転調するギターとキーボードのバトル。200点満点の最高得点がつきます!これは本当にいい曲!アンドレ・マトスもなんかのびのびと歌ってる感じがあって水を得た魚といった感じ!

全体的に曲目のバランスが良いです。
ファスト曲、ミドルの組み合わせもバラードまで
めちゃくちゃいいスタートを切っていたんじゃないかなと思います。

個人的にこのアルバムはベストアルバムです!
好きなパワーメタルアルバムにも上位に入ります!

その後、次作のReasonをリリースすることに
こちらのレビューは第二弾を作って後々紹介出来たらなと思います!

最後にアンドレ・マトスは素晴しいボーカリストでした
結局ファーストセカンド以降はボーカリストの変更によって彼の歌は聴けなくなりましたが…。
彼の名義であるAndre Matosでその後の活動を見ることが出来ます。追々そのレビューも出来たらいいなと思っています!


ブラジリアンメタルは最高やー!

🇧🇷それではまたー🇧🇷

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