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辛い時はWhateverと心の中で言ってしまう

今までの自分は何かになろうとしていた。
自分という人間が心底嫌になり、自分を辞めたくなる
自分は如何に愚かで醜くて、つまらなくて最低だ。
そんな事を言うあの人の顔には一点の救いもなかった。

「もう開き直っちゃえばいいじゃない?」

ボソッと聞こえるか聞こえないかという声で呟いた。
その言葉を聞いたが最後、まるで茹でダコの様に顔を真っ赤にして怒っていた。
僕の目には何一つ問題ないように見えるのだけれど、本人にとってこの問題は深刻なのだという。

英語でどうでもいいはWhateverです。
何でもいいよとも言えますね!
例えば言葉の前にWhateverが入る文章で
「Whatever happens Don't worry about it」
何が起きたとしても大丈夫だよ!と読みます。その文章は言葉が柔らかくなるし、質問の後にWhateverがつくと何でもいいよでUp to youだと貴方に任せるよとなる
僕が海外に住んでいた時よく聞いた言葉で、結構アバウトな人が多いせいか、Whateverって使う人が多いんだよね。

何でもいいよって言われると少し優柔不断に聞こえがちだけど、答えをYESかNOかの二択だけだとどうしても堅苦しいというか、答えづらいのを何でもいいよと言われるだけでグッと心に余裕が出来る気持ちになれる。
だから僕は常に「Whatever」という気持ちを持っていた。

何かに挑戦してみようと考えた時に
成功か失敗かだけだと、綱引きの様に押しては引いて常に緊張しっぱなしになる。
だけどWhateverという気持ちを持ってると、別に駄目でもいいじゃないか?って軽くなって失敗したあとの心配をしなくなる。というか勝ってもそこまで大きく変わるわけでもないかもしれないじゃないか?駄目でも今までの通りに戻るだけなんだと考え出すとどんどん気持ちがすーっと楽になってくる。
逆にその気持ちでいる時の方がずっと良い結果になる時がある。

なんか嫌だなぁ。でもまぁ別にいいか。
ここにいるの嫌だな。でもまぁ帰りに好きなお菓子でも買って帰ってゲームして遊べばいいからどうでもいいか。
人に嫌な事されちゃった。でもまぁ良いか、もう会わなくても良いだろうし自由が明日から手に入るかもしれない。

そうやって常に現実から少し角度を変えてみる。
心のなかでWhateverを頭につけてみる。
そうすると今までの悩みも、これから起きる不安も大したことじゃないって思えてくる。

それだけこの言葉には強いパワーがあると僕は信じている

世の中に定着した固定概念も、人を縛り付けるものも
別に大した事じゃない。whatever精神で再びじっくりと見てみると「なーんだそんなものなんじゃん。」「そんな事に僕たちは縛られ、恐れていたんだ」とすっと軽くなる。

世の中には沢山自己啓発的な本などが溢れてるけど
沢山書物を読み漁って沢山知識をつけたとしても、たった一言「Whatever」に勝てるものはないんじゃないか?と思えてくる。現に家の猫助は悪さをしてとんでもない結果になったとしても、その上でひっくり返って寝ている時があるw家の小麦粉を盛大にぶち撒けて、家中真っ白の中でその上でふてぶてしい顔して寝てやがったものだから、この子にはどうやっても勝てねえわと思った。
しかもまた同じことをやらかしたし。僕に怒られたって耳から耳へと抜けただけだったんだ…。

「別にどうなろうがどうでも良いんだろうな」

そんな風に生きてればどれだけ楽だろうか
僕はその人に面白おかしく笑いながら話していたものだから、お前は猫の人生と人の人生の分別も出来ないのか?
と怒られたかと思えば、最後には基地外だと言われてしまった。確かに彼の辛さを知らない風情で、お気楽な立場でものを言う人間なんてそう映るだろうが。

こう言っちゃ何だけど僕にだってそれ相応の痛みもあるし
辛さを感じないなんてことはない。

だけど気にしても仕方がない。そうだとしか言えない。
現実は起きていて、過去には戻ることも変える事も出来ない。ならば後は自分の心の持ちようじゃないか?

敢えて困難な道を進んで敢えて迷うならば
あの手この手で近道を探した方が得策なのではないか?
僕ならば近道を探す事に全力を尽くす。近道を探して、出来るだけダメージを減らしたいそう思いたいと思っている。

だって結果はいつもWhateverであり
駄目でも終わりではない。駄目だった方が逆に良い結果に転ぶときがある。物事って案外そんなもの。


そうそう最後に僕が大好きなゲームのキャラクター。FF8のスコール・レオンハートの一言で、この人って本当に格好いいよなってシーンがあった


ディスク1の魔女暗殺計画で銃の名手であるアーヴァイン・キニアスに魔女の暗殺を任せたパーティー一行。
だけど本番になると急に弱気になるアーヴァイン。

どうやら本番に弱いらしい。

どうにかして撃てとイライラするスコールだけど
最後には


ただの合図だと思えばいい、俺達に行動を起こさせるサインだと言います。
失敗しても俺がその代わりに出ていくチャンスが出来る。だから外しても良いんだと励まします

結局狙いはしっかりと合っていたんですが、バリアを張られて無駄になりました。

結局スコールは剣で向かっていきやられてしまうのですが、彼は不安に苛まれる仲間を外しても良いんだという選択肢を与え、彼を落ち着かせてくれました。
そして彼は結果的にミッションは達成したことになります

そして魔女イデアは実は彼らの孤児院の元先生であり、本当の悪ではなかった。もし殺していたらそれ以上の辛さが待っていたんですよね。


Whatever人に言ってもらえなかったとしても
自分の心に言い聞かせる。言葉の前に付け足して見る。
駄目だから終わりではないそこから始める事もあると言う可能性も頭に入れてみる。そうすると辛さがぐんと無くなり軽くなれる。それだけこの言葉には強いパワーがあると僕は思っている。


「Whatever happens Don't worry about it」

何が起きたとしても大丈夫だよ!

その言葉を常に心の片隅に置いて生きてみて下さい!
そうすると今よりももっと生きやすくなれるかもしれませんね!

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