Lovebites Judgement Day超個人的レビュー
奇跡の大復活改めておめでとうございます!
Miho(Ba)さんの報道があった時はどうなる事やらと思ったけど
長い休養の裏には曲の作成、メンバー募集&オーディションと水面下で少しずつ動いていたLovebites
ボーカルのAsamiさんの必ず戻って来ます!のコメントに多くのファンは救われた事でしょう!
新ベーシストのFamiさんを迎えて新生Lovebitesとして大復活を果たし、復活ライブまで行い
また日本中、世界中でもLovebitesフィーバーと言うことで今回は最近発売されたばかりの「Judgement Day」について僕の完全個人的なレビューをしていきたいと思います
僕の主観になってしまいますので悪しからず.…
先ず全体のアルバムの印象についてですが
過去作のいいところを一つのアルバムに詰め込んだという印象が強く
パワーメタルを軸にしながら、スラッシュやシンフォニックメタルまでバラエティ豊かなサウンドを聴かせてくれた印象で大復活と言ってもいいほどの出来上がりだと思いました
アルバムタイトルにあるJudgement Day(裁判の日)とあるように僕は素晴しいアルバムだとジャッジしました
ただ少し僕が首を傾げる部分もあります
先ず新ベーシストのFamiさんのプレイがとても素晴らしくバンドの総合力を底上げした反面
ミキシングの面で少々ベースが前に出過ぎている感も否めないです
というのも音のバランスを考えると低音が響き過ぎることで他の音が埋まり気味になってしまってる感じがする
特にタイトルトラックのJudgemebt Dayなんかは
折角の素晴しいリードパートがベースの音に埋もれてしまいがちだなという印象
僕自身Lovebitesの最大の魅力は音の総合的なバランスの良さだと考えているのでそういった面では少しマイナスポイントかなと思いましたね
後は今までMihoさんが在席してた時代は
作曲にも多く関わりMiyakoさんとのタッグは素晴らしく全体的に6割はmiyakoさん2割はmihoさん
後はmidoriさんasamiさん、エンジニアのMaoさんというのが一般的だったのに対し
今作は半分位がmiyakoさん残りはMaoさんと
ほぼ半分がMaoさんの曲で占められており
どうしても僕からするともっとメンバー間で曲を提供し合い従来とはいかないもののもう少しメンバーの曲が欲しかった印象
決してMaoさんの曲が悪いわけではないです
素晴しいパワーメタルが多くお気に入りの曲も沢山あるのですが、どうしても単調になりがちというかそれなら他のバンドでも書けるよねという感想を抱いてしまった
miyakoさんやMihoさんの書く曲は
やっぱり他のバンドでは書けない強いオリジナリティがあってそれがLovebitesの音楽性に強く加担しているのに、今作ではあまりそれが見られないのが残念に感じたポイントでした.…
前置きが長くなりましたが
一応一曲づつ僕の感想、採点等を5段階で書いていこうと思います!
是非とも最後まで見ていって頂けると幸いです!
1 We Are The Resurrection
アルバム一発目に相応しい、まるで戦士達が戦いに向かう様な勇ましさを感じる一曲目
曲名にもあるように正に復活という言葉に相応しい様な激しさを持った曲
ライブでも一曲目から聴きたくなる曲ですね!
ゴリゴリのスラッシュなイントロから出産を経験し声の調子は大丈夫だろうか?と多くのファンの心配を一蹴する程素晴しいボーカルを見せるAsamiさん。全体を通して疾走感がある曲でありながらLovebitesのウリであるメロディーもしっかり聴ける曲ですね!
ソロ前のリフが凄い好きで、Lovebitesはこういう飛び道具的なリフがかっこいいなといつも感じます
ランクA
2 Judgement Day
アルバムタイトル曲でもある「裁判の日」
アルバムリリース前にこの曲が先行でPVを発表し
SNSやYoutubeでファンはいち早く新生Lovebitesの復活を目にすることが出来ました
曲の印象としては、一聴してガッツポーズをしてしまう程Lovebites史上最高傑作だと言っていいほどの素晴らしさだと思いました!
Famiさんのベースのイントロからの静けさから一転オーケストラとギターのユニゾンのリフ
ベースとドラムが叩きつける音圧
イントロから既にノックアウトされてしまいそうな勢いがありました
前作の「Glory Glory To The World」のラストを飾った曲「winds of transylvania」から通じる様なダークでストーリー性のある世界観
前作を聴き終えた後、次作は絶対にダークな世界観になるだろうと予想をしていましたが
やっぱりそう来たかと!
Aメロではベーススラップ奏法も取り入れる事でよりリフの重厚感が増している様に感じました
注目すべきなのは兎に角ギター二人のギターソロの掛け合い
アルバム制作前からギターレッスンに通い
今まで以上に腕を磨いた二人
明らかにテクニックが向上しているのがわかりますね!冒頭でも話しましたがFamiさんのボトムを支えるベースリフが素晴らしくリードパートをずっしり支える音が痺れますが少し音が大きいかなという印象もありました。
音が埋もれ気味になってしまっていてリードが聞き取り辛いのが少しマイナスかな
ラストには徐々に激しくなるリフ
テンションマックスの状態から叫び狂う様に歌うAsamiさんの声で頭が吹っ飛びそうになるくらい
アドレナリンが出まくりで幕を下ろし
再びFamiさんのリフで静かに終わる
10分程の長い作品を聞き終えた様にも思える程濃厚な一曲でした
ストーリー性のあるPVも素晴しく黒を基調にした衣装がより一層メンバーの美しさを際立てていました
最高傑作の文句なしSランク!
3 The Spirit Lives On
裁判の日に続いてダークな曲をもう一回挟んで来るのかなと思っていましたが、真逆を行くスコーンと抜けるような明るい曲
Electric〜でいうところのHoly warの様な立ち位置の曲かなと感じた
正にパワーメタルといったようなメロディアスなイントロからこれまた素晴しい程のAsamiさんのボーカル
やっぱりLovebitesはこうでなくてはと思わせてくれる美しいメロディーからは陽の強いパワーを感じました
世間では暗い出来事が多かった2022年でしたが
新しい年と共に大きな強い光を僕達に届けてくれたそんな印象を持ちました
恐らくMaoさんの曲だろうなと思いますが
僕自身こういう曲は凄い好きなので一聴してお気に入りになりました
たださっきも言いましたがもう一曲ダークな曲を入れてみても良かったのではないかと感じたが
一曲目、二曲目とボリューミーな曲が続いたので
まぁこういう曲を挟んだ方が良かったのかもなと
ランクA
4 Wicked Witch
アイアンメイデンやドラゴンフォース等に通じる様なイントロのメロディ
全体的にブリティッシュメタル(NWOBHM)感が強く、前任のMihoさんが書きそうな曲だなという印象
ギャロップで疾走しヴァースの裏で鳴っているクリーントーン、コーラスの爽やかなメロディがどことなくオールドスクール感がとても強い印象ですね!
ブレイクのリフなんかアイアンメイデン感バリバリでオールドスクールメタルが好きな人には堪らないリフですね!
Famiさんは元々メタルを通って来ていないので、全体のギャロップのリフには戸惑ったが非常に楽しく演奏出来たとインタビューで語った様に
Lovebitesの加入を期にどんどんメタルに溺れて欲しいと思ったw
Mihoさん無き今こういう曲は減っていくだろうなと思ってたんですがちゃんと魅せてくれましたね!
惜しくもこの曲だけですが、あと一曲位同じ様な曲が欲しかったと欲をいいたいなぁー
ランクA
5 Stand And Deliver(Shoot'em Down)
来ましたね!!ザMiyakoさんという様なゴリゴリのメタル曲
彼女の書く曲は全体的に漢らしい曲が多いですね
ゴリゴリのベースラインから始まり、Midoriさんのダイムボム(アーミング)が格好良く、もうこの時点でかっこいい曲確定じゃん!って僕は速攻お気に入り曲になりました
ロックンロールっぽさのあるリフが始まり
超絶的かっこいいヴァースのリフ、ライブで盛り上がること間違いなしのメンバーのコーラス
思えばここ最近はメンバーがコーラス取る場面が減った様に思える
Hammer Of Wrath M.D.O等昔のほうが多かった印象
メタリカやレイジ等オールドスクールスラッシュ感のあるリフに女性の声が加わることでバンドの名前由来でもあるヘイルストームの影響が色濃く感じる事が出来ますね
PVもスタジオで私服で演奏するシーンがメインで
しっかりとFamiさんもバンドに溶け込んでいる風景もありメンバー皆イキイキとした雰囲気がとても良い印象でしたね
Miyakoさんの持つ作曲のポテンシャルが大いに発揮されている曲ですね
個人的に大好きな曲です!
二人の掛け合いのソロも最高!
ランクS
6 Victim of Time
パワーメタル中のパワーメタルな超王道曲
ドラゴンフォースっぽさがありながらジャーマンメタル風でもある。DrumのHarunaさんは大のハロウィンファンなので、ウリカッシュっぽさも感じられる疾走感があるプレイがいい!
光が集まり天に上って行くような神秘さも感じられながらコーラスのメロディは何処までも突き抜けていくほどの明るさを持った曲
これもやっぱりMaoさんらしい曲だなと感じました
従来ならここらへんでミドルテンポな曲を挟んでくるのかな?と思ってましたが意外や意外王道パワーメタルで来ましたね!
僕個人的にはここはバラードまでは行かなくてもしっとり聞かせる曲が入っても良かったのになと思いました。
少しばかり印象が残りにくいと感じたので
ランクB
7 My Orion
この曲を始めて聴いたのは確か生配信を行った際
メンバーが自宅からリモートで演奏を聴きながら質問に答える?(アーカイブを見ただけなので詳細が分からないが)動画を見た時でした!
Miyakoさんがコーラスの
オ、オ、オライオーンってとこでライオンの手の動きの真似をしながら振り付けしてて
一人で大爆笑してる姿が可愛すぎてこの曲聴くとそればかり想像してしまう僕がいますww
(というかこの曲ライオンの歌じゃないよ〜w)
曲もヴァース部分のダウンで刻むリフやイントロのリフ等とっても好きな音で、個人的にLovebitesのパワーメタル曲の中でもお気に入りになった曲
パワーメタルでありながらテンポは割りとスローなのですが変にダルさもなくすっと入ってくるメロディーが心地よい!
ソロの後のAsamiさんのボーカルのメロディーがツボです!しかしこの人は歌が上手いなと感じました
ライブで盛り上がりそうな曲ですね!
配信見た人はライブでファンの皆がMiyakoさんの振り付けをしてたら面白そうだw
配信中メンバーに挟まれまだ少し不慣れなFamiさんがどうして良いのかわからないで少し戸惑い気味なのが印象的でしたねw
ランクA
8 Lost in the Garden
これもまたオールドスクールなメタルを展開しつつクラシカルなアプローチも取り入れ
ネオクラシカルな雰囲気も漂わせている曲ですね
ラプソディー風なヨーロピアンなアプローチはMiyakoさんぽさが現れています
古き良き臭メロをLovebitesが演奏するとこれはまた新鮮でいいですね
ギターチームのソロもまた弾きまくりで格好良く
特にMidoriさんのソロが痺れました!(Midoriさんのソロはテクニカルでありながら特徴的でどれも素晴しいソロばかりで憧れますね!)
Midoriさんのギターに合わせてショパンっぽいピアノソロを披露するMiyakoさん
これはライブでちゃんと再現してくれたら最高に盛り上がりそうですね!
Miyakoさんは片手でギターリフを抑えながらもう片方でピアノを弾く神業を過去に披露していたので今作でもそれが見れるのかも?
ランクB
9 Dissonance
来ましたね!Lovebitesの真骨頂
女性メタルバンドが超ゴリゴリのメタルを演奏する曲
SlayerぽさもありながらBlack Metalなトレモロピッキング女性がエクストリームメタルを演奏するとそのギャップの強さにより一層ヘヴィー差が増してきます!
これこそ私達の本気を聴きやがれ!!とメタラーに宣戦布告をしていくスタイル
僕はこういうアプローチが大好きです
前作「Glory Glory To The World」に収録されているDystopia Symphonyに通じる様なクラシックなアプローチから超ハードな曲Winds Of Transylvaniaへ展開していたので、8曲目のクラシカルなアプローチからして今作ももしかすると次の曲はめちゃめちゃメタルな曲かもと思ってたら予想以上に激しい曲を披露してくれました!
Harunaさんのドラムが鬼人過ぎて
デイブ.ロンバードバリにゴリゴリ叩きまくってますね!
ソロの後のブレイクのリフなんか凄まじいほどのテンション感で脳汁吹き出まくってとんでもないことになります
いやー本当にLovebitesには恐れ入りました
Break the Wall やSet world on fireの様に凄まじい程のスラッシュを見事なまでに歌い上げるAsamiさんのボーカルワークは圧巻です
リフを更に分厚くするほどのFamiさんのベースも重さがより一層増してました
勿論ギターのお二人も弾きに弾きまくりギターから火が吹きそうですねww
圧巻の評価Sをつけさせて下さい!
10 Soldier stands solitarily
孤独に佇む兵士と名付けられたこの曲
アルバムのフィナーレに相応しい程の名曲になりそうな一曲です
僕はこの曲名を見てふと感じた事は前任のMihoさんの姿
バンドを離れたLovebitesの兵士が孤独に佇むそんな姿を想像してしまい少しも悲しい気持ちになってしまったのですが、バンドを離れたMihoさんに贈る歌なのかも?と思ってしまった歌詞の内容が
Solitary soldier Fighting till the end I’m not satisfied Solitary fire Even with the scars I’m not satisfied
孤独な戦士は最後まで闘ったが私はまだ満足していない
孤独に燃え尽き傷付いても私はまだ満足していない
という歌詞を見て精一杯バンドで闘って幾度も燃え尽きたがまだ少しバンドに未練を抱いているという意味なのかも?と
Asamiさんから見たMihoさんの気持ちを代弁したそんな風にも捉えてしまいます
新メンバーを迎え入れ誰よりも復活を喜んでいたであろうMihoさん
それと同時にバンドを離れた寂しさとバンドリーダーという立ち位置を捨ててしまった未練とで
嬉しいようで悲しく悔しさも残っているでしょ?
と語りかけているようで..…
Mihoさんが在籍時に好んで書いていた曲をMiyakoさんが作曲していて
Mihoさんが好きな音に乗せMihoさんへ贈るメッセージを歌っているようにも感じました
ライブDVD「daughter of the dawn」でも出来事
亡き父に贈る歌のJourney to the other sideで曲の中間部分で感極まって涙を見せたMihoさんに肩を寄せ慰めるAsamiさんの彼女への深い愛
もしかしたら僕の見解は間違いではないのかもと
思わせる曲でした!
最高のメタルは最高のフィナーレになりましたね
文句なしのSランク
と完全に個人的な見解になってしまったので
もしかすると自分はこの曲はもっとこうだ
もっとランクが高いぞと本当に人によって好みが変わるそんなアルバムでしたね!
新生Lovebites大復活に相応し過ぎる程の大傑作になり多くのファンは歓喜でしょうね!
リリース後ライブもして今まさに右肩上り状態のLovebitesこれからどんどんアルバムをリリースし
更に一皮も二皮も剥けるらLovebitesの将来が楽しみです!!
あ、それとアルバムリリースに平行して
ステージ衣装も一新しましたね!
オーディション前からビルドアップしたMidoriさんの身体が強調される衣装が兎に角格好良く
アルバムをリリースするごとに格好良くなるMidoriさん
メンバーと差別化を図るかの様にパンツスタイルになったMiyakoさんもより一層可愛くセクシーでとても似合ってました
一時期ダークなヘアスタイルからまたブロンドヘアーに戻しより一層ゴージャスになったフロントマンのAsamiさん
キュートなショッキングピンクでまたさらにキュートな天使ルックになっていくHarunaさん
長身な長い脚のお陰で衣装がとても似合いゴールドメッシュにイメチェンしステージでも映えそうなルックスのFamiさん
完璧なまでに美しく成長を続けるLovebites
演奏も曲もルックスもどんどん磨きをかけていきましたね!
これからの活動が非常に楽しみで仕方がない
今再注目のバンドです
もし僕のレビューを見られた方
気になったら本作「Judgement Day」を手に取り
聴いてみては如何でしょうか?
それではまた!