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僕が衝撃を受けたバンド第4弾。ハートに火がつきすぎて燃えました...

サイケデリックロック。代表的バンドと言えばビートルズだろう。1966年にリリースされたリボルバーからサイケデリックロックの歴史が始まった。

レコードを逆回転させたり、一つの音源をずらして流すADT技術等、当時のレコーディング技術を覆す偉業を成し遂げた重要なアルバム。ビートルズが存在しなければ、ロックの歴史は終わっていただろうと言われた程だ。

ビートルズは日の明かりを存分に浴びた、メインストリームを走ったバンド。アイドル時代からサイケ時代まで活動をしてきても、陽のイメージがとても強い。

そんな中で1965年にカリフォルニア州で結成された、フロントマンジム・モリソン率いるThe Doorsは、僕のイメージでは完全に陰である。明るいのか暗いのか、陽気なのか陰気なのか、掴めそうで掴めない。その絶妙なバランスと、静けさの中にふつふつと湧き上がる怒りや狂気。代表曲のハートに火をつけてを聴くたびに僕は毎回鳥肌が立ってしまうのだ。レイ・マンザレクの陽気で怪しいキーボードのイントロと、ジム・モリソンの気だるそうなボーカル。リズミカルなリズムを聴かせるジョン・デンズモア、踊る様な漂うような不思議なギターを奏でるロビー・クリーガーの4人組演奏が絶妙な化学反応を起こして、とんでもない曲に出来上がっている。

ビートルズは飽くまでビートルズの中で演奏しているのならば、Doorsは自らの枠すらもぶち壊して、ロックの概念すら唾を吐いて、踏み潰しながら、堂々と演奏している。もはややりたい放題である。尖ったファッションでも、歪ませたギターでもない。ジャズであったり、アンビエントであったり、ロックであったりそのどれでもあり、どれでもない。そんなバンドは中々ない。まさに奇跡のバンドだと僕は思っている。

メンバー4人いるにも関わらず、世間の話題をかっさらったジム・モリソンという男の存在も、The Doorsを語る上で欠かせない存在だと言える。まさにアナーキー。そしてサイコ、クレイジー。セクシーなのに変人。そんじょそこらの変人ではない。度を超えすぎた変人なのです。

ジム・モリソンが目立ちに目立ちすぎて、ジムとほか3人と評されてしまう事もあるほど。ライトな音楽ファンの間では、もはやジムの奇行ばかりフォーカスされ過ぎた為、ジム・モリソン死後にリリースされたアルバムも、活動も散々だった様である。

ここまで有名なバンドとなって、数々のヒットを産み出したバンドでありながら、何処か陰鬱とした雰囲気があって、生活感等皆無で、何処でどう生活しているのかファンがイメージし辛い位とっつきにくい雰囲気がある。それていて、音楽は超一級品という、凄いけど凄さが見つけ辛いそんなバンドである。

とにかく僕はThe Doorsに惚れたのはジム・モリソンの書く歌詞です。彼らのデビューアルバムに収録される超問題作である「The end」は抽象的な表現が多く、非常に難解でありながら、後半部分で急に狂気じみて来ます。今現在でもこの曲の歌詞が問題視される程、危なっかしい切れ味の良いナイフの様に聴くものをスパスパと切り裂いていくようです。

死への憧れと、死後の世界への好奇心がそのまま曲の歌詞へと反映されたり、常人では思いつかない世界観等、あまりにも浮世離し過ぎた歌詞も、コアなファンには大ウケでした。お茶の間では気味悪がられる事が度々ありましたが、従来のロックの枠を飛び出した。まさに壁の向こう側へ飛び出し過ぎたんです。彼が産まれるのが早すぎたのでしょうね。

The Doorsに触れる前とあるプロレスラーの入場曲でブレイク・オン・スルーを聴いて実はこの曲だけを知っていました。ただこのバンドがあの伝説にバンドであるとは知らず、ただカッコいい曲だとしか思わなかった。ピンク・フロイドの「神秘」で、僕は本格的にサイケにのめり込んで、シドがいた頃のフロイドが好きで、第二期の狂気からのフロイドも死ぬほど聴いて、これ以上ない程の興奮を覚えたのが記憶に新しいです。

ですがThe Doorsを腰を据えて聴くようになって、サイケの真髄を知った気がします。これぞまさしくサイケデリックロック。音楽だけではない、歌詞から連想させる様々な背景。如何に音楽という物が、どれだけ深いものなのかと言うことを痛感しましたし、聴けば聴くほどその沼にハマって抜けられ無くなる。実際一度The Doorsにハマると、とことんハマり続けてしまう中毒性があります。まさにアシッド。LSDをシラフで体験できる様な…。聴くドラッグこそサイケであり

The Doorsなのだと僕は思います!

レイ・マンザレクの奏でる音が好きで、いや、好きすぎて頭がおかしくなりそうですw衝撃を受けすぎて、もう僕の脳は半分溶けかかっているでしょう。

ジム・モリソンが亡くなって大分経ちますが、今でもステージに立って、不機嫌そうな、ふてぶてしい表情で歌い上げる姿を想像してしまいます。僕は勿論リアルタイムで聴いたわけではないですが、The Doorsとの出会いは、間違いなく僕の人生を大きく変えたと言えるでしょう。

世界最高峰の音楽。サイケデリックロックの代表的バンド

The Doorsに紹介でした!!


今も既に聴きまくって半分トリップしている状態ですwマジで中毒性がヤバいですよ…。聴いたことがない人は是非、この機会に聴いてみては如何でしょうか?

それではまた🫰🫰🫰🫰🫰🫰🫰🫰🫰



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