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テクデス?ブルデス?Fleshgod Apocalypseの名盤をじっくり聴いてみた

Fleshgod Apocalypseの名盤とは?やはりAgonyなのだろうか?シンフォニックブルータルデスメタル界の今もっとも熱いバンドであるFleshgod Apocalypseなのだが、多くの人はThe Violationの凄まじさに完全にノックアウトしたことでしょう。

がこちらのアルバム「Mafia」は、フルアルバムではなく、EPとして2010年に発売されました!
次作Agonyに比べるとシンフォニック要素はかなり低く、どちらかと言えばブルデス色がかなり強いです。
とはいっても非常に聴きやすい部類に入るアルバムでして
ガチのブルデスは気分によっては体調が悪くなりそうな程にブルデスし過ぎてるので割とマイルドな方だと思う
(飽くまでブルデスの中ではなので、普通に音の壁なので悪しからず)
リードパートは取り敢えずメロディアスだし、泣きのメロディーに感じるコーラスのクリーンボイス。
しっかりと聞かせる部分を入れているので正真正銘ブルデスかと言われればどうなのかな?って思います!

しかしやはりツーバス、ブラストはまじで叩きまくりの手数王です。
タタタタタードッドッドッ、スタスタ、タタタタターと歯切れのよいスネアと変調するリズムのお陰で聞き飽きることがなく一曲すんなりと聴けてしまいます。

それよりも先ずAt the Gatesの名曲であるBlinded By Fearのカバーが収録されています!
こちらのカバーは兎に角カッコイイですね!
このバンドはカバー曲のチョイスが素晴しい!Agonyでは
CarcasのHeartworkのカバーだし、流石わかってるなこのバンドはってサムアップしてしまいましたー👍

まだ発展途上的な今作ですが
明らかに次作への付箋といいますか、シンフォニック、要素はチラホラ見え隠れしているんですよ。
でも意外にAgony以降の作品はこれでもかとシンフォニック要素を取り入れてるので、アルバムを通しで聴くと少し疲れます。それに加えてフランチェスコパオリの隙間のないブラストのせいで耳がいっぱいいっぱいになるのは否めない。よっぽど元気ハツラツ状態でなきゃぶっちゃけダレるw

それよりもファーストアルバムのOraclesの方が幾分マイルドに感じられるからねwまぁこの時代は完璧テクデス路線何だけど。
ただシンフォニック時代を知っている人だと少々物足りなさを感じるのがOracles。
そのちょうど中間辺りがMafiaなのかなって感じがしています。

僕は正直どの時代も好きです

OraclesからMafiaの時期もAgonyからKingまでの
そして新作のVelenoも。
変に一辺倒でずーっと押し通す理由ではなく、少しずつ変化を加えてくるのでどの時代も結局格好いいよねって感じる。


Thru Our Scars

Abyssal

Conspiracy of Silence

Blinded By Fear

Mafia


カバー曲を挟んで丁度5曲と頭から聴いても割とすんなり終わります!

一曲目はとにかく叩きまくりの弾きまくり、前作にはなかったクリーンパート。これぞブルデスと言わんばかりにまぁ音の壁デスね。ですが絶妙にドラムのリズムを変えて来るので楽しい!ずーっとスタタタタタタターしてないので、聞き飽きない配慮がそこにはあります。

二曲目はギターが前に出ている印象。イントロからメロディアスなギターが導入。そして急に挟む変拍子のスネアワーク。ボーカルにユニゾンする様なリズム等。それらを聴けばまぁ只者ではない感がプンプンします。そして曲も抜群に格好いいんです。謎のイタリア語の喋りは言葉がわからないのでイミフですww何となくピザを焼いているイタリア人をイメージしちゃいますw
全体的にカーカス感があります

三曲目はこりゃまたドラムが凄えのなww
ドラマーならば絶対に反応しちゃうんじゃないですかこれだけスコココ叩けたら楽しいんだろうなって思います!
多分アルバムイチ激しいと思われ。ベースもジャリジャリ前に出てきて、変にバランスも壊してなくてどの楽器もしっかりと聴こえてるのが凄くお気に入り。
ふわっとしたコーラスのギターとクリーンボイス、ブルデスに浮遊感を感じるなんて…。

四曲目はもはや言わずもがなです。
いいに決まってますからね〜。ATGの名曲🤟🤟
まぁ格好いいですわ!僕この曲めっちゃ好きなので、嬉しさのあまりヘドバンしてたらタンスの角に頭をぶつけて
試合後の大仁田厚になりました。

五曲目はタイトルトラックです。
タイトルトラックがまさかのインストとはいざ知らず。
まぁこれは完全に次作への付箋ですね。
超オーケストラですよ。クラシックピアノの旋律が美しい!
何だか優雅な気持ちにさえさせてくれます。
ああー落ち着くなって。今までブルデスの壁を聴いていたなんて微塵も思わせないですよ~🫰
しかしこうやって聴くとピアノの音って癒やされますね。
幼い頃、妹は早々にピアノ教室を諦めて家のピアノに埃をかぶせてましたが、今思うと僕が習ってれば良かったなぁと思います!そしたら今頃DTのダンスオブエターニティでもサラッと弾きこなせていたのになぁー。


全体的にクラシックの要素が入りながら
前作からの進化は大きく見られています。ただやはりOraclesから聴いてるとまさか完全にシンフォニック路線へと移行するとはこの二枚ではわかりませんでしたがね。

何だかんだ一周全てのアルバムを聞いてきて
ブルデス路線だった1枚目が一番刺さるなって思えてきました。Mafiaまでの音楽性が一番聴いているアルバムかもしれません。


とんでもねえバンド感は流石といったところ
まぁ取り敢えずかっこいいから考える前に聞いて下さいって感じです!ブルデス聴いたことがないけど聞きたいなと言う人には割とすんなりと入れるんじゃないかな。と思いました。僕もデヴァーメントやディスゴージなんか聴いた後はええ!?聴きやすいやんなんて言ってますからねw

感覚が完全にぶっ壊れてますわ。
メタルすら聴かない人からすればアタオカなキチガイにしか見えないでしょう。実際夏場のクソ暑い日に窓開けてデヴァーメントガンガン鳴らして海岸沿い走らせてたら、変態を見るような眼差しを向けられましたからねー。


変態上等!!

ブルデスファン舐めんなよ〜👆

それではまたァァァァブァァァァァァ。
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ

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