どうすれば沢山アイディアが湧きてくるのか?それは壊した固定概念の数に比例する。

僕は「これは常識的にありえない」という言葉が苦手である。何故ならば、そんな事は全く無いからだ。

そもそも常識的とかもっと言えば科学的にとか。それすらも超越してしまう物は世界にゴロゴロある。そしてその多くは、人々の固定概念を壊してきた。

空の色がただの青の単色だとは限らないし、リンゴの色が真っ赤だとは限らない。多くのアイディアを得るためには、その固定概念を壊す所から始め無ければならない。

僕は昔から、何処か浮世離れした物に惹かれる事が多かった。超現象やオカルトじみた話も、娯楽的な意味で良く調べては、自己流に解釈して楽しんでいた。

そして何か一つのお題を見て、その中からアイディアを出しなさいと言われたとしたら、僕は先ずそのお題自体をバラバラに解体してみて、そこから自由に繋ぎ合わせてみる方法をとる事が好き。一つの面だけから得られる情報なんて、たかがしれていて、意見が割れたとしても、大概は似たり寄ったりなアイディアが出てくるだろう。

でもその中にはワクワクする物も、あっとする物も無く。結局は良いなとは思うけれど、それ以上の感情が湧くことが無く終わってしまう。

僕は逆にそれが凄く勿体なく感じる。

だってその中には無数の可能性が眠っている筈なのに、ただ一つや二つの答えで終わってしまう。それじゃあ感性って育っていかないし、それ以上の興味を持つこと無く終わってしまうから。

僕は良く文章内で、魂だとかスピリチュアルだとか書いているけど、実際は言葉の綾ってやつで、上手く言葉を表現する方法であったりもする。

「こう言ったら面白いのではないか?」「こう言ったら人が理解しやすいのではないか?」という一つのキッカケであり、僕は勿論そういった話を信じているし、正しいとは思うんだけど、それ以上に僕を突き動かす物は、もっと深い物にあるんだよね。

で、最近僕が何にワクワクするのだろう。何が僕を突き動かしているのだろうと考えるとそれは「全てが楽しいに繋がる」。楽しいから文章を書く。楽しいから絵を描く。本を読む。調べる。行ってみる。聴いてみる。そのどれもが時に奇天烈で、ぶっ飛んだものであっても、僕はそれぞれのピースをかき集めて、無理やり繋げてみたりもする。

絶対に合わないピースを無理やり接着してみたりもする。そうしていると、ふと何かがぴーんと噛み合う時がある。それが気づきとなって「ああこれ凄く新しくて面白い!」とそこからガシャーンと固定概念がぶっ壊れて、ドサドサと上から道が落ちてくる。その瞬間から、脳が活性化して、どんどんどんどんアイディアが溢れて来る。

僕はその瞬間が何よりも楽しくて、嬉しい。何故ならばその考えに至るまで、多くのトライアンドエラーがあったからだ。色同士を調色し続けるといずれ真っ黒になる。だけどその黒はただの黒ではなくて、解体していけば、滅茶苦茶沢山の色が重なり合っている。

では、この世の中黒は一体何と何を掛け合わせて、今の黒が出来上がったのだろう?なんて仮説を考えて見ると、そこから沢山の可能性が産まれて来る。

削ったり、薄めたり、壊したりを繰り返しながら、答えが近づいては離れてを繰り返す課程で、多くの気づきを得て、可能性が産まれて来る。

それは時に生きづらさ感じる事もあるだろうし、嘲笑われる事もある。でもその数が多ければ多いほど、選択肢は広がるし、アイディアの数は増えていく。

だからこそ、今目の前に置かれた問題をじっくりと眺めて、それを徐ろに壊してみる。ぶっ壊して、中身を引きずり出して、そこから新たな可能性を見つけてみる。

そうすると、意外にその問題の多くは大したものでは無かったりもする。意外と簡単だったりもする。

だからこそ多くを触れて、多くをみて、多くを手放して欲しいと僕は思うんだ。

人間なんていくら多くを得たとしても、最終的に手元に残る物などたかが知れている。不要であるものならば、手放してみたほうが上手くいくことも多いだろう。でもそれは飽くまで、手にした時だけに言える事。持った事が無ければ、それが重いのか、軽いのか分からない。分からないから、偏った固定概念が産まれるのではないか?と僕は考える。

まぁこの文章も言ってしまえば固定概念の塊であったりもするんだけれど、でもいつかは、この考え自体を壊して、新たな答えを見つけよう里するかもしれないし、新たな可能性を導き出そうとするかもしれない。

そしてその亀裂から、新たな道が枝分かれしていくだけだから。今はそれはそれで問題はない。

要は固定概念という物の中を、取り敢えず水槽を覗くように見てみたらどうだろう?という自分なりの解釈と提案。そして中身をぶち撒けて見た時に、真実が見えるのではないか?もしくはただの無駄骨に終わるかもしれない。

だからこそ、離れて見たり、角度を変えて見たり、掬い上げて見たり、落としてみたり。それが沢山の独自のアイディアになるのならば、僕はその行動は無駄じゃないと言いたいです!

世の中って面白いですね!沢山触れて、沢山覗いて見ましょう!

あっと驚く発見があるかもしれないから…。

それではまた🫰🫰🫰🫰🫰🫰🫰🫰