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ベナン 合気道編

これまで行った国・・・24カ国+1カ国
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2024年度
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日本にはあまり馴染みがないアフリカの国ベナン共和国
2024年の最後の渡航先に選んだのは、西アフリカにあるこの国になりました。

来年にしようと思っていたのですが、今年がベナンにある合気道の道場の10周年にあたるとして記念事業をやるから、ぜひ、来てくださいという手紙が届いていて、その日本語訳が福岡の各道場に張り出されていたのを見つけたからでした。

観光編はこちら

国民性を知るには、実際交流をして自分の肌で感じることも大事なことです。合気道は、お互いを知るにうってつけ。

「合気道の目標は、各自が一元の営みの分身として働き、世界大家族の集いとなることだ」と言い続けた。(抜粋)

こういった合気道の精神性にシンパシーを感じているのは、日本で稽古する人よりも海外の道場の方が強いかもしれないと、去年から回っていて感じるところです。
かくいう、ベナンの道場主であるデイブさんとヘイブさんも、まさにそこに大きく価値を見出していると最後の晩餐で語っていました。

元ベナン大使館公邸料理人の方が開設された日本食レストランにての最終日の晩餐会

合気道講習会
今回は、10周年記念のイベントも含まれている記念すべき回となりました。

場所は、ホテルから比較的近いテコンドーの会場をレンタルされていました

現地の道場生が独学で習得している日本語を操るメリックさんに加え、JICAの若者Mさんが通訳を通訳をかってでてくれました。

初日の様子

祥平塾からの指導者として私たちと一緒に来られた藤岡先生の講習会がスタート。初日の参加者は、30名ほど。
ちょっと緊張して始まった講習会も二日目には、ワイワイ・ガヤガヤな雰囲気に、特に有段者の方々は、積極的に質問しています。

基本、みなさん力が強い
父親と一緒に学んでいる小学生の姿も
日本から一緒にきた女性は70歳で合気道をスタートされました
数人ですが女性の姿も
稽古スタートの準備体操の様子

積極的に質問をしてくる有段者が多いのは、そのメンバーが全員、現地の指導者(デイブさんの代わり)か、ベナン以外から来ているからと聞いて、真剣さが伝わりました。

外国人の方々は、足が長いので、座り技は苦手のはずですが、一生懸命正座をされていたし、審査では全員が座り技からスタートしていました。
私は、なるべく、なぜこのようなことをするのか、ここにどんな意味があるのかを日頃福岡の道場で学んでいることから解説することに努めました。

初日から3日目になると、確信したことがありました。ベナンの人たちは、素朴で人懐っこく、かつ、ちょっと恥ずかしがり屋さんが多いなと。

街中を歩いていると手を振ってくる。ニコッと。それは、子供だけじゃないんですね。稽古のスタート時の準備体操で、「1・2・3・4・・」と一人ずつ、声をかけて柔軟する行程があるのですが、その掛け声を積極的にする人がなんとも少ないんです。もちろん、日本語でも発声になるので、言いにくいということもあるのでしょうけど、3日目ともなると、確信しました。

彼らは、日本人の気質に似てるなあと

また、これはベナンに限った話ではないことですが、日常的に仕事以外に習い事をすることができる人は、教育水準も高く、仕事もしっかりしていらっしゃいます。銀行員、お医者さん、オフィシャルな仕事などなど。

3日目の審査も無事に終了し、私も弍段審査の受けを担当しました。

審査を終えてすっかりご機嫌のハイブさん(心臓外科医)
みな弍段審査組
審査前の緊張感が漂う様子

10周年記念イベント


記念のケーキ
現地のライブ音楽も
10周年の記念事業の旗

記念式典がライブ音楽で始まって、踊るのが当たり前のこの国ならではのスタートでした。

テコンドーの演武から始まり、空手、他の流派の合気道と続きました。

そして、急遽決まった合気道の演武、流れを事前に確認してのぶっつけ本番でした。
いやー、日頃の下半身の運動不足を痛感してしまいました。

楽しいメインの目的である合気道の講習会が無事終了しました。

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