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2年前にFIREで早期退職した 今ここ⑧ 教育資金も大きなファクター

2年前にFIREで早期退職しましたにっしーです。
丸2年になるタイミングでFIREもだいぶ市民権を得てきたので、振り返ってみることにしました。

そして、自宅をどうするかというお話を前回⑦に書きました。


よくあるライフプランパターンに再登場してもらいます。


子どもの教育費

家族を中心に考えた結果、マイホームを持つという日本人の”固定観念”に加えて、親の思いを込めた教育費がダブルで、働き盛りの頃に2大巨頭でやってきます。

生命保険への加入(一生涯保証)

子どもたちが5歳ぐらいの時(20年ぐらい前)、子どもたちが社会人になった時に、プレゼントで渡せるように生命保険に入ることにしました。
5歳ぐらいだと、一生涯保証で月額1,800円ぐらいですみました。同じレベルで40歳弱の私たちは、1万円ぐらいでしたから、随分とお得な来したものです。
教育の積立保険は、利用しませんでした。お金を増やすなら、不動産投資に回して増やした方が確実だったからです。

ただ、生命保険は予想外でした。
この20年で劇的に変化していて、今新しい保険に入り直しても、値段がほとんど変わらない上、今の医療制度に併せているので、元の生命保険契約を維持する方が無駄だということがわかりました。
昨年秋(2024年)に解約しました。

習い事

息子たちは二人とも、4歳から
日本空手協会に入り、月1,000円、小学校に入ってからは、自分でやりたいと言ったサッカーとスイミングに通うようになりました。
空手にサッカーにスイミング・・・・・・・。
もう、体力の化け物かと感心していました。
それでも、月に二人合わせて1万円ぐらいです。

塾なんて、全く話題にも出ませんでしたが、ある出来事をきっかけに、長男が6年生の時から突然、塾に行くことになります。
覚えてませんが、月3万円ぐらい?だったんでしょう。

医者になりたい?


突然、勘違いで始めた中学受験でしたが、長男が大病して、回復した時に

医者になりたい

と言い出すようになったのでした。
目指して必ずなれるものではないですし、塾に通い出したと言っても、全くもって、ついていけてない状況でしたから、まあ、やりたいなら頑張ってねーぐらいの話でした。

その後、中学受験に失敗し、近くの公立中学に行き、高校受験にも失敗し、私立のお受験クラスに入りました。ただ、目標を変えることなく、二浪の末に幾つかの医学部に合格したのでした。
選択肢は、3つありました。
防衛医科大学、産業医科大学、国際医療福祉大学です。
学費は、防衛医科大学は無料(給料がある)、産業医科大学、3,000万円(但し助成制度あり)、国際医療福祉大学1,950万円です。

防衛医科大学と産業医科大学で助成制度を利用した場合は、制限があります。9年間の最低奉仕活動が必要です。そうでなければ、年数に応じて授業料相当の返還が必要になるのでした。防衛医科大学を卒業後、任官拒否した場合は、5,000万円の返還が必要です。

彼(長男)が選択したのは、国際医療福祉大学医学部でした。医者の家系ではないから自由になる選択をしてほしかったのでした。

学費2540万円

長々となりましたが、学費だけで2,000万円の教育費が確定したのでした。

初年度の納付金は、入学金含めて450万円
私は、入社以来社内積立をしていましたが、なんとちょうど450万円ぐらいになっていたので、社内積立を解約して、入学資金にしました。
以後は、毎年300万円程度の支払いです。

長男の入学のタイミングで、次男も別府にある立命館アジア太平洋大学の経営学科に入学しました。
こちらの学費が年間135万円、4年間で540万円

併せて、2540万円となりました。

教育資金の一括贈与制度

教育資金贈与税の非課税措置のイメージ図

長男が3年生の時ですが、妻の親が、教育資金の一括贈与制度を利用して、授業料を払ってあげるということになりました。ありがたい申し出ででした。
ただし、これには、裏がありました。
息子たちが高校生の時に、妻の親が持っていた相続用のアパート2棟を法人化して買ったのですが、その現金が親に入ったのです。その現金を原資として、上記の相続税対策をおこなったのでした。

この制度、本当にガチガチな制度で、授業料以外ほとんど使えませんでした。
例えば、医学部4年生の時に実習が始まると、白衣のクリーニング代を大学から別途親に請求されますが、こういうコストには使えなかったんです。
実習だから教育の一環だろう!!と銀行側から何度も文科省に確認をしてもらいましたが、ダメの一点張り・・・・・・・・。

国際医療福祉大学医学部は英語で授業を行うのでも有名ですが、年に2回(?)英語力の検定テストがありますが、その費用にも使えませんでした。
そのくせ、使いきれなかったら、贈与の資金として税金が残りのお金にかかるという・・・・・・・・。

生活費は、二人とも月10万円ぐらいを送金していました。
また、自分たちの名義でクレジットカードを作ってもらい、自分の銀行口座に紐つけしてもらいました。
親の口座なんか登録していたら危険な場合があるだろうと思ったからです。

生活費は、不動産の収入から賄えていたため、家計にほとんど影響はない状況でした。

自宅に借金を背負わず、不動産投資に回して本当に良かったと思っています。

つづく

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