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幻獣戦争とはそもそもどんな物語か?
結論:実はSFではない
『幻獣戦争』の設定を語っていく前にそもそもの話を今回しておきます。
当作品はロボットが登場してごりごりに活躍しているのでSFに見えがちですが、違います。何故違うかというと当作品には魔法が存在します。
わかりづらい形で魔法と言う概念を盛り込んでいるので、SFと言い張るのはとても厳しいのです。ですので、正確に言うと『幻獣戦争』はファンタジーで、細かく定義するなら『ファンタジーロボット戦記』になります。
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以下は理由をつらつらと書いています↓
なぜSFにしなかったのか
SFとは、サイエンスフィクションかサイエンスファンタジーあるいはスペースファンタジーを指す場合に使われる定義だと私は理解しています。それを前提に作品の基礎設計をした時、科学的な見識があればあるほど物語の中で奇跡が起きないわけです。作品の終わり方が必ずバッドエンドになる。
私としては、物語を書く以上ハッピーエンド終わらせたい。バッドエンドを書くにしてもせめて救いのある終わり方にしたい。身も蓋もないバッドエンドなんぞ書きたくもない。そういう考えの人間です。
なので、どうやったら物語の中で奇跡を起こせるようになるかと考えた結果、魔法という概念を盛り込むことでした。
まとめると物語をハッピーエンドにしたかったのでファンタジーにしたという事です。
なぜ軍事系なのか
これといった明確な理由が実は無いんですよ。本当にないんです。構想を練っていた段階で何となく軍事戦記にでもするかぁ・・・そんなノリで練り込んだ結果今に至ります。ニッチなジャンルなのは理解しています・・・
勿論、GPMやGPOが面白くてプレイしていた層ですので、影響を受けていないと言われたら、否定はできないです。でも、中身はGP系ではないです。
なぜロボットなのか
正直、魔法が存在している時点で無用の長物で軍事的にも無用な存在です。じゃあ、どうしてか? それは私がガンダムが好きでロボットという浪漫の塊がたまらなく好きだからです。ですので、極めて個人的な我儘で存在させている。それが『戦略機』という存在です。
ネーミングセンスが如何にもな感じで戦術機と誤解されそうですが、良い略称が浮かばなかったので戦略機になりました。
なぜ架空現代なのか
これもシンプルな理由で、ゼロから考えるのが面倒だったからです。宇宙の誕生から惑星の成り立ちとか、世界の物理法則が~とか、政治体系が~とか、突き詰めて練り込んでいたら、練り込んでいる自分が馬鹿に見えてきてその結果、架空現代でいいやって思考を放棄したのが根本的な理由なんだと思います。
勿論、架空現代なので執筆当時は国の名前とか大陸の名前とか同じでした。しかし、これも運なのか縁なのか、友人にフリー編集者が居るのである程度編集と校正を終えた段階で読んでもらいました。
お気持ち程度の報酬を支払って読んでもらった結果、このままの状態で出すと炎上するよ。そう指摘されたので名前を変えそれとなくぼかすことにしました。察しの良い方は読んでいると何となくわかるかもしれません・・・架空戦記って事で勘弁してください
結び
設定を掲載していく前に前書きとして、当作品が生まれた理由を書かせて頂きました。温かい目で楽しんで頂ければ幸いです。
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