食べたものの話(11) ビビンバ

今日のお昼は、ほっともっとのビビンバ(温泉卵付き)、ご飯少なめ。

ビビンバが好きだ。ご飯の上にナムルやら肉やらがたくさん乗っていて、「野菜をたくさん摂っている=体にいい」と思える。実際、野菜というかナムルは味がしっかりついているので、体にいいのかはわからない。一時期、石焼ビビンバが流行ったけど、じゅうじゅうと音をたて、ご飯がどんどん焦げていく感じが急かされているようで好きになれなかった。普通のビビンバでいい。

ビビンバはよく混ぜる。若い頃に仕事で訪れていた印刷所のそばに、韓国の方が店主のカフェがあり、お昼にビビンバをよく食べた。よく混ぜて食べてくださいね。混ぜて、混ぜて、もっと混ぜたほうがいいよ、と何度も言われた。あまり混ぜると行儀が悪いかもと躊躇してはいけない。ご飯の下からしっかり混ぜ、数種類の具やトッピングの卵がご飯に均等にいきわたるようにする。もちろんご飯をつぶすのではなく、混ぜる(すし飯を作るみたいな感じですかね)。

ほっともっとのビビンバは季節限定?のメニューなのだが、具の量や種類、味付けが好きで、あれば頼んでしまう。もちろん温泉卵つき。ビビンバのタレがついてくるのだが、入れなくても元々の具の味だけで十分美味しい(タレがちょっと多めだと思うのだ)。山菜の残り、ウドの葉をさっと湯がいて刻んで塩を振ったものを残しておいたので、加えてみた。

混ぜて、混ぜて。トッピングの野菜の食感の違い、肉の味わい、卵のまろやかさ、ウドの葉の匂いとえぐみ。今日のビビンバも美味しかった。ごちそうさま。

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