ふたりの距離の概算
本作は古典部シリーズの第5弾の作品です。
ふたりの距離というのが誰と誰のことを示しているのかが注目ポイントだと思う。
古典部シリーズを読んでいると、何故か古畑任三郎を思い出すのは私だけだろうか。恐らく解けそうで解けない感覚が似ているのだと思う。
あらすじ
新入生の大日向友子が古典部に仮入部する。すぐに千反田達とも打ち解けるが、突然入部はしないと告げる。入部したくない原因は何だったのか。
その謎を奉太郎はマラソン大会で走りながら解決していく。
感想
結局、大日向は千反田が原因で退部することになる。しかし、奉太郎は千反田と大日向ですれ違いがあるのではと推理する。そして、えるの誤解を解くために奉太郎が謎を解いていく姿は「どこが省エネなんだ」とツッコミたくなる。