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大阪に来て!と言えないジレンマ

【ALB Link Vol.66 -2021.8.4 C大阪vs新潟(天皇杯3回戦)-】

アルビレックス新潟は天皇杯2回戦でツエーゲン金沢に勝利し、3回戦の対戦相手はセレッソ大阪になりました。開催されるスタジアムは改装されたヨドコウ桜スタジアム(旧キンチョウスタジアム)。中断前最後のリーグ戦がサンガスタジアムでの京都開催だったことに続き次の公式戦が大阪開催となり、連続して関西でアルビレックス新潟の試合を見られることになりました。

しかし大阪府には天皇杯のチケット発売地点でまん延防止等重点措置が発出されており、さらに8月2日は緊急事態宣言が発出された状況になっています。このため、アルビレックス新潟の公式サイトでは以下のようなリリースが出されました。

"当日はアルビレックス新潟応援席は設置がされますが、大阪府は現在、まん延防止等重点措置が発出されております(*ニュースリリース時点。現在は緊急事態宣言)。新潟県も「警報」が発令中であり、「緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置適用の都道府県との往来は慎重に判断」するよう、県民の皆様へのお願いが出ています。

多くのサポーターのご来場は、チームにとっても非常に心強い限りではありますが、サポーターの皆様におかれましても、現在の全国的な感染拡大状況を鑑み、県をまたぐような移動・来場・観戦は、出来る限りの自粛をお願いいたします。

また、ご来場をいただく場合は、感染予防対策をしっかりと講じ、主催者にて来場者が安全・安心に観戦いただけるために定めている観戦ルールは絶対に遵守するよう、お願いいたします。"


これまでも新型ウイルスに関連した観戦ルールについてクラブからリリースが出たことはありましたが、「県をまたぐような移動・来場・観戦は、出来る限りの自粛をお願いいたします」という今回のクラブからのメッセージ。この状況を考えると、今回試合が行われる大阪に住んでいる身としては「ぜひみんなで大阪に集まって新潟を応援しましょう!」とはやはり言いづらいです。貴重な関西での試合に少しでも多くのサポーターに集まってほしいと思っているので、非常に辛いです。


幸い無観客試合やビジター席なしという扱いは今回の天皇杯では適用されませんでした。セレッソ大阪のリーグ戦ホームゲーム及び天皇杯2回戦では観客数制限下や無観客試合で試合が行われたため、ビジター席が設置されたことはまだありません。そのため、アルビレックス新潟サポーターがJリーグのサポーターとして初めてビジターのゴール裏で応援するチームとしてスタジアムの歴史に名を刻むことになります。

それだけに平日開催で多くの人数が来ることが難しいのは承知ですが、その中で多くの方に来場を呼び掛けて改装されたスタジアムでの試合を体感してほしかった。1年半以上現在のような状況が続いていますが、改めて新型ウイルスが憎いです。


積極的に大阪に来て!と言えない今回の試合ですが、その中でも感染予防対策を十分にして来場してくださる新潟サポーターもいらっしゃると思います。このような状況下ではありますが、改めて観戦ルールを遵守し、新型ウイルスに感染しない・させない行動を意識して応援しましょう。

ホームで試合を見たかった新潟の方の分まで、関西に集まったサポーターが今回ヨドコウ桜スタジアムで一つになってアルビレックスのために応援します。この試合に勝って4回戦を私たちのホーム・デンカビッグスワンスタジアムで戦いましょう!


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