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ソーシャルな隠居が、いま出来ること
わたしは40代でセミリタイアしました。
そうしたら世間と隔絶されるどころか社会との関わりがより一層広がる《ソーシャルな隠居》という生き方に挑戦することになりました。
このnoteでは、その日々で思うことなどを、なんだかんだ4年以上も書き続けています。
今回は、ソーシャルな隠居が、いま出来ることを整理したいと思います。
ちなみに、わたしの普段の活動としては、住み開きの古民家「ギルドハウス十日町」、地方で起業家を生むコミュニティ「Startup Weekend Niigata」、アプリ「まちかどルート」の開発、ローカルSNS「十日町市のMastodon」「アナザーギルド」の運営など、多岐にわたります。
実のところ、それらは「まちかどギルド」と呼ばれるプロジェクトの一環でもあります。
イマイチわかりにくいでしょうが、要するにわたしの活動をひとくくりにすれば「まちかどギルド」という名前のMyプロジェクトなのです。
実は「まちかどギルド」は単一のアプリを指す名称でもあるのですが、個人的にはもっと広い意味でのプロジェクト名です。
なぜそんなまわりくどい表現かというと、「まちかどギルド」という単一のアプリを実現しようと行動してきたら、前述のギルドハウス十日町をはじめとする副産物たちが生まれた、という経緯があるからです。
ひとつのプロジェクトとしてひとくくりにできるわけですから、副産物たちはそれぞれ密接に関係しています。
たとえば...
Startup Weekend Niigataの恩恵によって、アプリのアイデアの実現だけでなくギルドハウス十日町などの新たな価値が生まれたりコミュニティの活性化につながっています。
また、ギルドハウス十日町を基点として、わたしのアプリやSNSが活用されているし、Startup Weekend Niigataの活動も行われています。
...などなど。
また、密接に関係しているからこそ、それぞれの副産物に関わるひとたちどうし一見するとバラバラのように見えますが、いずれも冒険心が旺盛なうえに興味・関心の方向性が似ています。
結果、出会いから共感と展開の生まれる度合い(わたしはシンクロ率と呼んでいます)が大きくなっています。
するとますます、いろんな社会活動が生まれ、関わることになります。
それが、ソーシャルな隠居という生き方が、世間と隔絶されるどころか社会との関わりがより一層広がるゆえんです。
わたしがこの「まちかどギルド」というプロジェクトで目指す未来はとても単純です。
それは
死ぬまで楽しく暮らす
ということ。
自分がこれから歳をとって
高齢者の仲間入りをしても
支えあいのなかで幸せに
楽しく暮らせる社会を作る。
まちの支えあいを増やして
世界をアップデートする。
つまりは
ソーシャルアップデート!!
と勝手に銘打っています。
などと言うと「社会のために・誰かのために良いことやってるってこと?」と思われがちでしょうが、わたしはただ自分本位で、自らの日常生活の解像度をどんどん上げることにこだわっていると言えるでしょう。
つまりは、とにかく自分の暮らしとその周辺だけでも豊かなものにしていきたい、そう願っています。
そうしてこのプロジェクトがじわじわと、刺激的で愉快な仲間たちが生きるそれぞれの小さな社会どうしをつなげていくことで、個人の可能性が高まり、結果的に少しでも楽しい世の中になれば、そう考えています。
ところで、ここでいう「日常生活の解像度を上げる」ですが、それをわたしの例で言うなら
ただの個人宅ではなくギルドハウス十日町とする
とか
Twitterなど普段使っているインターネットのツールを違う視点で(ローカルSNSとして)運営してみる
とか
日常のつながりを充実させるためにStartup Weekend Niigataから行動力と起業家精神のあふれる仲間をつくる
ということになります。
つまりは
ただ漫然と暮らすのではなく
その日常を見つめなおして
視点を変えて。
え、日常をいろいろ変えたら余計に面倒で忙しくなっちゃうのでは?
いえ、それがまったく。
実際かなり、のんびりまったりとしています。
なぜなら、いろんな物事を日常に落とし込んでいて、すべてが普段の暮らしの上にあるからです。
あなたこそ、外に向かって “非日常” を求めるあまり、肝心の日常がつまらなくなっていませんか?
日常生活の解像度を上げれば、それほどやることを増やさずとも、暮らしをもっと豊かで楽しいものにできる。
そんなふうにして作りあげていく、無理のない自然体の日々が、ほかのだれかの価値にもなっていく。
それがソーシャルな隠居の
いままでも
これからも
出来ること、です。
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