1990年代後半に活躍したガールズグループ「MISSION」について
MISSION(ミッション)とは、1998年にデビューした5人組の女性アイドルグループである。各メンバーの所属事務所はそれぞれ違っていたが、グループとしてはミューズエンターテイメント(後のぱれっと)に所属していた。
1998年6月、フジテレビのバラエティ番組「アイドルハイスクール 芸能女学館」に出演していた女子生徒の中から、avexの松浦勝人によって沖弥生、三浦絵理子、折田みゆき、佐藤千寿子、橋本真実の5人が選抜される。
グループ名である「MISSION」も松浦勝人が名付けたもので松浦は個人の歌やダンスは関係なく、直感でこの5人を選んだという。ユニットが結成されたこの放送からデビュー日まで約1ヶ月しか期間がなかったため、番組の放送終了後、メンバーたちはすぐレコーディング作業に取り掛かり、打ち合わせやレッスンなどの準備を開始した。
1998年7月23日、1stシングル「素肌の季節」でエイベックスよりデビュー。MISSIONのプロデュースはライジングプロダクションの社長である平 哲夫が務め、デビュー曲の振り付けは南 流石が担当した。ちなみに楽曲のサビ部分は、EveryLittle Thing(同じavexレーベル)の「出逢った頃のように」に似ている。
初期の頃は、橋本と沖のツインボーカルに他の3人がダンス・コーラスといった構成が多く見られたが、橋本脱退後は沖がメインボーカルを取るようになり、他の3人が踊り&歌唱というスタイルになった。
デビュー当時、メンバーたちは中高生の年齢であり、90年代のガールズグループの中でSPEEDの影響を受けたグループの1つである。4人組体制になった際にはMAXのようなグループを目指していた。計4枚のシングルを発売した一方でコンサートや単独ライブなども一度も行っておらず、アルバムリリースは1枚も無いまま2000年に解散した。