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メタルヒーローシリーズ幻の作品「シーファイター」について

シーファイターとは、メタルヒーローシリーズ第15作目の「ビーファイターカブト」の次回作およびメタルヒーローシリーズ第16作目として制作される予定だった幻の作品であり、主人公が変身するヒーローの名称。ビーファイターはビートルファイター = 昆虫たちの戦いというタイトルからも分かるように昆虫モチーフであったが、シーファイターでは哺乳類、甲殻類、深海魚、貝類などをモチーフとした3人組の海洋ヒーローとして放送される案が挙がっていた。

重甲ビーファイター / ビーファイターカブト

東映側は当初、ビーファイターシリーズは「昆虫大戦争」をコンセプトに3年はやりたい!というような目標を掲げており、重甲ビーファイター、ビーファイターカブト、シーファイターと3つの作品を制作する計画だったが、3年目は厳しいという玩具チームの判断から3年目のアイデアの一つとして存在していた昆虫大戦争のコンセプトをビーファイターカブトの後半に前倒しで導入することになり、シーファイターの企画も没となった。

ビーファイターカブトの次回作である「ビーロボ・カブタック」と「テツワン探偵ロボタック」

重甲ビーファイターが好評だったのに対し、ビーファイターカブトはあまり人気が得られず商業的にも苦戦した。そのため、後番組はスーパー戦隊シリーズとの差別化という目的でバトル路線は廃止された。ビーファイターカブトでは深海魚人デズルや石貝侍従ドードといった海洋生物モチーフのキャラクターが存在するが、ここにシーファイターの名残が見られる。そしてシーファイターの代わりに放送された次回作の「ビーロボ・カブタック」や「テツワン探偵ロボタック」ではガニラン、シャークラー、ゲロタン、カメロック、カバドス、ビーロボカブタック クリスマス大決戦!!に登場したシーガイアなど海洋生物をモチーフにしたキャラが登場している。

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