3人組ガールズヒップホップユニット『YA-KYIM』について
『YA-KYIM』は、2005年にデビューした女性ヒップホップユニット。グループ名はメンバー3人のALISA、MIKU、YURIEの名前をMIXして名付けられた。デビュー前から日本最大のHIP HOPの祭典「B-BOY PARK」のアーティスト・ライブに3年連続(2002年、2003年、2004年)出演し、注目を集めた。アメリカの3人組ガール・グループTLCやDestiny's Childなどの影響を受けたグループの1つ。
当初はパフォーマーグループPRECOCIのメンバーとして活動していた。PRECOCIは当時、大人気だった沖縄アクターズスクールのB.B. WAVESの影響を受けたとされる。同グループ解散後の2002年に公式にYA-KYIMとなり活動開始、クラブイベントでのライヴ活動に励んだ。
ダンススクールで出会い幼なじみ3人で結成されたYA-KYIMは、ボーカルのALISA、ラップのMIKU、コーラスのYURIEと3つの担当に分かれた構成を取っている。当初は、B-ガールによって大衆化されたストリートファッションを身にまとい、しばしば斜め被りの帽子やだぶついた大きな服でミュージックビデオに出演したが、4枚目のシングル「beauty × beauty」をリリースするころには、彼女たちは自身の成長に合わせてより成年女性的なスタイルへと大幅な変更を行なった。
当時、活動していた女性グループとは一線を画しており、歌やダンスが上手いのはもちろん、楽曲もクオリティーの高い作品が多かった。特に『"新"呼吸』・『さぁ行こう!』・『たぶんきっと』・『コイノヨロコビ』・『Clap 'n Clap』・『MUSUNDE』といった曲は今聴いてもすごく良い歌である。正直、SPEED、EARTH、Folder5、COLOR(Buzy)、BOYSTYLEといった同世代の女性アイドルグループよりも音楽性が高かったと思う。2012年、人生の方向性の違いを理由に2012年12月末をもって解散を発表。12月22日、渋谷Gladにてラストライブ「YA-YA-YA the final ~YA-KYIM LAST LIVE~」を開催し、12月31日に解散した。