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2000年代に活躍した女性アイドルグループ『KING』について。

KING』は、2003年にデビューした女性アイドルグループで当時の所属事務所はクィーンズアベニューアルファ。1990年代後半~2000年代前半にかけて4人組の女性アイドルグループ・SPEED(ライジングプロダクション所属)が大人気を得ていたため、彼女たちもSPEEDの影響で登場した4人組のガールズグループだった。キャッチコピーは「ヴォーカル&ダンスを中心とした・ちょっとやんちゃなBガールズ」。

デビュー曲「WE ARE THE KING!」のミュージックビデオ

メンバーたちは小学生の頃からダンスや歌に目覚め、中学生になるとDJに興味を持ち始め、日本のHIP HOP界の重鎮DJ YUTAKAに師事するようになったという。デビュー前に行われたストリートライブでは500人を動員。彼女たちのパフォーマンスは歌とダンスはもちろん、ラップあり、ヴォイス・パーカッションあり、DJありと、当時の他のアイドルと比べて異色だった。

デビュー当時のKINGのメンバー4人

代表曲「WE ARE THE KING!」は日米で活躍するDJ YUTAKA、Tresによるサウンド・プロデュースで彼女たちのキュートが魅力が全開の元気なナンバーとなっており、4人組・ヒップホップコンセプトのアイドルグループ・2002~2003年デビュー・音楽面といった点も含め、同時期に活動していたライジングプロダクション所属のボーイズグループであるLeadの路線に近い(女性版Lead)。2000年代に入ると沖縄アクターズスクール出身のアーティストやダンスグループの数が飽和状態となり、人気が低迷していた時期だったので当然のように彼女たちもブレイク出来なかった。2004年8月4日発売のアルバムを最後に活動を停止し、グループは解散した。

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