フルーツをモチーフとした韓国の女性アイドルグループ『PAPAYA』について
『PAPAYA』は、2000年にウィンサムメディアからデビューした韓国の女性アイドルグループ。Koyoteやオム・ジョンファと同じ事務所(一時的に所属していた)であり、グループ名は果物である「パパイヤ = パパヤ」が由来でグループ自体もフルーツをモチーフにしていた。日本の女性アイドルグループに影響を受けた韓国アイドルの1つである。
2000年8月、1集のタイトル曲「︎私の話を聞いて」︎でデビュー。新鮮さと親しみやすさ、メンバーそれぞれがオレンジ・イチゴ・ブルーベリー・レモンなどのフルーツのイメージを打ち出し、既存の女性アイドルグループとは異なる可愛さと若々しさで人気を集めた。そしてデビュー当時のパフォーマンスを見ると日本のアイドルに近い雰囲気が感じられる。
後続曲の「Smile Smile」︎も好評を得たが、この曲は恵比寿マスカッツが2011年に発表した5枚目のシングル「ロッポンポン☆ファンタジー」と曲調が似ている。ロッポンポン☆ファンタジーの作曲者である綾小路 翔がK-POPに関心があったことも影響している。綾小路 翔はDJ OZMAとしてKoyoteやDJ DOCの楽曲をカバーしていたこともある。
1集活動はそれなりに注目を集めたが、当時はS.E.SやFIN.K.Lなどが大ブレイクしていたので大衆的な人気は得られなかった。その後、メンバーが2人脱退して3人組体制となる。3人組になった2集活動ではS.E.Sをベンチマークした。2集からは「愛を作る」、「Violet」といった非常にクオリティーの高い楽曲を発表したが、所属事務所の事情、メンバー間の不和などにより、2001年に解散した。