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AKB48のお姉さん的女性アイドルグループ『SDN48』について

SDN48』は、2010年にデビューした女性アイドルグループ。秋元 康の完全プロデュースにより2009年にAKB48グループのひとつとして誕生した。 グループ名のSDNはAKB48が公演を行っている東京都千代田区秋葉原(外神田)のAKB48劇場で原則、毎週土曜日の夜に(SaturDay Night)公演を行うことに由来している。

同時期に活躍していた大人数の女性アイドルグループ

AKB48・SKE48・NMB48と同様に、総合プロデューサーの秋元康がすべての楽曲の作詞を手掛ける。AKB48と同じ「AKS」の運営で『AKB48のお姉さん的グループ』として発足した。同時期に活躍していた女性アイドルグループの恵比寿マスカッツやE-girlsとのライバルポジションを狙った。お姉さん的なイメージはE-girls、セクシーなお色気のイメージは恵比寿マスカッツに似ている。

現役当時のSDN48の選抜メンバーたち

メンバーの条件は年齢が20歳以上で上限はない。AKB48を含めた姉妹グループの中で唯一恋愛が認められて既婚者がおり、研究生のダンス講師、通訳などAKB48のサポートを務める者も見られる。公演開始時刻はAKB48より遅い20時30分が基本であったが、土曜日のほかに平日、土曜日の昼間帯、休日の昼間帯・夜間帯、に公演を実施することもあり、平日は19時00分開演である。SDN48の構想が発表された当初は22時00分開演を予定するも実際は全公演が20時30分開演で、終演時刻が22時を越えることと“大人向け”の公演内容がそれぞれ東京都青少年の健全な育成に関する条例に抵触する可能性から、観客はロビー観覧も含み18歳以上の社会人限定である。2009年12月から19時00分開演回は18歳以上の高校生が観覧可能となった。

イベントでパフォーマンスを披露するSDN48

AKB48のお姉さん的ポジションのセクシーコンセプトのグループということで楽曲にとても力を入れており、レベルの高い曲が多い。当時のK-POP人気を意識した『GAGAGA』・『愛、チュセヨ』・『MIN・MIN・MIN』。ユーロビートのようなメロディーで疾走感のある『孤独なランナー』、パラパラをイメージした『淡路島のタマネギ』、サンタ・エスメラルダの悲しき願いをサンプリングした『天国のドアは3回目のベルで開く』、元韓国のヒップホップグループDEUXのメンバーであるイ・ヒョンドが楽曲提供した西国原礼子のソロ曲『愛よ、動かないで』、歌謡曲調の『カムジャタン慕情』、演歌ジャンルの『口説きながら麻布十番』、行進曲「威風堂々」第1番をサンプリングしたバラード曲『愛されるために』、R&B調のダンス曲『誘惑のガーター』。他にも『じゃじゃ馬レディー』、『逃避行』、『Saturday night party』、『やりたがり屋さん』など今聴いても名曲揃いである。2012年3月31日にNHKホールで行われた『SDN48 コンサート「NEXT ENCORE」 in NHKホール』をもって、メンバー全員が「夢に向かって羽ばたいてほしい」との願いを込めて「卒業」。解散ではなく、あくまでも全員卒業したという表現が用いられていたが、2019年の公式リリースでは「解散」したとされている。

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