【一人っ子でも安心】親が60歳になったら、介護に備えて家族で準備すべきこと
こんにちは!合同会社EWAC広報担当のMAIです!親の介護って本当に不安ですよね…
私は一人っ子なので、何かあったら全部自分で背負わないといけないのかなって思うと正直怖いです。
そこで今日のコラムは介護編ということで、「親が60代になったら家族で準備しておくこと」をご紹介させていただきます。
60歳で介護の準備は全然早くない!?
とはいえ、さすがに60歳っていうのは若すぎるのではないかなっていう気もしますよね…?
そんなことないですよ?思ったより若いうちから介護が必要になることはそれほど珍しくないんです。
実際に介護サービスは40歳から利用することが可能で、65歳以上から70歳未満の要介護認定を受けている人の数はおよそ30万人もいます。
うちの親も今年63歳なので、本当にちゃんと準備しておいたほうがよさそうですね。でも実際に介護が必要になったらどうしたらいいんでしょう?
実際に介護が必要になったら、介護に追われるあまり目の前の問題を解決するので精一杯になってしまう方が多いです。
今日はいつ介護が必要になっても焦らないように、事前に準備しておいた方がいい所を説明しますね。
定番のエンディングノートでは十分でない
準備として定番なのは、やはりエンディングノートに情報を記入することでしょうね。
エンディングノートは、事前予約を受け付けている葬儀場が、葬儀プランを元気なうちに決められるように、ノートを準備したことが先駆けとなっています。
葬式のプラン以外にも
「病気の時に延命を希望するか?」
「家で最期を迎えたいか?」という、比較的介護期の最後の方に訪れる話題にフォーカスされているものが一般的です。
ドラマのように死の間際まで自分のことを自分で決められて、遺言を残して家族に見守られて最後を迎える…なんて想像される方も多いと思いますが。。
申し訳ないですが、幻想です。
おっしゃるとおりですね…うちの祖父もとてもしっかりした人でしたが、
亡くなる2,3年くらい前からなかなか思うように体も動かないし、自分の意思を上手に伝えることができなくなってしまいました。
今の医療技術は本当に素晴らしくて、たとえ意識がなくなっても生きながらえてしまいます。
病院で最期は嫌だと考えている人が厚労省のアンケートで7割を超えているのに対して、病院で亡くなっている人が8割近くになっています。
日常会話の中で、「延命はしたくない」なんてよく出る会話でしょうが、現実は8割近くが病院で亡くなっています。
病院では、できる限りの延命治療をしないのであれば入院し続けることは難しいのが現状です。治療を必要としない人が入院し続けるためには、緩和ケア病棟というガン等の痛みを緩和するために医療が必要な人たちの病棟でしか対応できません。
つまり、病院で最期を迎えている人の多くができる限りの延命を行っていることになります。
自宅で最期を迎えたいという希望があったはずなのに、延命治療を受ける段になってしまうと伝えられない…
葬儀のことやお墓のことといった、両親の最後の門出についてまとめておくことも大事ですが、入院中のことやもっというとその前の介護の段階の話を決めておくっていうのも、本人にとっても家族にとっても大切ということですね。
介護に備えて、家族で共有すべき3つのお金にまつわる事
一般的なエンディングノートでは、介護は始まった時にどうするか?ということは書いてないことが多いです。私からは、まずこれだけは確認してほしいお金のことをお伝えしますね!
①年金受給予定額と口座
いくら両親が元気とはいえ直接聞きがたい問題ですね…
とはいえ、介護は非常に長期間にわたり、お金もかかります。
今時は国民年金、厚生年金の他にも積み立てNISAや個人年金、iDeCoを利用している方も多いのではないでしょうか?
せっかくこのような制度を利用してもしもに備えていたのに、自分の介護費用を子どもに負担させることになるのは、親としても不本意でしょう。
ためらわずにしっかり親御さんに確認してみましょう。
また、介護される側としてもせっかく用意したお金を使ってもらえるように、しっかりWeNoteに登録しておきましょう!WeNoteでは年金受給口座を登録できますよ
②現金のありか
銀行の預金は本人の身分確認ができないと引き出せない事も多いので、いざという時にお金を確保する時間が意外とかかってしまうことも多いです。
最低20万円程度は銀行ではなく、金庫やタンスに入れておくことをおすすめします。もちろん防犯対策をするうえで、金庫の暗証番号等が必要になることもあると思うのでしっかり共有しておきましょうね。
③医療保険会社と担当者の連絡先
これはとても重要です。
親の介護が必要になったり、入院することになったりと次から次へと嫌なイベントが押し寄せてきます。その間の出費もふえていくので、金銭的な心配も後を絶ちません。
落ち着いた状態ならば「保険会社」という選択肢も頭に浮かぶと思うのですが、介護や看護に精一杯になると気づかない人も多いです。
病院や介護が必要になった時のケアマネージャーが教えてくれるお金のことは、公的な返金や控除に関してだけで、一般的な医療保険についてはあまり話をすることはないです。
また、入院等の保険請求は保険会社によって事項が異なったり、有効な病気が違ったりと千差万別です。加入している保険内容を見てもわからない事が多いので、契約した時の担当者の連絡先と一緒にしっかりWeNoteへ記録しておきしょう。
せっかくお金を払っていたのに、入院費用を請求しなかったという方は結構いらっしゃいますので、家族で確認しておきましょう。
とはいえお金のことは確認しづらい…
なるほど!まずはお金のことを確認しておくことが大事っていうことですね…ただなかなかお金の話はうちの家でもタブーというか、聞きづらいです。
でも聞いておかないと、介護生活が急に始まっていきなり躓く原因になりますよ。ぜひためらわずに元気なうちに聞いておいてください。
ただ、そんなことを言われてもやっぱり聞きづらいですよね?
次回のコラムで現役ケアマネージャーが、が教える最高のエンディングに必要な情報を引き出す方法を『親が60代になったら父母別々に始める介護の準備』と題してお送りします!
ケアマネージャーさんありがとうございました!
ちなみに、いきなりお金のことなんで聞き出せないよっていう方に私からもアドバイスです。
私が実際に行った方法としては、まずはもしも介護が必要になったら、自宅がいい?施設がいい?って親に確認してみました。WeNoteでは、介護生活の希望やかかる費用についてシミュレーションできる機能があります。
まずは親の介護の希望を聞き出してみて、どれくらいお金がかかるのか親子で認識合わせしてからの方が、そのあと話しやすいかもしれないですね。
今回担当いただいたケアマネージャーさんのご紹介
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