2021年 atama plusのプロダクトチームが穴があくほど読んだ本たち
atama plusには、学習することが大好きな人がたくさんいて、2021年も本をたくさん読みました。また、atama plusでは各所で読書会がよく開かれています。読書会は、”良い!”と思った1冊の本を複数人で精読し内容を相互に学び合うというものです。
このnoteでは、そんなatama plusのプロダクトチームが夢中で読んだ本たちを、メンバーのコメントと共に紹介します。
タイトルに読んだメンバーの職種を記載していますのでご参考まで。
Dev -> エンジニア
UX -> UX/UIデザイナー
SM -> スクラムマスター
PO -> プロダクトオーナー
QA -> QA
2021年 夢中で読んだ本たち
Measure What Matters 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR [全員]
今年からOKRを導入し始めたので、全員で使い方やメリットを理解するために読みました。難しさを感じつつも、組織や個人としてより大きな成果を目指せる可能性を感じ、ワクワクしました!新しくjoinするメンバーの課題図書にもなっています。
EMPOWERED 普通のチームが並外れた製品を生み出すプロダクトリーダーシップ[UX/Dev/QA/PO有志]
プロダクトディスカバリーのレベルを高めたいと思いチームで読み進めました。広範囲に渡った内容、かつ、一つひとつの章が丁寧に語られており、学びの深い一冊です。すぐに直接取り入れられそうなプラクティスは少ないですが、チームの目線を高める事ができました。
Agile Testing Condensed [全員]
Agile Testingという言葉を本を読んで初めて知ったのですが、「チームで品質に向き合う」という言葉は我々のチームのスタイルにぴったりはまり、すんなりと理解ができました。詳細は読書会を進行してくれたicchiのnote記事をご覧ください。
ソフトウェアテスト技法練習帳[QA/Dev/UX/SM有志]
Agile Testing Condensedを読み、プロダクトチーム内でテストの機運が高まった折に問題を解く形で朝活しました。
テスト技法を用いた問題を実際に解き、1問ごとにQAのメンバーに解説してもらえたことで、一段深く理解できたように思えます。
勉強会の様子は、下記のnoteをご覧ください。
A/Bテスト実践ガイド 真のデータドリブンへ至る信用できる実験とは [UX/Dev/PO有志]
「A/Bテストって、ただA群とB群に分けてテストするだけでしょ」と思っていたのですが、大間違いでした。生存者バイアスや倫理の話などA/Bテストを適切に行うことがいかに難しいか、奥が深いかを知ることができました。この本は、UXデザインの視点も大切に考えている本だと思います。統計的に難しい箇所はDevのメンバーが解説してくれたので、UXデザイナーでもポイントを理解することができました。
UXライティングの教科書 ユーザーの心をひきつけるマイクロコピーの書き方 [UX/Dev/QA有志]
コピーやボタンのラベリングなどの表現を統一する意識はあったのですが、この本にある様々な事例を読み、統一した表現にすることに加えてどういう印象をユーザーに与えるかを意識するようになりました。ボタン、エラー、ダイアログで使うマイクロコピーが、サービス全体の印象に関わってくるので、UXだけではなくブランディングの観点でも大切だと思いました。
コーチングの基本 [SM/Dev/UX/QA有志]
コーチングの機会が増えそうな有志メンバーで、コーチングについて体系的に学ぶためにこちらの本を読みました。読み終わった後に、外部でプロとしてコーチングをされっている方を招き、気になった点や疑問点を中心に座談会も行うことで、より多くの気づきや学びが得られました。
ユニコーン企業のひみつ ―Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方 [SM]
Spotifyの開発体制や文化について学ぶことで、これまでと異なる観点で開発組織に関する議論を行うことができました。
読書会の様子や学びを下記のnoteにまとめているので、気になった方は是非読んでいただけると嬉しいです。
プロダクトマネジメントのすべて[PO]
プロダクト開発に関する活動を網羅的に解説している本で、普段から辞書的に参照しています。
特に、本書の序盤で定義されている「プロダクトの4原則」については読書会などで認識合わせをし、「開発体制をどうスケールさせていくべきか?」という抽象的なテーマに取り組むときの"共通言語"として活用しています。
Effective Python [Dev有志]
(2人に感想を聞きました!)
・Pythonを業務で利用するのがatama plusに入社して初めてだったため、
有識者に知見を共有してもらいつつ(ときにはプロダクトのコードで実例を確かめながら)読み進めることができて学びが多かったです。
・Effective Pythonの読書会を通じて、体系的にPythonを学ぶことができました。読書会後には学びを活かしたコードを書くことができている気がします。
Site Reliability Engineer [SRE]
Googleで培われたシステム管理とサービス運用の方法論を通じて、SREとして意識すべき観点が体系的に学べる良書でした。
論文読み会
atama plusでは、読書会のみならず論文読み会も行っています。その様子はこちらから。
殿堂入りの本たち
atama plusで既に定番になっている書籍も少し紹介します。
プロダクトマネジメント ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける
INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント
LeanUX アジャイルなチームによるプロダクト開発
Design Systems―デジタルプロダクトのためのデザインシステム実践ガイド
大規模スクラム Large-Scale Scrum(LeSS)
スクラムガイド
https://scrumguides.org/docs/scrumguide/v2020/2020-Scrum-Guide-Japanese.pdf
チームで読書会をすることの効用として、共通認識が得られその後のコミュニケーションをスムーズにするということがあります。atama plusが大事にするSpeak upのカルチャーはこうした日常の学びの中からも紡いでっていると実感しています。
来年もさまざまな読書会が企画されると思うと楽しみです!
よく行っている読書会のやり方は、こちらで紹介しています。ぜひご覧ください。
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