Wemake Q&A!提案って、具体的にどんな内容をどのくらい書けば良い?
こんにちは!Wemake運営の大川です。
Wemakeでは定期的にユーザーインタビューをさせていただいておりますが、その際によく聞かれる質問への回答を本記事で分かりやすく説明します!(質問等の募集フォームをページの最後に設けています)
第1回目の本記事では、「コンセプト投稿の際に、どの程度のレベルまでコンセプトを作り上げればいいのか?」というご質問にお答えします!
これはよく聞かれる質問トップ3に入るほど頻出ということもあり、世の中に実在する商品を事例に、分かりやすくご説明します。また、記事中盤ではコンセプト投稿する際の参考に、Wemakeの投稿フォームについても詳しく解説します!
はじめに
題材とするのは、株式会社COMPさまが販売している完全栄養食「COMP」です。実際に、私も時間がないときに本商品を愛用しています。
COMPとは
「あなたの「夢中」を支える、完全バランス栄養食」
ヒトが生きるのに必要なすべての栄養素を理想的に補える「完全食」です。
時間のない朝は、水に溶かして飲むパウダータイプ。移動中や小腹が空いた時は、片手で食べれるグミタイプ。ドリンクタイプなら、常温保存が可能なので自宅や仕事場に常においておくことができます。食が細いときや食欲がないときも、COMPならしっかりと栄養をとることができます。
実際に考えてみた、サンプルコンセプト
あるプロジェクトに参加しようと考えたときに、完全栄養食「COMP」のようなコンセプトを思いついたとします。ではこれからWemakeの投稿フォームにあてはめて、実際にアイデアを投稿してみましょう。以下がコンセプトの構想段階での初期アイデアを実際に投稿してみたイメージです。各項目をどのくらい具体的に、かつ実際に存在する課題にもとづいて書いているかなど参考にしてみてください。
[ メイン画像 ]
タイトル
時間がない方でも、この1杯で1日に必要な栄養素が摂取できる完全食
課題や欲求
本コンセプトで解決したいターゲットの課題は、仕事が忙しい人(または朝食の時間が取れない人も含む)の食事における課題です。
私も本来はゆっくりと食事をしたいのですが、
課題1:どうしても仕事に没頭していたり、連続して打ち合わせがあるなどして、食事をする機会をついつい失ってしまいがち
課題2:また、取れたとしてもコンビニやファーストフードですませてしまいがちで、十分な栄養が取れずに不健康な食事となることが多い
という2点の課題があります。
ソリューションと提供価値
時間が取れない、十分な栄養が取れないという課題に対して、
厚生労働省が設定している「日本人の食事摂取基準」にある、三大栄養素(たんぱく質)・(脂質)・(炭水化物)や、ビタミン・ミネラル等を配合したドリンク飲料を提供します。
これによって、仕事で時間が取れない方や、朝食を取れないという方に対しても、短時間で1日に必要な栄養素を摂取することを可能にします。
なお、ポイントとしては、栄養補助食品であるサプリメントとは異なり、「他の食事なしで必要な栄養素を全て摂取できる」という点にあります。
Wemakeの提案フォームに基づいた解説
Wemakeにおける投稿フォームに各項目ごとに解説していきます!
1. 個人提案か法人提案か
Wemakeでは、提案をする際に「個人で提案」と「会社で提案」のどちらかを選択できます。
具体的な違いとしては、「会社で提案」を選択した場合には、 提案したいコンセプトと合わせて、コンセプトの実現に必要な知財・経営資源(サービス、設備、ノウハウ等を含む)を合わせて提案することが可能になります。
「会社で提案」を選択した場合には、投稿コンセプトの知的財産権の移転とは別に、コンセプトの実現に必要な知財・経営資源の実施・使用の条件について、主催企業と別途協議することができます。
よって、単にコンセプトを提案するだけであれば「個人で提案」を選択して、コンセプトの実現に必要な知財・経営資源をお持ちの場合には(個人の場合でも)「会社で提案」を選択してください。
2. コンセプトのタイトル
皆さんがタイトルと聞いてパッと思いつくのは、商品名だと思います。
しかしWemakeでタイトルの役割は、主催企業が審査する際に概要を把握するためのものです。なので、どういったコンセプトなのかをタイトルだけ見ても伝わること、を意識してタイトルをつけてみていください!
[悪い例]
「完全栄養食「COMP」」
[良い例]
「時間がない方でも、この1杯で1日に必要な栄養素が摂取できる完全食」
3. 課題や欲求
課題や欲求は、コンセプトの出発点となりますので、非常に重要になります。主催企業は「ほんとに実在する課題なのか(課題の根拠)」と「誰の、どんな困りごとを解決するアイデアで、それが社会にどれだけ大きなインパクトを与えるか(課題の重要性)」という点を重視してコンセプトを審査します。
★必須項目★
まず、課題や欲求の設定において必要な内容としては、
① どのような人をターゲットとしているのか?
② どのような課題や欲求をもっているのか?
についてサンプル文のように、なるべく具体的に分かりやすくお書きください。
③ そのように考える根拠はなにか?
設定したターゲットの課題や欲求の根拠となるデータや個人的な体験もお書きください。この3点が揃うことで、主催企業は提案されたコンセプトが「誰の、どんな困りごと」を解決しようとしているのか理解し、そして評価することが可能になります。
他人が読んだときに、意図どおりに内容を理解できるかどうか、知人/友人に客観的に判断してもらい確認するのもオススメです!
★+αで提案したい方へ★
さらにコンセプトを磨き上げたい方は、以下についても深堀してみてください!
④ 想定される課題や欲求について、解決するがなぜ重要なことなのか?
やはり企業としては、解決する重要性が高い課題や欲求にもとづくコンセプトを評価する可能性が高いです。
重要性とは、例えば「発生頻度が高い、課題を抱える人が多い、課題の深刻度が高い」のようなことが該当します。
⑤ 想定される課題や欲求について、なぜ未だに解決されていないのか?①~④を満たした状態まで達すると、次に主催企業が気にするのは「なぜ、それだけ重要な課題が解決されていないのか?」という点です。その原因が分かっている場合には、併せて記載してみてください。
4.ソリューションと提供価値
★必須項目★
ソリューションと提供価値の設定において、必要な内容としては、
① どのような方法で課題を解決するのか?
② 解決することでどのような価値がうまれるのか?
についてサンプル文を参考に、なるべく具体的に分かりやすくお書きください。ただし、ご自身で可能な範囲で具体化して頂ければ問題ありません!
★+αで提案したい方へ★
さらに、コンセプトを磨き上げたい方は、必須項目以外にも以下についても深堀してみてください!
③ 他に代替手段(価値や効果として近いもの)があるのか?
設定した課題を解決するような、競合となる商品/サービスがあるかについても、簡単で構いませんので、ぜひ調べてみてください。
④ 他の代替手段と比べてどんなメリットやデメリットがあるのか?
競合となる商品/サービスと比べて、何がメリットなのか?もしくは、デメリットなのか?を考えてみることで、よりコンセプトが具体的になります。
⑤ お金を払ってでも使ってもらえる理由があるのか?
最終的には、ビジネスとして成立させる必要があるので、この点に答えられると、評価において大きくプラスになります。
5.メイン画像
メイン画像については、提案したいコンセプトについて分かりやすく伝わるイメージ画像を準備してください。具体的には、ツールを使ったり手書き等で作成して頂くか、使用可能な画像などを添付していただければ問題ありません。また、pdfで資料をアップロードすることも可能です。
まとめ
だいぶ長くなってしまいましたが…少しでもご提案のお力になれる内容はありましたでしょうか?今回は提案のサンプルを示す形でしたが、普段他のユーザー様が投稿されている具体例は、以下の記事にて公開していますので、こちらも併せてご覧ください😊
今後もこうやって定期的に皆様からのご質問に答えていきたいと思いますので、ご質問がある方はぜひ下記フォームからご投稿ください!
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