肛門にデカブツを突っ込まれて死にかけた話(大腸内視鏡検査)
私は現在20代。
もともとお腹は弱いですが、親が潰瘍性大腸炎という大腸の難病をかかえていることから、大腸の不調があると不安になり、内視鏡検査をしてもらいます。
少し前に、人生3度目の大腸内視鏡検査を受けてきました。
3度目なので慣れたもの。かと思いきや、人生で初めて死ぬかと思いました。救急車を呼ぼうかと思うほどに…
大腸内視鏡検査といっても、病院によって「やり方(ルール)」「使用機器」などが違うようです。
検査前に確認しないと私のように死にかけるかも…
何に注意したら良いか。実際のストーリーを混じえて、このnoteでお伝えしたいと思います。
まずは無料部分だけでも是非お読みください。
1回目の大腸内視鏡検査
初めてのアナル開発(大腸内視鏡検査)は18歳。
数週間繰り返す便秘と下痢で、A病院を受診しました。
私「母の紹介で来ました。大腸内視鏡検査をお願いしたいです」
先生「おぉ!〇〇さんのお子さんね、大腸内視鏡検査は初めて?」
私「はい」
先生「じゃぁまず症状を、」
症状を説明すると、大腸内視鏡検査をすることになりました。
看護師さんから、前日の食事制限や、当日の下剤の服用の仕方などを詳しく説明してもらいます。
当日の下剤の服用については病院により異なり、「自宅で飲んでください」という病院もあれば「朝に来院して、こちらで飲んでください」という病院もあります。(A病院は自宅で服用)
検査日は1週間後。
少し緊張気味の私に母は声をかけてくれます。
母「当日は麻酔してくれて、ウトウトしてる中でやってくれるよ。痛みとか感じないし、気づいたら終わってるよ」
「麻酔をしてくれる」これも病院によります。
全国?世界?で麻酔による死亡例があるようで、麻酔は絶対にしませんという病院もあるようです。
まぁ、麻酔してくれるならラクか…
少し気持ちが落ち着いた私は、普段通りに大学に通い、検査日までの1週間を過ごしました。
1回目検査日当日
自宅で下剤を飲みます。
名前は「モビプレップ」
当時は比較的新しい薬で、従来の下剤に比べて飲みやすいと話題でした。(とは言っても不味い。酸っぱい?しょっぱい?味がします。)
2~3時間ほどかけて飲みます。
医者の指示通りの服用法で、便が透明になるまで飲みます。
便意はそれほど強烈ではなかったです。
「お腹気持ち悪いなぁ、トイレ座るかぁ」
くらいの感覚です。
ただ、同居してる人がいる場合はトイレをできるだけ空けるよう協力してもらいましょう。
長時間の我慢は、無理です。
最初は軟便、それが段々と水っぽくなっていき、最後には肛門からおしっこをしているような感じに(本当です)
大腸の洗浄が終わり、A病院に向かいます。
A病院まで徒歩10分くらい、30分前には着きました。
ここで悲劇が…
私「大腸内視鏡検査の予約をしていた〇〇です」
看護師「あれ?親御さんは…?」
私「え?親は仕事です。私一人で来ましたけど…」
看護師「未成年の人は、一人で麻酔を受けられないの。親御さんの付き添いがないと…」
ええぇぇぇwwww(←実際は笑っていない)
聞いてない聞いてない!
いや、私が看護師さんの話を聞いてなかっただけ!?
とにかく、ものすごく帰りたくなってる私でしたが、また後日に食事制限&下剤も御免だし、内視鏡検査に親に付き添われるというのも、なんかイヤです…
私「分かりました…麻酔なしで頑張ります…」
そもそも麻酔しないでやってる人もいるんだし、大丈夫だと言い聞かせました。
検査用のパンツと病院着に着替え、薄暗い検査室に入ります。
先生と看護師さんが1人ずつ。
2人とも、すごく不憫な顔で私を見ます…泣
そして検査は始まりました
まずは胃カメラです。(え?)
胃の調子も悪かったので、胃カメラも同日に予約していました(笑)
もちろん胃カメラも麻酔なし。しかも鼻ではなく喉から入れるほう。
ここまで露骨にアダルトグッズみたいなものではないですが、口に筒を加え、ヨダレ垂れ流し状態でカメラを突っ込まれます。
常に「おえっ…おえっ……」と言いながらやってもらいました。
そして大腸内視鏡検査。
まず、ローション&局所麻酔?のついた先生の指が肛門に入ります。
初めてのアナル開発。そこまで痛くない。気持ちよくもない。なんなら少し気持ち悪い。
その後カメラを入れます。
まずは奥までカメラを入れ、抜く時に大腸を観察しながら抜いていくそうです。
とにかく痛い…
「すごくお腹の調子が悪いときの腹痛」
内臓痛というのでしょうか…
お腹の中を棒が動き回ってるのが分かります。
下行結腸から横行結腸、横行結腸から上行結腸など、カーブしてるところが痛みを感じるみたいです。
小腸にはカメラは入れないので、盲腸(小腸の入口ギリギリ)まで行ったら終わりです。
抜くのはラク。だんだんお腹がスッキリしていくのが分かります。
検査時間は胃カメラと合わせて1時間もかからなかったかな。
短いようで長い検査でした。
これで人生初の大腸内視鏡検査は終わりです。
本当に災難でした…
検査結果は
胃カメラ「逆流性食道炎」
大腸内視鏡検査「異常なし」
「そっちが病気なんかーい」
大腸は病気ではないことが分かりホッとしたのか、検査後は便の調子はしばらく治まりました。
お腹が弱い事には変わりなかったですが…
1回目の大腸内視鏡検査
一番の苦痛は「カメラの挿入」でした
2回目の大腸内視鏡検査
前回の大腸内視鏡検査から2年後。
成人を迎えた20歳の私は、相変わらずお腹の弱い日々を送っていました。
また最近、お腹の調子が特に悪いなぁ
前回から2年経ってるし、
そろそろ大腸内視鏡検査受けておくかぁ
なんと言っても、もう麻酔出来ますから!
前回と同じA病院にかかり、また大腸内視鏡検査の予約をしました。
1週間後に検査、下剤はモビプレップ。
余裕です。
下剤は前回経験しましたし、今回は胃カメラがない、更には麻酔をしてもらえます。
2回目検査当日
朝自宅で下剤を服用(やっぱり不味い)、昼頃にA病院に向かいました。
検査用のパンツと病院着に着替え、注射のラインをとるために、針を刺されます。
以上です。
先生と看護師さん2人の待つ薄暗い検査室に入り、ベッドに横になります。
先生「麻酔するね〜」
⋮
⋮
気がづいたらベッドの上でした。
看護師「〇〇さん、目が覚めましたか〜?」
私「はい」
看護師「まだ麻酔が抜けきってないと思うので、もう少しそのまま寝ていてくださいね」
検査開始からの経過時間は30~40分ほどだった気がします。
全く覚えていません。気づいたらベッドの上でしたから。
数分後には動けるようになり、検査結果は後日ということなので、その日は帰りました。
後日、検査結果「異常なし」
すごくラクな大腸内視鏡検査でした。
2回目の大腸内視鏡検査
一番の苦痛は「下剤の服用」でした
3回目の大腸内視鏡検査
時は流れ4年後の春。
この4年で生活環境は大きく変わっていました。
大学を卒業し、会社に就職。
就職した際に他県へ引越し。
仕事中に便秘と下痢を繰り返し、お腹の不調に悩まされていました。
これでは仕事にならないので、もう一度大腸内視鏡検査をしてもらいます。
実家から離れてしまったので、A病院に行くことも出来ず、新しく近所で消化器内科を探します。
そして、レビューもそれほど悪くないB病院を見つけました。
このB病院が、私には合わず、
「カメラの挿入」「下剤の服用」を大きく超える苦痛を味わう事となったのです…
調べてから直ぐに受診しました。
内装も綺麗で、先生も穏やかな性格で、医者の威圧感は全くありません。
私「4年前と6年前に大腸内視鏡検査を受けたことがありますが、異常なしでした。最近またお腹の調子が悪いので見てもらえませんか。」
先生「そうですね、大腸の病気は遺伝することがありますから、この機会にまた検査しておきましょうか。」
そして、何よりも大切なことを先生に確認しました。
私「検査の時に麻酔はしていただけますか?」
先生「いいえ、うちは麻酔しません」
私「え…そうなんですか…」
6年前の地獄が頭をよぎります。
ショックを受けている私に先生は言います。
先生「うちの患者さんは皆麻酔なしでやっていますよ。検査受けてすぐ、車で帰っていきますよ。大腸内視鏡検査は麻酔なしでできるものなんです。」
知ってるけど…。でも、確かに…そうかぁ…。
6年前の18歳の私は、検査未経験のまま、上からも下からも麻酔なしで突っ込まれたワケで。
それに比べたら、「胃カメラなし&検査経験済」の今なら、前ほどの苦痛はないのでは。
私「分かりました。お願いします。」
検査は2週間後に決まりました。
B病院では、下剤は自宅ではなく病院で飲んでもらうルールで、看護師さんの監視下で服用します。
3回目検査当日
午前診が始まる前の朝8時半頃に病院にいきます。
徒歩で行ける距離ではないので、車です。
到着後すぐ、一度先生の問診を受け、そのまま奥の部屋に案内されました。
そこには水の入ったペットボトルと紙コップ、モビプレップが置いてありました。
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