noteを始めてみます。
ここ数年、ずっとどこかにものを書く場を持ちたいなと思っていまして。ブログだったりTwitterは持っていたものの、ブログは約10年間、趣味の鉄道についてのことしか書いてこなかったし、Twitterだと過去のつぶやきはどんどん見えなくなってしまうわけで。どこか日々の生活の中で考えたこと、感じたことをそのまま書いて、広く見てもらうことができる場所を求めていました。
あまり新しい物に興味を持つタイプの人間ではないので、このnoteも最近までその存在を知りませんでした。noteを知ったのは、僕の好きなアーティスト、いきものがかりの水野良樹さんがnoteをはじめたことがきっかけで。それからいろいろなところでnoteが目に入るようになって、ここで自分もものを書いてみようかな、と思ったわけです。
具体的にどんなことを書いていくかは、まあとりあえず書き始めてみて定めていくかな、というところで特に決めていることはありません。ブログと両立してやっていくつもりです。ブログは鉄道や旅行記を、写真メインで文を添える形でやっていますが、noteのほうは文章がメインで、鉄道に限らず(というより鉄道のことは少なめにして)日々の生活の中で考えたこと、感じたこと、旅のこと、言語学のこと、音楽のこと、いろいろと雑多に書いていこうと思います。
はじめたばっかりで、まだ誰をフォローしたらいいかもよく分からない状況で、当然誰に向かってでもなくこの文章を書いているわけですが、きっとこれから先も、誰に向けてとかではなく、自分の考えを整理する場、記録しておく場としてnoteを使っていくことになるんじゃないかな、と思っています。それを誰かが見てくれたら嬉しいな、というスタンスで。
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さて今、誰にとっても厳しい春を迎え、そのまま季節は夏に変わろうとしています。こんなことになるなんて、去年、いや今年の年始でさえ全く予想もつかなかった現実です。
毎日流れてくる悲惨なニュースに、いろんな人がそれぞれの正義を叫んでいます。2011年の東日本大震災のときもそうだったと思うけど、困難に立ち向かわなければならないとき、危機に直面したときに、それぞれがそれぞれの思いを強く強く発信する。それと同時に、自分が他者とは違うということを思い知らされて、もしかしたら人とわかりあうことは不可能なのではないか、なんてちょっとそんなことを思ったりもします。でもきっと、わかりあえなければ人と繋がることができない、ということではなくて。
わかりあうことは難しいけど
分かち合うことは僕にもできる
ただとなりにいるから
いつも君のそばにいるから
(いきものがかり/笑顔)
自分と違う他者の意見をわかりあうことはできなくても、他者の意見に耳を傾けることはできる。自分とは違う他者がいることを知ること。それこそが、分かち合うということなのではないかと思います。今の状況のなかで、何が正しいかは正直よく分からなくなっているけれど、分かち合って、他者とともに、この難局を越えて行ければいいのかな、とそう思うのです。
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のっけからちょっと大きなことを言ってしまった気がするけど、これからはもっと些細な日常のこと、くだらないことも、書いていくと思います。
これから、どうぞよろしくお願いします。
(2020.5.3)