【風の森しょうがっこう】4/28@小倉|福岡
風の森しょうがっこう
教育を巡る日本一周の旅。
初めて訪れたのは「風の森しょうがっこう」でした。
この旅で初めての場所。
前日の朝5時にメールで問い合わせ、
うるさい駅のホームで必死に電話をかけ、
前日に訪ねることが決まり、
ほぼ突撃になってしまいました。笑
モノレールの終点駅をおり、
山の見える住宅街の中を進み、坂を上ったところに
風の森しょうがっこうはありました。
見た瞬間に、なんて素敵な場所だろうと思いました。
手作りの屋根に、ブランコに、畑に。
集まってきた子どもたちは、キラキラと輝いていて、生きていることを喜んでいるようでした。
ドキドキの緊張感と、
実際に訪れることができる嬉しさを抱えて、
道に迷って遅刻しないようにと考えていたら、
20分も早く到着してしまいました。
どこに立って待っていようかとそわそわ。
送り迎えの親御さんやスタッフの方に挨拶をして、
代表の蒲原さんがバイクでブーンといらっしゃって。笑
半日という短い時間でしたが、教育理念や思い、目指しているものや子どもたちの様子など、色んなお話を聞かせてくださいました。
ホームページを読み込んで予習して、質問もたくさん考えてきたのに、「なにか質問ある?」と聞かれても、言葉に詰まってしまって、何も言えない自分にちょっと泣きそうになりました。実は。次に訪れた学校ではもっと頑張りたい。
子どもたちの遊びの様子を眺めながら、ちょっと話しかけてみたり、話しかけてくれたり、何となくそこに座って過ごしてみたり、蒲原さんとお話してみたり。
風の森しょうがっこうは森のようちえんの延長で開校された学校で、
理念やモットーが本当にとても素敵な学校です。
ぜひ、ホームページをご覧ください!
褒めない、叱らない、認める教育、という部分にすごく共感しました。
そして、大人たちも子どもと同じ立場で好きなことをして過ごしながら、子どもたちは自分でやりたいことを決めて一日を本気で生きていました。
スタッフの皆さんが明るくパワフルで、それもめちゃめちゃ素敵でした🥹
朝のミーティングを大切にしていて、そこでは
①出席確認
②聞いて欲しい気持ち、困っていること
③今日のプラン
を話します。
子どもたちが自分の気持ちに向き合い、
自分の1日を決めて、本当に堂々と輝いて過ごしていました。
スタッフの皆さんに質問してみました!
○子どもたちと関わる上で大切にしていることは?
・話をよく聞くこと、自分がまっすぐでいること
・気持ちを応援する、気持ちを大切にすること、自分が正直でいること
・先走らないように気をつけること、自分の力で変えられる存在では無いから、ただ認めること、
・子どもたちと温度をあわせる、チューニングを合わせること。
○課題やむずかしいことは?
・文化が出来上がるまでが少しむずかしい
○主体性とはなんだと思いますか?
・大人に支配されていないことを自分が理解している状態
○ここに通うようになって子どもたちの変化はありますか?
・競争の中で生きてきて、素直に面白いことを楽しめなかった子が、勝ち負けや上手い下手ではなく「みんなで楽しいことやろう」の世界に少しずつ引き込まれ、大きく変わっていった。
拙いわたしの質問に答えてくださって本当にありがとうございました😌
思ったこと感じたこと
競争のない世界の子どもたちは優しくてまっすぐで、心があたたかいなって思いました。
そして、やらされるのではなく「自分で選んでやる」ことに、自分の心が奮い立って、全力で「今」を楽しんでいる子どもたちの姿が眩しかったです。
何にも曲げられることなく、変化させられることなく、生まれてきたままの純粋さで生きている彼らが眩しかったです。
カリキュラムもない、勉強も一切ないという環境に、何も怯えず保険をかけず、堂々とやりきっているここのどっしり感にも圧倒されました。
今まで千葉のフリースクールなどを見てきた中で、どこのスクールにも「勉強どうしようか問題」はあるような気がします。
だけど、風の森しょうがっこうでは、学校に戻ることや社会に乗っかることを目標としておらず、社会に合わせて行くみたいな考えではなくて。
本当に命が輝く「今」を作り続けていました。
その勇気がすごいなって思いました。
ホームページにいろんな思いが乗っているのでぜひ見てみてください😌
おまけの雑談
わたしは千葉でプレーパークをやっているけど、
「プレーパーク」や「居場所」には興味がないんだと蒲原さんは話していました。
居場所って来るか来ないかわからないから、なんとなく無責任な感じがするし、友達と喧嘩しても必ず次の日にはまた顔を合わせて、っていう枠の中でこそ乗り越えていけるものがあると。
ひとりひとりの子どもたちに向き合う姿勢がかっこいいなって思いました。
そして、これからはもっと活動を広げていきたい気持ちはあるけど、
スタフが増えれば増えるほど、本質的な思いは薄くなっていくし、軸がぶれていくからこそ、今の形を続けていきたいとおっしゃっていました。
絶対に見失いたくないものを両腕の中にしっかりと離すことなく持っていることって難しいけど、ここの学校はそんな小学校でした。
そして、学校に行けなくなってしまった子が行くという逃げ場出来な場所ではなく、私たちはこれがいいと思って選んでいる!という積極的に、むしろそれらを上回っていくような強さとパワーがあって、
その気持ちはすごく子どもたちにも反映されていると感じました。
「自分は学校に行ってないから、、」なんて感じている様子の子どもは一人もいなかった。
おまけのひとこと
相手が答えの全てを知っているように思えた途端に、未熟な自分の考えなんて口にできなくなってしまったわたしは、本当に弱い人間なんだなぁと実感しました。
もっと成長したい。
これから訪ねたい場所リスト
(増えるたび更新制度)
勝手に言っているだけなので,
繋がりのある方などいらっしゃいましたら是非お願いします笑
・徳島県 「自然スクールトエック」
・山口県 熊毛 「こびとのおうちえん」
・山口県 向津具半島「かえる村」
→今日(5/2)訪ねてきた方がかえる村の方と知り合いだったー!すごい!
こうして繋がっていくことがとても多くて、とにかく驚いている。。
・児童養護施設
・福岡県飯塚市「みんなのおうち」フリースクール
・北海道『トモエ幼稚園』
・大阪『コクレオの森』
・いすみ 『ブラウンズフィールド』
・長野 『だいだらぼっち』
・軽井沢 風越学園
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