先日、初めてポッドキャストのゲストとしてお話をさせていただきました。
声をかけてくださったのは、自身もサポーターをさせていただいている企業向け対話サービスで働かれている方。
ポッドキャストの対話、最初はどうなるかと緊張さながらでしたが、始まってみるとホストの方の物腰柔らかさと質問力で楽しくお話ししていたらあっという間の収録でした。
その中で、「ハルカさんにとって本棚とはどういうものですか?」という問いをいただき、その時は「家にいながらいろんな思考や生き様に触れることのできる多様性に満ちた場所」というようなことをお話しさせていただきました。
ポッドキャストの後、改めて本っていいなあとホクホクした気持ちで読んだ一冊に、その続きになるような一節があったので、取り上げてみたいと思います。
まさにこの、複数存在する「私」これを、本を通じて日々増やしていっているような、それにより自身がより過ごしやすい配分になるような状態を目指しているような気がしました。
いい本に出会ったときに、本当に満腹、というくらい満たされる感覚がよくあるのですが、そのときに得た価値観、感情、力をそのまま取り込み、自身を形成する栄養になったような感覚。
それをまさに言い表した一節でした。
本棚を見ていて、心がとても落ち着くのは、多様な考え方があっていい、と思えるからだし、サブパーソナリティである分身を思い出す、受け入れることができるからなのかもしれないと思いました。
またもう一つ。
この考え方も何だかいいなあと。
他にも、7つの人形の恋物語
ポールギャリコの物語から、
エジプトのザールという悪霊払いの儀式からの学びがあり。
さらには、そういった学びを与えてくれる物語についての考察。
物語が語られることの多い、本、の大切さを再認識する素敵な一節でした。
田中さんは様々な国を訪れていて、旅先のストーリーも大変面白いです。
また書籍の装丁や温かみある文章でとても読み心地の良い一冊でした。
対話に興味のある方には大変オススメ。
是非お手に取ってみてください。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました!