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well f.m. 設立について~ファウンダーが語る新組織への想い ⑥ 

 国際労働機関(ILO)の有給休暇条約に関する1970年に採択した第132号条約で、有給休暇日数は1年勤務につき3労働週以上(5日制なら15日以上)とされ、連続で2労働週以上(同10日以上)取得することが定められた条約に、日本は産業界の反発などで批准していないという事実です。

https://www.nikkei4946.com/knowledgebank/selection/detail.aspx?value=1243

  子供のころ、「なんでフランス人は、夏に2週間もバケーションすんだっけ?」という漠然とした謎の答えがここにありました。国際労働機関の有給休暇条約に関する第132号条約に日本国が批准してないことにより、我が国の働く人は10日以上連続して休むことができない。という事実です。

ちなみに第132号条約には、イラクやケニヤ等の国々も批准しています! 



  つまり日本という国は、「休みにくい、休めない国」です。そんな体質の労働環境下でワーケーション推進が進むかと問われると、日本の7割を占める中小零細企業が社員をワーケーションにシフトさせるのは現実不可能だと感じます。

我が国におけるワーケーションは、企業従業員で出来るのは、一部上場企業群の更にその一部であり、国家施策によりワーケーションに関するハードインフラ整備は進んだとしても、中小零細企業の社員にとっては「別世界の話」と捕らわれていると言えるでしょう。

上記の事実から、ワ―ケーションの日本国内での壁を認知した上で、「休んで、働く」「働きながら、休む」を検証することになりました。

秩父多摩甲斐国立公園内 増富の湯 ワーケーション事例


◎well f.m. 創業者 雨降 地固男 
(善井 靖/事業企画プロデューサー・内閣府 地域活性化伝道師)



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