効果が長続きしない治療のメカニズム
毎週火曜日は、症例とその改善のヒントを公開しています。
これがイメージできる人は、治りやすい人
イメージしてください。
あなたは今、期限間近の作業をしています。
このままだと期限を守るのが厳しいため、睡眠時間をけずっていて、体力的にも厳しくなってきました。
そこへ、同じ作業ができる友人(同僚・家族)が来て、
「大変そうだね。ちょっと休んできたら?」
と言ってくれました。
あなたは
「ありがとう。少しだけ眠らしてもらうわ」
と言い、3時間仮眠を取りました。
起きて作業場に戻ると、その場から離れたときのままの光景がそこにはありました。
声をかけてくれた友人は、「休んでいい」と言っただけで、「手伝う」とは一言も言っていなかったんです。
あなたは、3時間ロスした分を取り戻すために、以前以上に辛い思いをすることになりました。
効果が長続きしない治療
効果が長続きしない治療は、⇧の例で言うところの、友人的な感じなんです。
つまり、
「どこが辛いんですか?ココですか?あぁ~コリがすごいですね。どうです?これぐらいの強さでいいですか?」
という、疲労したところだけを癒やす手法です。
疲労が癒えたところで、その原因は放置したままなので、施術が終わり、立ち上がった瞬間から体がまた疲労し始めてしまうんです。
・家に帰ったらまた辛くなる
・翌日には辛さが戻っている
などという話はよく聞きます。
こんな方は、原因を取る治療を受けていないと思ってください。
効果が長続きする治療を受けるためには
治療院は、原因にアプローチする【治療系】と、癒やしを目的にした【癒やし系】に分かれます。
動画で見分け方を紹介しましたので、気になる方は参考にしてみてください。
まとめ
今回の症例は、セルフケアでもよくある話です。
・肩が辛いから、肩をもんでいる
・背中が辛いから、背中を押してもらっている
・腰が辛いから、ストレッチをしている
結局これでは治らないことを、多くの方は経験から知っていると思います。
「素人だから効かなくて、プロだと効く」と勘違いしている方もいますが、
残念ながら
『そもそもアプローチの方法、そのものが間違っている』と気づくまでは、治ることはありません。
今の症状を早く終わらせたい方は、『効果が長続きする治療』を受けるようにしてください。
目安として、毎日マッサージを受けていた人であれば、2ヶ月程度でマッサージは受けたいと思わなくなると思ってください。
みなさんが、良い治療院に出会うことを願っています。
ではまた
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?