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日常に必要なお金の知識㉟生命保険を理解する(9)


契約の見直し

生活や家族構成の変化により、保険契約の見直しをすることはあると思いますが、今回はこんな時に役立つ情報をシェアします。

契約転換制度

契約転換制度とは、現在加入している保険の積立部分や配当金などを下取り価格として、新しい保険契約の一部にてることで保険料負担を軽減できる方法です。

保険市場HPより抜粋

この制度を利用すると、主契約と特約の組合わせや、保障額や保険料、払込方法、保険期間、配当方法などを変更することができます。

また、これらを見直すことで、加入中の保険が今後の暮らしにあっているかを確認することができます。

ただし、転換後は新しい内容の保険となり、元の契約は消滅するので、あとから納得がいかないといって戻すことはできません。

<契約転換制度の注意点>
・同じ生命保険会社でなければ利用できない
・保険料は転換時の年齢や保険料率で計算される
・転換時の予定利率が元の契約の予定利率よりも下がる場合は、保険料が引上げとなる
・告知(または医師による診査)が必要
・貯蓄性の高い生命保険から保障性の高い生命保険へ転換する場合、保障内容が充実しても積立部分は減ることがある
・転換できない保険種類や転換制度を取り扱わない生命保険会社もある


契約転換制度は加入中の保険を下取ってもらうことで、より自分の生活に適したものへと変換できる便利な制度です。

活用しすぎると、結果損することにもなりかねませんが、子どもが巣立つタイミングや、定年を迎えるタイミングで検討してみてはいかがでしょうか。


毎週土曜日は「日常生活で必要なお金」について、FP3級の知識を共有するシリーズになります。

たかが3級と思われるかもしれませんが、知っていると知らないでは大きな違いがあるもんです。

これからの人生で「お金の知識」は必ず役立つものです。

ぜひ一緒に金融リテラシーを高めて、人生をより良いものに変えていきましょう。

それではまた来週

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