日常に必要なお金の知識㉙生命保険を理解する(3)
配当金の仕組み
予定基礎率は万が一に備えて多めに徴収していて、実際の費用との間にギャップがあり、その差益を剰余金といいます。
余剰金は配当金として、契約者に支払われます。
死差益
予定していた死亡者数よりも、少なかった場合に発生する益。
利差益
予定していたより資産運用での収益が、多かった場合に発生する益。
費差益
予定事業費率で見込まれた経費>実際の経費
予定していたよりも経費が、少なかった場合に発生する益。
配当金がある保険/ない保険
配当金がある保険(有配当保険)のほうが、ない保険(無配当保険)よりも保険料は高くなります。
一般的には、契約の概要部分や契約条件の詳細に、保険の種類(有配当、無配当)が明示されていますので、契約時に確認するようにしてください。
有配当保険
死差益、利差益、費差益の3つから配当金が支払われる保険です。
準有配当保険
利差益からのみ配当金が支払われる保険です。
無配当保険
配当金の支払いがない保険です。
私がメインで加入している府民共済は表向き「無配当保険」ですが、毎年3月の決算で剰余金が生じた場合に割戻金として払い戻しが行われます。
おおよそ2ヶ月分くらいが戻るので、安くて手厚い保険を探されている方にはオススメの保険だと思います。
毎週土曜日は「日常生活で必要なお金」について、FP3級の知識を共有するシリーズになります。
たかが3級と思われるかもしれませんが、知っていると知らないでは大きな違いがあるもんです。
これからの人生で「お金の知識」は必ず役立つものです。
ぜひ一緒に金融リテラシーを高めて、人生をより良いものに変えていきましょう。
それではまた