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「かかとがすり減る」人はここを確認して

毎週火曜日は、症例とその改善のヒントを公開しています。

かかとがすり減る原因

靴のソールは、履いていると減って当たり前ですが、それを悩みとして抱えるほどの減り方をしている方は少なくありません。

<タイプ>
・片方だけ減る
・外側だけ減る
・特定の靴だけ減る など

ソールの減り方には様々なタイプがありますが、原因はある程度限られています⇩。

<原因>
・靴が大きい/フィットしていない
・モモが上がっていない
・後重心で歩いている
・姿勢の歪み
・ケガ/疾患の影響

今回は、これらの原因に対する対処法をシェアしていきます。

靴が大きい/フィットしていない

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歩くたびにかかとが浮いてしまうと、せっかくモモを上げて歩いても、ソールは地面を擦ってしまうことになります。

このタイプでお困りの方は、「かかとを踏まない」のはもちろん、「大きすぎる靴」や、「指先だけで引っかかっているような靴」は避けるようにしてください。

また、ヒモ靴を履いているにも関わらず、「毎回結び直さない方」も足と靴がフィットしないので、擦る原因となります。

手間かもしれませんが、たったそれだけで悩みが解決する可能性がありますので、チャレンジしてみてください。

モモが上がっていない

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モモが上がらない理由には、いくつかあります。

・筋力不足
・股関節屈曲筋が不具合を起こしている
・体が丸まっている/前傾姿勢

筋力不足の場合は、ご自身のペースでいいので、意識的に毎日スクワットを行うようにしてください。

筋肉の不具合が原因の場合は、腰部の改善が必要ことも多いので、セルフのマッサージやストレッチでは改善されないと思ってください。体の丸まりや姿勢同様、最寄りの信頼できるカイロプラクティック院でご相談ください。

後重心で歩いている

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後重心で歩いている方には⇩のような方がいます。

①胸の前を意識して広げている人
②姿勢を意識して正している人
③うつ伏せで、スマホや本を見る人
④背中のマッサージ/猫背矯正をよく受ける方
⑤重いものをよく持つ方
⑥デスクワーカー
⑦子供を抱っこする/妊婦
⑧体幹が弱い方

①~④の方は、背骨が真っ直ぐになりすぎることが原因で、重心が後ろになるタイプです。

こんな方は、①~④をやめることで改善します。良いと思ってやっていることが逆効果になっているケースです。

⑤~⑦は、日常的に重いものを前に抱えているため、重心を後ろにしてバランスを取ろうとしているタイプです。

実はこのタイプの改善方法はありません。というのも、仕事や育児は生活する上で必要不可欠な行動なので、止めるわけにはいかないからなんです。定期的なメンテナンスを受けることで軽減するので、最寄りの信頼できるカイロプラクティック院でご相談ください。

は、体幹を安定させることができず、骨盤が前に流れてしまい、反り腰のような形で重心が後ろに来るタイプです。

体幹のトレーニングには色々ありますが、このタイプの方に効果があるのは、赤ちゃんのするハイハイです。雑巾を持ちながら行うと部屋もきれいになるので一石二鳥です。

姿勢の歪み

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特に左右でソールの減りが違う方が多いのが、このタイプの方です。

自分の思う真っ直ぐが、他人から見て真っ直ぐになっていないません。セルフでなんとかしようとしても状態が複雑化するだけなので、逆に時間がかかってしまいます。最寄りの信頼できるカイロプラクティック院でご相談ください。

左右バランスの整い方には個人差がありますが、差はかなり縮めることができると思います。

ただ思春期に左右が偏ったスポーツをしていた方ほど、左右差は埋まりにくいと思ってください。

ケガ/疾患の影響

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このタイプの方は、物理的に左右差や前後差ができています。

ケガや疾患が治るものについては、カイロプラクティックでソールの減りが改善しますが、後遺症が残るものについては、その程度によって異なります。

場合によっては、整形外科での相談も必要になるケースです。

共通して注意してほしいこと

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もし、ご自宅の床が斜めに傾いていたら、はじめは歩きにくいし違和感があるけど、徐々に慣れると思います。

それと同様のことが、すり減った靴を履き続けることで起きています。

つまり、すり減った靴を履き続けることは、傾きを平坦に感じさせるための刷り込みを脳にしているのと同じなんです。

他の部分がきれいでも、もったいないと思っても、その靴はできるだけ早く交換してください。

シューリペアでもOKです。

ソールがすり減らない、正しい歩き方をマスターするためにも、このことは強くおすすめします。

今回は少し長くなりましたが、お困りの方の症状が少しでも改善するお手伝いになっていれば幸いです。

ではまた

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