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治療家の心得2【必殺技のタイミング】
火曜日は、本業のカイロプラクティックに関する情報をシェアします。
これから始めたいと思われている方や、同業者の中で治療に役立つ情報を探されている方の助けになれば幸いです。
「アジャストメント」の最適なタイミング
カイロプラクティックとは、症状を最短で改善させるための考え方であって、その治療法には多くのものが存在します。
(興味がある方は、心得1で紹介した書籍をチェックしてみてください⇩)
そして、それぞれの流派には「アジャストメント」と呼ばれるテクニックがあり、通常技と必殺技が存在し、出すタイミングがあります。
通常技?必殺技?
タイミングってなに?
と思いますよね。
ウルトラマンは、なぜ最初から必殺技を出さないのか?
みなさんご存知の、ウルトラマンで想像していただくと分かりやすいかと思います。
彼らは敵に対し、まずは通常技で攻撃した後、必殺技でとどめを刺します。
でも、こんなことを思ったことはないですか?
「最初から、必殺技を出せば一撃なんじゃないの?」
これには、できないというよりは、しない方が良い理由があります。
それは、「もし必殺技が効かなかった時、次の手段がなくなる」ことです。
じつは今回の考え方は、カイロプラクティックだけに限らず、医師も治療で用いています。
できるだけ体の負担が少ないものから行い、効かなければさらに強い刺激へとステップアップします。
例えば、病気に対して弱い薬からはじまり、効きが悪ければ徐々に量が増えたり、強い薬になり、オペ、放射線治療へと発展していきます。
最初から必殺技を使うなんてことはしません。
必殺技は最終手段
カイロプラクティックのアジャストメントも同じで、通常技と必殺技が存在します。
そして必殺技を出すタイミングは、「この一撃で症状を消す」という最終手段です。
YouTubeでバキバキするアジャストメントを公開している先生がいますが、僕からすると「それ必殺技ですよね」というものも多数混じっています。
そんな先生の特徴は、必殺技を連発することです。
来店のたびに、バキバキしています。
いやいや、分かりますよ。
最後に出すはずの必殺技を出して、効かないから連発するしかないんですよね。
でもね、強いアジャストほど患者さんの体のダメージも大きいんです。それを連発したら、その人ますます治らなくなりますよ。
僕は一人の患者さんに対し、必殺技を使うのは1年に1回以下です。
症状の改善に、タイミングはとても大切なので参考にしていただければ幸いです。
それではまた