駆け出しセラピストに送る言葉㉚ 「かんたんに全体像を把握する方法」
日曜日は、【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。
前回、治療(施術)では「全体像の観察」が大切だという話をしましたが、今回はその続編として、
「かんたんに全体像を把握する方法」をお伝えします。
患者さんのマネをする
全体像を把握するのが苦手な人が、今すぐその能力を上達させる方法は「マネ」です。
目の前にいる患者さんのマネをすることで、
・だからココが痛いのか!
・あれ?ココも問題なんじゃない?
・こうすれば楽になるのでは?
など、現状と改善の両方が一度に分かります。
ポイントは、「全身マネすること」です。
体は、頭から足のつま先までで1つの体ですので、部分的なマネでは、全体像の把握にはつながりません。
最後に
僕は、今回の方法をじつは今も使うことがあります。
難治の方や、自分が経験したことのない症状の方、原因が見つけられない方の時などです。
もちろん患者さんへの説明の時も使えます。
「分かりやすく大げさにしますが、あなたの姿勢はこんな状態です」と姿勢をマネしてあげると、言葉で説明するよりも伝わることがあります。
とてもシンプルで初歩的かもしれませんが、実用的なので、ぜひ臨床で使ってみてください。
ではまた