見出し画像

駆け出しセラピストに送る言葉④

日曜日は、【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。

今回は、『通院ペース』についてです。

自然治癒力を引き出すということは…

前回、「自然治癒力」の話をしました⇩。

自然治癒力とは、「体が本来持っている、傷や不調を治す力」のことで

・免疫力
・抵抗力
・生命力

という言葉で表現されることもあります。

もし先生が⇧これらの言葉を施術中、患者さんに対して使うのであれば、同時に実行しなくてはいけないことがあります。

それは、「体に治る時間を与える」ことです。

体にとっては「治る時間」が必要

画像1

<治療系以外の先生>
治療間隔を詰めることで、改善を目指します

<治療系の先生>
治療間隔をあけることで、改善を目指します

症状は、施術後すぐに効果が出るものと、回復までに時間が必要なものがあります。共通して言えることは、「どんなに良い治療でも、安静にする時間が必要」ということです。

でももし、その時間を作らず、1週間に2回も3回も施術を受けたらどうでしょう?

せっかく治りかけていた傷が広がるのは、誰が想像しても分かることです。

「患者さんが治ると、来店回数が減るので困る」

と、これを意図的にやっている先生方もいますが、治療系を目指す先生は、どうか体に治る時間を与えるようにしてみてください。

まとめ

「体には自然治癒力がある」というのなら、患者さんの体でそれが働く環境が整った時点でセラピストは不要になるはずです。

それにも関わらず、いつまでも患者さんの通院期間を引っ張ったり、必要以上に通院させるのは、治療系の観点からは悪でしかありません。

もし先生が本当に患者さんを、「症状から卒業させたい」という気持ちがあるのであれば、体には回復するための時間が必要だということを覚えておいてください。

ではまた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?