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「きくらげへの想い」

50年ほど前1,000万人いたといわれる農家は、現在116万人にまで激減しました。年齢構成も70歳以上の高齢者が多く、離農の流れにも歯止めがかかりません。

渡邉社長は自らも畑を持っており、かねてから現代の農業について強い危機感を感じていました。

日本の農業は生産性を高めるために、安全性から欧米では禁止されている農薬や化学肥料を長期にわたって多用し、その結果、人体はもとより河川の水質や生物の多様性に対する影響が現れています。

また、世の中の殆どの食べ物に添加物が使われ、スーパーなどでは化学肥料や農薬を使った野菜や果物が不通に並んでいます。良く考えてみてください、国が認めているから安全なのでしょうか? 

添加物にまみれた食生活の果てに、一体どんな未来が待っているのでしょうか?渡邉社長はそんな思いを胸に今から25年前にウエルネス21を立ち上げました。 

販売者がたくさん売れるものではなくて、お客様にとって本当に良いもの、必要なものを届けること。それが百年存続企業を目指すウエルネス21のポリシーになっています。

安心・安全のために手間暇をかけ愛情が注がれた本物を提供することが私たちウエルネス21の使命だと考えています。

そんな中、偶然コロナで疲弊した会社を建て直すきっかけになるビジネスを探しているM氏と出会いました。話を聞くと、かねてより抱いていた農業を復興させたいという信念とM氏の思いには相通じるものがありました。渡邉社長がM氏と選んだのが「きくらげ」の栽培でした。

ウエルネス21の経営から離れていた渡邉社長は、何か新しい事業を考えていた時だったのできくらげの栽培を胸に、直ちにM氏の待つ熊本へと足を運びました。

そこで目にしたきくらげの栽培法は、今までの原木栽培とは全く違うおがくずを使用した菌床栽培でした。

この方法なら高齢者の方や初めて栽培に取り組む人でも簡単にできる栽培法だと直感しました。そしてこの「きくらげ」の栽培なら、衰退しつつある農業を復活させ、現役の高齢者はもとより農家を離れつつある若い世代が興味を持って農業に戻ってくる可能性があると確信しました。

しかし、実際問題として設備の無い東京で自らがきくらげ栽培に従事することは難しく、それをM氏に相談すると、バジル栽培のハウスの一角を使って熊本できくらげの共同栽培をしましょう!ということになりました。

人の縁とは不思議なもので、初めて会ったM氏が即断で「面白そうだからやってみよう!」と渡邉社長の思いに賛同してくれたのです。M氏と共同経営でスタートするとは想像もしていませんでした。

あれから早や4年が過ぎ、生産高も順調に伸びてきくらげ栽培は事業として成功しつつあるそうです。

渡邉社長は、まだまだ希少なきくらげの生産において、社会問題化する「空き家課題」とも向き合いながらノウハウを活かし、空き家の新しい活用方法として「きくらげ栽培」を取り入れていきたいと考えています。

実は日本産のきくらげの生産はわずか数%。市場にある殆どのきくらげは乾燥された中国産きくらげです。


国産きくらげのシェアはかなり少なく希少です

私たちが今回ご用意したのは菌床から国産にこだわり中国産には無い純国産で肉厚なきくらげです。

また、きくらげが出切った菌床は富栄養な肥料として再利用できるので農家から引っ張りだこです。まさしく地球から頂いたものを地球に還す循環型ビジネスと言えます。

きくらげ栽培の収入は限られていますが、自分たちの苦労を厭わず、ただただ食べる人のことを考える。健康であってほしい、笑顔になってほしいと、そんな願いが生産者さまの原動力になっています。


そう言った「想い」で作られたきくらげをぜひお召し上がりいただければと思います。ぜひご来場ください。日暮里サニーホールにてウエルネス21社員一同お待ちしております。

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