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【速報】R4健康経営度調査(素案)発表 ここが変わった!※動画解説あり

※ご注意ください※
本記事の内容は、7月26日時点の素案の発表に基づくものです。
現在は正式な調査票が公開されています
R4年度健康経営度調査票については、8月25日更新の最新記事をご確認ください。
「【動画解説あり】R4年度健康経営度調査が始まりました!」
URL:https://note.com/wellgo/n/ne12b60b2fe46


7月26日、経済産業省の健康投資ワーキンググループが、令和4年度健康経営度調査(素案)を発表しました。

今年度は「新しい資本主義」の中で特に重要な要素に「人への投資と分配」として健康投資が位置付けられ、企業と保険者が連携した健康経営の促進や人的資本の情報開示の流れが鮮明になって、より具体的な回答が求められるようになりました。

【解説動画はこちら】
R4健康経営度調査(素案)について、変更点や重点ポイントなどを解説するウェビナーを配信しております(24分)。
以下のリンクよりご視聴ください。
https://forms.gle/e1izJYcSgq67gWkr8

本記事では、8月下旬から始まる健康経営度調査票の設問項目に関し、素案に基づき、主な変更点を速報いたします。

※以降の画像出典は断りがない限り「令和4年度健康経営度調査(素案)」
 赤文字は今年度の変更点、★は認定要件に係る設問、◎は回答必須の設問

(1)情報開示の促進

人的資本に関する国際的な開示の推奨項目の動向や、基準検討委員会・投資家などの意見をふまえ、情報開示の定量的な項目が追加されています。

  • 経営層の関与を示す「経営会議での議題化の内容・回数

  • 社内への浸透を示す「健康経営施策への従業員の参加率

経営層の関与を示すものとして、経営会議での議題化の内容・回数が追加された
社内への浸透を示すものとして、健康経営施策への従業員の参加率が追加された


(2)業務パフォーマンスの評価・分析

R3年度「生産性向上」とされていた文言が、「業務パフォーマンスの向上」と変更されました。また、アブセンティーイズムプレゼンティーイズムワークエンゲイジメントの指標を活用した健康経営の効果の見える化促進が鮮明になりました。

  • 従業員の業務パフォーマンスが文言化

  • ワークエンゲージメントの定義が明確化

  • 各定量指標の経年変化・開示状況の新設

社内外への情報開示に関する設問の中で「業務パフォーマンス」がキーワードに
ワークエンゲージメントの定義の追加、具体的な指標の経年変化を問う設問の追加


(3)データ利活用の促進

効果的・効率的な保健事業の実施のため、40歳未満の従業員の健診データの提供に関する設問が新設されました。
また、データのフォーマットの標準化への促進を図るため、データ形式に関する設問が追加されました。
さらに、ヘルスリテラシーの向上を図るため、健診情報やライフログデータなどのPHR(パーソナルヘルスレコード)に関する環境整備も設問に加わっています。

  • 40歳未満の従業員の健診データ提供

  • データ提供の形式

  • マイナポータルやアプリなど健診情報閲覧の環境整備

40歳未満の従業員へのデータ提供とデータ形式の設問の新設
従業員のヘルスリテラシー向上のための閲覧環境の整備に関する設問の新設


(4)ステークホルダーへの公表

サプライチェーンにおける取引先の健康増進に対する取組状況に関し、具体的な設問が大幅に追加されました。
取引先の取組状況に対しては、公開情報からの「把握」だけでなく「考慮」までルール化する必要が明示され、具体的なルール内容が問われています。
また、取引先に対する健康経営支援では、ノウハウの提供や健康増進施策の共同実施など具体的な支援内容が追加されました。また、パートナーシップ構築宣言などでの公表状況が明確に問われるようになりました。

  • 取引先の取組みの把握・考慮に関するルールの具体化

  • サプライチェーンに対する支援の具体化、公表状況の明確化

  • 健康促進に関する社会全体に対する活動の具体化

取引先の取組みの把握・考慮に関するルールの具体化
サプライチェーンへの支援の具体化、公表状況の明確化
健康促進に関する社会全体に対する活動の具体化

(5)その他

その他の変更点としては、主に以下の点が挙げられます。

  • 安全面に関し、転倒予防が追加されました。

  • 従業員の健康増進に向けた取組みは、実施の有無から、参加者の比率が具体的に問われるようになりました。

  • 高齢の従業員に向けては運動機能チェックが具体的に追加されました。

  • ハラスメント対策の明文化と周知が追加されました。

  • 従業員の生産性について、個人に焦点をあてた指標から、組織として効果を図る指標へと設問が変更されました。

転倒予防の追加
転倒予防の追加
転倒予防の追加・参加比率の明示
参加比率の明示(その他の項目でも類似の追加あり)


運動機能チェックの追加
運動機能チェックの追加
ハラスメント対策の明文化・周知
組織として効果的な取り組みになるよう項目の変更


コラボヘルスへの取り組みも強化の流れ

今回のワーキングによる検討では、企業と保険者が連携した健康経営の促進(コラボヘルス)に関して、次年度(R5年度)より、企業(事業主)単位の特定健診・保健指導実施率を評価する方向が打ち出されています。

現在、特定保健指導は健康保険組合の管轄のため、事業者側で特に意識することのなかった項目ですが、次年度以降は実施率が加点対象となる可能性があります。今のうちからしっかりと取組みを進めておきましょう。

出典:第6回健康投資ワーキング参考資料1より


【動画解説】
R4健康経営度調査 概要の解説ウェビナーの開催

R4年度健康経営度調査【確定版】について、変更点や重点ポイントなどを詳細に解説するウェビナーを配信しております(30分)。
本記事は、特徴的な変更点のみをご紹介しています。全体的な解説はぜひ動画を御覧ください。また、調査票資料も無料でご提供いたします。
以下のリンクよりご視聴いただけます。
<URL>https://docs.google.com/forms/d/1TWzleB_g2tyC03NNy17M8-jNTPCPEca2ImPh1x18m3E/edit

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