「人生倍返しだ!伝説の超YouTuber編~第二話「誕生、ダメ沢直樹」~」
2020年
いよいよYouTube用にパソコンを新調し(といっても中古4万)
YouTuberとしてやっと活動をしていこう!と
決意するもちょうど2020年がYouTubeはピークアウトを迎え
今さら参入しても何かになれる時代は過ぎていた。
さらにコロナ禍により
居酒屋の経営までしていた私は
ポジショニングとしては最悪の打撃を喰らう。
芸人として絶望して
新しい道を模索したらそこに隕石が直撃してくる
こうなるとイチローではないが、
逆に、持ってるよね(;´∀`)・・・・
昔から、ハリーポッターブームの時にハリーのコスプレものまねネタをして
誰もやっていなかった頃に、ガンダムのシャアのコスプレものまねをして
とある事件で失脚する。
2013年、半沢直樹を誰よりも先にやっても、これまた打ち手不足に終わる。
「穂積さん、ここまでトレンドに乗って売れないって呪われてるとしか思えないですよ!」
とかつてSMA(ソニーミュージックアーティスツ)時代に
周りに言われたとおりである。
いや呪いのせいにすんな( ゚Д゚)
ま、なにはともあれ、恋愛適齢期には女性を拒絶する侍魂で意地を張り、
東日本大震災後のデモがトレンドになったときには
みんながやるなら今の私は動かない、と逆張りをしてしまい、
もうこれ、西野亮廣だったらブチ切れるんじゃないかと思う私の戦略のなさに
今は腹が立つ。
さぁ、そんな時に
ご存じ2020年の半沢直樹の最新作が始まり
空前絶後の大ブームになり
いきなり私の手元に最強のカードが渡ることになる
あの時はすごい予感がした・・・・
職場に突然、テレビ出演のオファーの電話が来たり、
大型番組からのオファーが来ては立ち消え、(これはいろんな事情によるが、
やはりポジショニングの悪さによる)
まあ、今度こそYouTube含め何か掴める予感がした。
仲間が集まり
ものまね「チーム半沢」
を結成しそれが雑誌に取り上げられ
なんとドラマ半沢直樹本編のエキストラ出演までさせていただいたりした・・・
が、、、、、なんと、
それもそこまで。
そう、それも、そこまで、なのだ。
たくさんの笑顔に出会えた。
あのドラマが無かったら出会えなかった無数の笑顔、仲間、
すべての出会いと出来事に感謝と、そして恩返し、
まさに半沢直樹のような気持ちで私は、生きることができた、気がした。
尾崎豊の「自由になれた気がした、15の夜」ではないが
所詮は気がした、だけ。
カード限度額になるまで
「倍返し饅頭」を買って、配り歩いて
ロケ地「たいこ茶屋」で余興をしては喜んでいただき、
母親までが笑ってくれた。
それでも、残ったのは地獄のような負債と
最強のチャンスを活かしきれなかった今、だけである。
いくつかどこかのタイミングで言いたいこともあるのだけれど
ハッキリ言えることは、
「すべての出会いと出来事に感謝と恩返し」というフレーズが
まったく歯が立たない
現実を目の当たりにしたときに私たちに何ができるだろう、
これに答えを出さない限り前に進めない
まさに半沢直樹最終話で
「やられたらやり返すのが半沢直樹じゃないんですか!」
と友に叱咤される姿と自分を重ねる
弱者が強者に勝つなんて
それはドラマだけの話なのだろうか
教えてくれ西野亮廣
年末にかけて、全力で西野さんに会いに行き
一緒にジョギングを毎朝のようにしていた時がこのころである
(ホリエモンのクリスマスディナーミュージカルに出向いて西野さんに何かをお願いしたかったが
そこに四皇がいて(;'∀')覇気にやられてそれどこじゃなかった)
「半沢ー!」と西野さんに名前を覚えてもらったんですが
(いや半沢になってるしΣ(゚Д゚;)
結局私の名前「ウェルダン穂積」も覚えづらいのと
武将がよく晩年出家して自分を愚者だ、というような意味の
名前をつけたりするが、その意味も含めて
ドラマに出てくるフレーズでもある「ダメ沢直樹」を名乗るようにした。
「穂積さんはダメなんかじゃないっすよ!」と言ってくれる仲間がいるが
私はダメである。
ダメだと、諦めたり悲観しているわけではない、
むしろその逆である。
弱者が強者を倒すなら、
最大の弱者の方が盛り上がる。
そう、倍返しだ。
ダメ沢直樹の誕生である。
あらゆる社会がピンチの中で、
どうせなら全員まとめて1000倍返し、してやりたい。
ここにおいて
「赤の時代」の革命家だったころの自分がおそらく生きてくるのではないか。
(過激なことはしないよ(;´∀`)
UNESCOで青いシャアとしてボランティア活動をしていた自分が生きるのではないか。
伝説のUber配達員として地獄を見てきたことが生きるのではないか。
売れない芸人だったことは私になにを残すだろう。
貧乏で人生を一つも進ませられなかったことが何を意味するだろう。
チーム半沢、みんなで開催した
「朗読劇」
(「チーム半沢」の出会いから挫折を題材にした)
あの時の情熱は何になるだろう。
情熱だけで何にもなれない、気がしただけ、の戦いは終わりにしよう
「半沢直樹は倍返しする」のなら
「半沢直樹のものまね芸人」ダメ沢直樹も
倍返し、するはずだ。
それがかつて秋葉原でアキバの赤い彗星が言っていた
フィクションの愛と夢を現実に顕現(けんげん)させる
「リアルアニメ」
(↑これ2011年の書籍「たかがアキバ されど秋葉原」に無理やり登場させたフレーズ)
という考えなのだから。
と、いうことで実は
超重大発表があります!!!
それは明日解禁なので明日をお楽しみに( ̄▽ ̄)
次回、ダメ沢直樹の人生倍返しだ!伝説の超YouTuber編
第3話「(タイトル未定)人生最期の大花火」に続く
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