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健診データで未来を守る!『マルチマーカー』の役割
こんにちは!メディカル事業部 千々岩です。
私たちウェルクルは、健診データの分析や健康事業の支援を行う企業です。
今回は私たちの主力製品『マルチマーカー』について、その特徴を詳しくご紹介します。
早速ですが、みなさんはご自身の健診データがどのように活用されているかご存知でしょうか?
私たちの健診データは、自治体や健康保険組合で日々集計・分析が行われ、疾病リスクの発見や病気予防のために役立てられています。
集計された健診データの中から、病気のリスクが高い方を早期に発見し、医療受診の案内や生活習慣改善の支援につなげることで、各疾病の発症や重症化を減らすための取り組みが行われます。
こうした取り組みの中で重要な役割を果たしているのが、当社のマルチマーカー。健診・医療データの集計・分析を支援し、的確なアプローチを可能にします。
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この記事を通じて、マルチマーカーの仕組みと導入のメリットをご紹介します。住民さんや従業員の健康管理にお悩みの担当者様は、ぜひ最後までお読みください!
マルチマーカー開発ストーリー
マルチマーカーの話をする前に、少しだけ開発ストーリーに触れさせてください。
今でこそメタボや生活習慣病という言葉が一般的になっていますが、この言葉、20年程前はあまり知られていませんでした。創業者の田中行哉が自治体で人事部長をしていた頃、職員の死亡率が高いことに強い問題意識を抱きました。当時の健診データは個別に管理されており、複合的なリスクを把握するのが難しい状況でした。
その課題を解決するために生まれたのが、データを統合的に分析できる『マルチマーカー』。
当時注目されていたマルチプルリスクファクター理論に基づいて保健師が基準値超過の項目に一つ一つマーカーをつけていき、リスク要素の数が多いものから正しい生活習慣を指導したのです。
その結果、職員の循環器系疾患による死亡率ゼロを達成するなど、大きな成果を上げました。
マルチマーカーの初期の機能は基準値超過の項目に色付けをし、色のついた数を数える、というシンプルなつくりだったんです。
マルチマーカーの強み
『マルチマーカー』は、健康診断データやKDBデータを収集・分析し、疾病リスクのある方を効果的に抽出できるソフトウェアです。また、細かい条件設定でデータを分析することで集団の傾向を把握し、健康計画の策定に役立てることも可能です。
マルチマーカーで主にできること
● 膨大な健診データの集計・分析・抽出
● 病気になるリスクの高い方の経年管理と支援
● 対象者に合わせた帳票の作成
● 保健指導資料の提供
● KDBデータ・健診機関等からのデータ(CSV・XML)取込みと活用
など
マルチマーカーには健康支援全体をカバーし、アプローチができる機能がたくさん備わっています。
その最大の強みは、膨大な健診データの中から複雑な条件でもデータを的確に抽出・分析することが可能なところにあります。
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エクセルなどで一つずつ条件抽出することも、もちろん可能ですが、とても時間がかかってしまいます。また、計算式の僅かなミスで抽出内容が変わってしまい、誤った情報提供などのトラブルにつながってしまう可能性も考えられます。
こういったトラブルを回避するためにも、ぜひ、マルチマーカーを活用して事業運営に活かしていってほしいと考えています。
おわりに
マルチマーカーの詳細や導入についてご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
無料デモや導入事例のご提供も行っています。
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