【コンロ使わないもん】一人用のホットクックは要注意!(初心者ガイド付き)
我が家には、このホットクックがある。
長女セリ宅には、これがある。
そして、次男レンは、一人用のホットクックを購入した。
レンは、三兄弟の中でも料理が得意な方で、レンコンのきんぴらを作ったりもするし、ケーキを焼いてプレゼントしたりもする。大学の時のルームメイトさんが、お料理上手だった影響が大きいのかもしれない。当然、男子寮なのだが、諸先輩方、なかなか自炊能力が高かった模様。
料理が得意な彼であっても、仕事が忙しくなると、Uber Eatsを頼ったりしちゃうそう。そしてそれはダイレクトに貯金額に影響を及ぼす。
レン「いやぁ、忙しいとね、Uberやっちゃうんだよねー。やりすぎて先月は○万円使っちゃったわー。がはは。これはなんとかしないと。やっぱまずいっしょ。」
それを聞いて、思わずUberギフト券などをリアル息子に投げ銭しちゃおうかと思ったが、そうじゃない。それはソリューションじゃないやろ(汗)。
ということで、母と姉のマーケティングが功を奏して、彼はホットクックを導入したわけだが、当初は意外と使いこなせていなかったみたい。
気になって調べてみたら衝撃の事実が。
使えそうで使えない、一人用のホットクック。なぜならレシピが激少ない......。
私の型番のホットクックには、レシピが941件ある。そのうち、ヘルシオデリのレシピが74件ある。
ヘルシオデリというのは、シャープが展開するミールキット宅配サービスである。
それに対して、一人用のホットクックのレシピは、214件しかない。
そのうち「ヘルシオデリ」のレシピが67件もある。つまり、通常メニューは、147件である。
いいですか。
サムゲタン風スープがない!
ナポリタン風パスタがない!
丸ごといも(ゆで)もない!
わけである。この辺りのメニューは、レンに激推ししていたのに、いざレシピブックを確認するとないと言うので、慌ててネットで検索かけたよ。
そこでふと考えた。
一人用ホットクックのターゲットは誰なのかを。
私は勝手に、20歳代のシングル世帯の自炊向けだと思いこんでいたのだよ。要するにうちの子供達の様に、ワンルームで一人暮らしをしている独身の人達で、料理の手間を省きたい人たち用だと単純に思っていたのだが。
でもね、一人用ホットクックの数少ないメニュー集の約3分の1が、「ヘルシオデリ利用のメニュー」であるということを考えると、
来るミールキット時代に向けての製品なんだろうな、
と思うに至ったのであーる。
これって、インクで稼ぐプリンターメーカーのビジネスモデルなのかも、と勘ぐりたくもなってくるよね。このマシンがそのうち1万円を切るようなことがあったら、完全にソレだけど、今のところそこまでの価格にはなっていない。
ミールキットの利用者は、意外と偏りなく幅広い世代に行き渡っていて、要するにほぼ勤労(現役)世代といえる。つまり可処分時間が少ない世代とも言える。そして、これらの世代が、今後完全自炊へとシフトすることは考えにくく、このままミールキット世帯は拡大せざるを得ない。
ミールキットとは、時間(と労働)をお金で買うようなものなので、収入が低い20代よりも、多少なりとも経済的に余裕が出てきた層での活用が高いのも納得というか。
一人用のホットクックのターゲットは、実は一人暮らしの高齢者なのではないかと思ったのだけど、マシンの扱いに慣れていない高齢者が、新しくできたマシンを導入するのは敷居が高いだろう。つまり、もともとターゲットは若い世代であり、彼らに自動調理マシンの導入を勧めて、かつミールキットもがんがんオススメしたい、ということなんだろう。
話を戻すと。
子供達はまだ20代で、無駄なお金を使うくらいなら貯金に回したいと思う方なので、ミールキットを使う選択肢は今のところない。時間のある時に食材をまとめて処理して、ジップロック袋に入れて冷凍しておいたり、自分でミールキットを作って冷凍しておくようなことは可能である。
それにしても、一人用のホットクックのメニューが少ない問題が残念でならないのだ。
そこで、次男のレンには、ホットクックの有効な使い方を時々メッセージするのだが、世の料理研究家のみなさん!!!
ホットクック(一人用)向けに、サクッと美味しくできるメニュー開発をしてください!!まだないねん!!
とりあえず、そんな次男レンに向けて、ちょっとしたメモをば。
好みの野菜と肉類(鶏肉、ベーコン、エビ等)を内鍋に入れ、オリーブオイル少々と調味料(塩コショウ、シャンタン、コンソメ等)を入れて、炒めるで5分。できあがりを見て必要なら追加加熱するだけ。
具材は何でも良い。それに1カップの水とコンソメや中華スープ、もしくは出汁パックと味噌をいれて、スープを作るで10分加熱。できあがりを見て必要なら追加加熱。
ネットで検索すると、ジップロックコンテナーにすべてをぶっこんでレンチンするだけというレシピが大量にある。それをそのままホットクックで再現。レシピ通りの時間でやってみるとレンチンよりも時間はかかるが、たいてい美味しくできる。
キレイに洗った野菜類の水をきらずにそのまま内鍋につっこむ。無水でゆでるで10分程度加熱してみて様子を見て、必要ならば追加加熱。とりだしてドレッシングや塩コショウするだけでも野菜料理の一品の出来上がり。
煮詰めるモードでは、そのままフタを開けて強火調理ができる。普通の鍋と同じようにできるので、インスタントラーメン程度なら、フタを閉めずに「煮詰める」モードで作った方が、洗い物が減るという利点がある。そして、この煮詰めるモードで、普通にフライパンの様に炒めものもできる。冷凍チャーハンをまぜながら炒めるようなこともできる。
定番メニューとは、こういうものである。
★チキンと野菜のカレー(無水カレー)
★おでん
★肉じゃが
★ミートソース
★八宝菜
★白菜のクリーム煮
★トマトリゾット
レシピ通りの具材ではなく、自分で好きな具材を使って、以下の自動メニューを少し応用してみる。
★カット野菜で1品(野菜炒め)
★カラフルサラダ
★きのこうどん
★きんぴら
★野菜スープ
★具だくさんみそ汁
★ポトフ
★いも・かぼちゃ(ゆで)
★ブロッコリー
★ゆで卵
★野菜ジュースのケーキ
ここまでやると、ホットクックを自由自在に使えるようになって、自動メニューの登録数が少ないことは気にならなくなる。
が。
それでも言いたい。
貴方のキッチンに、もしホットクックのより大きいサイズを置けるスペースがあるのなら、この小さいサイズではなく、中サイズを買うことをオススメする。一度にたくさんつくって冷凍するという技も使えるからだ。
つまり、買うべきは、このサイズ。うっわー、高いなぁ。安くなるのを待つのだよ!!