Alexaさんに「お薬飲め」と言われて、慌てて薬を飲む
カナメは、随分前から、高血圧の薬を飲んでいる。
が、時々飲み忘れるらしいので、毎朝「飲め」とリマインドかけてくれと言うのだが、無理だ。
私には薬を飲む習慣はないので、どちらかと言うと私の方が忘れちゃう。私に頼むなよ、である。
毎朝同じ時間にアラームをセットしておいても「誰よ、アラームかけたのっ(怒)」で終わりである。その大音量の理由をイチイチ判断せねばならない。
ということで。
リビングに置いているEcho Show 5のアレクサさんに、ちょっと一声かけてもらうのは良いのでは、と思いついた。
半額セール終わっちゃったね。残念残念。
では、設定をする。英語ですまん(※1)。
1、Amazon Alexaアプリを起動して、「Routines」にアクセスし、右上の+ボタンをタップ。
2、「Enter routine name」の+ボタンをタップして入力。例えば「お薬アラーム」など。
3、「When this happen」の+ボタンをタップして「Schedule」に進み、「Repeat」を選択してから、頻度を選択。私の場合は「Every Day」。「At Time」で時刻を設定。例えば「08:30」など。
4、「Add action」の+ボタンをタップして「Alexa says」→「Customised」をタップ。アレクサに話してもらいたいセリフを入力する。音楽をかけてもらったりもできるよ。
ちなみにカナメ向けのアラームのセリフは、以下の通り。
「カナメさん、お薬をわすれずに飲んでくださいね。」
というオーソドックスなものなのだが、このお陰で本当に飲み忘れることがなくなった。名前を入れると、人間というものは、割とハッと聞き入ったりするものなのよね。
あまりにも効果が絶大なので、朝と夜にある定形作業向けにメッセージアラームも追加した。そこにも名前を入れて、ちょっと人間味のあるメッセージを追加して文章をそこそこ長くしておいた。短文だとお手洗いに行っている間に聞きのがしたりしないように、という意図がある。
朝、PC画面の前で珈琲を飲みながら作業をしていると、アレクサさんに「お薬飲め」と言われて、はっと我に帰りお薬を手にしてウォーターサーバー前に移動するカナメを見ながら、
こうやって人間がマシンの指示に従うようになるのね。老いてはAIに従え、である。いや、違うか。
一人暮らしのお年寄りには、めちゃくちゃ良いツールだと思ったのだが、盲点がある。実は私の伯母が一人暮らしで、随分前にiPadを導入しようとしたら、ネットワークがそもそもないということに気づいた。iPad自体にWiFiモデルしかない時代だったので、追加してポケットWiFiを契約する必要があった。
それだけではない。使えるようにするには、まず細かい設定や契約などが必要だが、なかなか高齢者が一人でできることではない。そして、この様な新しい選択肢についての情報も、周囲にそれを語って知らせてくれる人がいないと難しい。おじいちゃんやおばあちゃんのおうちにEcho Show 5などのスマートスピーカーを設置してあげようと思ったら、まずインターネットの環境を整えて、アマゾンのアカウントとメールアドレスを作成して設定し云々の、越えなければならない壁が幾層にも連なる。意外と簡単ではないのよね。
とは言え、こういう使いみちもあるということでお知らせしてみました。
我が家では、ステンドグラス製のランプが4つあって、それをスマートコンセントに接続しているので、ONとOFFもアレクサさんにお願いしている。寝る前に「アレクサ、リビングのデバイスを全部消して」と言うと、カチ、カチ、と順番に消してくれる。ちなみに「アレクサ、リビング消して」でも通じる(汗)。日本語的におかしいのだが、まぁいいw
スマートコンセントは、SiMPNiCのものを使っている。コストコで買えるよ。これもAlexaアプリの「Skills & Games」でSiMPNiCを検索して追加するとすぐに認識してくれるよ。もちろんSiMPNiCアプリでコンセントと本体をリンクしておくのが先だけど。
(※1)私のデバイスのFEPはすべて英語だ。仕事でトラブルがあった時にクライアント(海外)にスクショ撮って送付することが多々あり、ずっと英語にしている。日本語のスクショ送っても何も伝わらないからな(汗)。ところがこの状態で、アマゾン等にアクセスすると、Amazon USAのアカウントに紐付いてしまうのだ。その時だけ日本語に直してからリトライする。アマゾン、変なところで言語を判断するなよっ!!!