見出し画像

リノベシーズン4の計画が停滞中

 苦しい..........。4階のジムリノベの計画がほとんど進んでいないのだ。

もう半年近く脳内でグルグルが続いている。いや、私なんぞは単なるイメージの域を超えないのだが、何度も何度も実際に間取り図を書き直しているカナメの苦しさは、私の10倍くらいはあるかと。基本的には彼の相談に乗るというスタンスにいる私なのだが、これといった決定打が出ない。

以前、工務店のミズキさんに、「リノベだけはスケルトンにしてみないと分からないことだらけだ」と言われたので、今はとりあえず心を無にして、片付けに取り掛かっている。エアコンもない室内で、扇風機から吹き付ける風も熱風だったりするので、それほど作業に多くの時間を割けるわけではない。つまり遅々として進まないのだ。

最初は、単に壁紙と床を整えて、トイレを新品と交換して.......と考えていただけなのだが、そのうちに、

1、サウナをつけたい。
2、水風呂用の浴槽を置きたい。
3、ガス衣類乾燥機を置きたい、それなら洗濯機も置きたい。
4、ジムには、冷たい飲み物が必要だから冷凍冷蔵庫も置きたい。
5、ゲストが泊まれるように、ソファーベッドも置きたい。
6、窓際に水耕栽培用の巨大な棚が欲しい、そのためには、そこそこ大きめの流し台が欲しい←NEW

もう煩悩だらけで困るわ.......。

しかも一時期には、薪ストーブを置いて煙突を外に出し、かつそこにテントサウナを設置するという話も出ていた。それは物理的に無理だろうということで却下になったのだが、人間、自由に希望を出せと言われれば、どこまでも浪漫を語れてしまうということに、自分でも驚いたわ。

そういう現状を打破すべく、本日のTSUTAYAライブラリー定点観測のセレクト3冊は、こちら。すぐに参考になるというよりも、コンセプト固めにしたいので、写真の多いものを選んだ。

1、古いのに新しい! リノベーション名建築の旅

コンクリートの建造物と、その内装を眺めている間に、やはり選択と集中が大事だなぁと実感した。そしてぼんやり写真を眺めながら、「ここ、行ってみたいなぁ」とバックパッカー魂が再燃してきてしまった。歴史のある建物の外観と、見事に今の時代におけるハイセンスな空間に変えてしまったリノベの凄みと可能性に唸ってしまった。が、小さい我が家のリノベに参考になるかというと、当然ながら、あまり参考にはならなかった。

忙しいのに旅の風に吹かれたくなってしまったがな。目の前のことに集中しなければ。

次は、絶対に買わない高額書籍なので、目に焼き付けるべくセレクト。

2、Appetizer コンセプトのあるカフェ&レストラン

が、最初の数ページをめくって即悟ったよ。一部をのぞいて奇抜すぎて、全く参考にならない。そして調度品がとにかく高級で、それに裏打ちされた空間演出になっているので、一般人が同じようにやろうとしてもチープシックになり兼ねないと思われる例がたくさんあった。触ると火傷するやつ(汗)。

ただ一つすごく興味深いなと思ったのは、どんな高級レストランにも植物の姿があったのだ。そこで今度は、高級レストランでの植物の取り入れ方を中心に見直してみたら、多くの発見があった。とにかく全体から見ての配置のバランスと、全体における植物の占める割合にも最適解がありそうだし、暑い国では、その割合は多めが許容されるようにも見えた。

最初は雑然と水耕栽培の鉢を大量に並べようと思っていたのだが、それではちょっとセンスがなさすぎるのかもと思い直すようになったところ。緑の割合も考えねば。

そして、個人的に最も参考になったのが、この本。

3、カフェの空間学 世界のデザイン手法: Site specific cafe design

私がカフェの雰囲気が好きだからなのかもしれないけれど、コンクリートやモルタルと、ビンテージウッド色のテーブルの組み合わせのオンパレードで、こういうスタイルがお好きな方がリノベをする際には、かなり参考になると思う。

実践的な情報として、それぞれのカフェの写真と、寸法入りの間取り図が載っているのだ。例えば、カフェのテーブルや椅子の高さも載っているのだ。実は、最初のリノベの際には、出歩く際にメジャーを持ち歩いていて、必要があれば測ったりもした。スマホのカメラで測れるのだが、やはり物理的に測る方が正確である。素敵なカフェのテーブルの高さなどは、実際に自分が座ってみて「これだ」と思うことがある。そういう時は、スマホのカメラメジャーで良いので、測ってメモっておくのが良いよ。

さてさて、この本の中に登場した以下のカフェに興味がそそられた。

今後は、フードトラック(移動販売車)の市場が伸びると思っているので、色々とモニターしているのだが、販売するだけではなく、滞在空間も提供すると言うのは良いアイデアだ。子供の頃に移動図書館を見ると心躍ったものだが、テイクアウト用の飲食物を提供するだけではなく、車内で滞在してもらうというスタイルはかなりポテンシャルを感じる分野だ。そして店長そのものがコンテンツというのもあり得るなと感じた。その人が何かに特化した知識を持っていたり、趣味の世界でかなりのレベルにいる人なら、その店長自身に会うためにお客さんが来るということもある。その人が全国各地に立ち寄ってお店を出してくれれば、それを喜ぶ人達は地方にもたくさんいるだろう。

さてさて、次に来るのが法やシステムの整備である。

移動販売は、基本的にそのエリアにおいての営業許可をとる必要がある。なので実際は、全国各地をキャラバンしながら自由に動き回ることは難しい。かといって、誰でも自由にどこでも車を止めて飲食物を販売することができる方がいいかというと、そういうことでもない。食中毒が出たりした時に対応ができないからだ。そこで、

1、全国各地の自治体で、フードトラックでの販売ができる集積地を設定して、整備してもらう。エリアの空き情報も公開する。

2、まず店長の自宅住所または本店住所での営業許可を取り、そこで一定期間の実績があることが確認できた上で、

3、本拠地の営業許可を他のエリアでも参照できるようにして、過去にお墨付きがついているお店についての申請と許可のオペレーションを簡易化&スピードアップする。

4、店舗側は、前日までに申請をしておけば、翌日朝には許可が出ている位のスード感で店舗を運営することができる。スペースの利用料は前払い制。

ということで、個人的なリノベの計画を立てるはずが、フードトラックの運営について脳が行っちゃったので、今日のところはひとまずここまで。珈琲飲んで考えようっと。

いいなと思ったら応援しよう!