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【旅】大阪は今日もバブル(景気)

高度経済成長期に大阪で生まれ育った私であるが、そこを離れてからは久しい。

帰省するたびに廃れる大阪を心の底から寂しく思っていた。
日本における第二の経済都市というアイデンティティが、ポロリポロリと崩れていったっけ。
地下鉄は暗くトイレは汚く、企業の本社がどんどんと東京に移転していったんじゃないかな。

それがどうして、こうなった!?

バルチカ03からの夜景やで

もう見どころだらけで、この日の私の歩数は3万歩を記録!

とにかく街がとってもキレイ!!!

キラッキラ都市すぎて、ドキドキしちゃったくらい。
そりゃぁ地価も高騰するやろ。

目前にこんな景色が広がる。

もうすぐクリスマスやなぁ…..

脳内で音楽が流れる。

♪きっと君はこ〜な〜い、ひとりきりのクリスマスイブッ♪

♪さいでんなー、ほーでんなー(違)♪

そこでふと疑問が。

脳内でこの音楽が自動的に流れてしまうのは、どの世代までなのかと。

JR東海のこのシリーズのCMは、1988年から1992年までらしい。

たしかにバブル崩壊したら、こんなCM見てられないわな(汗)。
その世代までか。

この雰囲気は、やはりバブル世代特有のものなのだなぁと思いながら歩いていたら、またまた脳内で別の音楽が流れた。

♪おーさーかは きょうも バブール(景気)♪

メロディは、こちら。

そう!
これ!
この感じ!

バブル時代を見てみたい、それを体感してみたい、その時代に身を置いてみたい、と思っている若いそこのあなた!

今すぐ大阪に飛べ!!

マジでバブル体感できるで!!

リアルのバブル時代はもっともっと下世話で猥雑な感じだったんだけど、そのネガティブな感じをすべて拭き取って、クリーンなバブルがそこにあるの!

メディアの多くは東京発だから、関東以北の方はこの「西日本の雰囲気」がリアルにはお分かりいただけないと思うし、そもそもご興味すらないかと。

でも、そもそも2011年頃から、決定的に東日本と西日本の雰囲気は「分断」と呼んでいいほど異なっていた。

客観的に見れば、日本の経済の中心はまちがいなく東京だから、東京の話題がすなわち日本全体の話としてメディアで伝えられることが多い。

インバウンド客や外国籍市民で溢れかえる街に対して、色々なインフラが悲鳴を上げており、昔から住んでいる地元住民の不満がフツフツと渦巻いている東京に比して、大阪の雰囲気は全然違う。

冷静な頭脳で考えれば、人口減少の日本は衰退する一方。
円安は進むし、物価は上がるし、労働力は減るしで、泣くしかない状況のはずである。

が、目の前に広がる景色は、衰退する国のそれでは決してない。

人々の表情は明るいし、周囲から聞こえる言葉はポジティブで、飲食店はどこもお客さんがいっぱいで、人気店には長蛇の列。

そして、みんな「大阪が好っきやねん」という雰囲気が漂っている。

景気がすこぶる良さそうに見えるのだ。

この雰囲気の中に身を置くと、自ずとやる気がみなぎってくるし、まだまだ日本は大丈夫、いやいやワンチャン再浮上もあり得る、なんて思えてきちゃう。

未来都市化した大阪をまだご覧になってない方は、ぜひ一度大阪に行ってみてね。

昔から大阪の都心部は「キタ」と「ミナミ」に分かれていて、そのうちの「キタ」は、阪急阪神電鉄の「梅田」駅を中心に発展した意外と小さなエリアを指していた。

少し離れたJR大阪駅のあたりは、なんとなく雑然とした感じだったのだ。

その「キタ」エリアが周辺エリアまで巻き込んで再開発が進みまくり、そしてまだまだ完成を見ていない。

しかもその巨大化した「キタ」エリアが、グラングリーン大阪という公園ができたことで、そこを取り巻く一大エリアとして見事に一体化して調和を成している現実には、感動すら覚える。

次の旅は、「大阪でバブル体感」なんていかが?

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