古いMac miniにChrome OS(CloudReady)載せて動画モニター化したよ

 今住んでいる5階のリノベが昨年終わり、今年に入ってからリフォームを進めていた6階(和室ベース)でも、動画を視聴できるシステムが欲しいとのことで、色々と画策していたカナメだったのだが。

 当初は倉庫に転がっていた古いテレビを持ち込んで、かろうじてHDMI端子はついているモデルだったので、Fire Stick TVをつなげたところ、とりあえず動画は映っていたのだが、

 画面が小さすぎて、見る気がしない.......orz

 などと不満タラタラ。気づいたらコストコオンラインでモニターを買っていた。

 絶対にテレビは買わないと決めている。某公共放送には一銭も払う気がない。だってテレビ見ないもん。

 モニターだけ買ってもどうしようもないので、こちらも倉庫に投げ入れておいた古いMac mini(Late 2009)を取り出してきた。1年ほど前に内蔵ディスクをSSDに変えて、最終的には「OSX Yosemite, ver.10.10.5」を載せていて、Youtubeは問題なく見ることができたが、NetflixとAbemaTVが何故か見られなかった。ブラウザのバージョンが古いのかな、とその時は思ったので、そういうメッセージを見たような気がする。メモってないので詳細は分からないが。

 カナメのiMacは、早々にCloudReadyを載せていてゴキゲンに動いている。つまり、このMac miniにもChrome OS入れてくれと。

 ということで、Mac miniにChrome OS(CloudReady)入れたので、その簡単なプロセスをご紹介。めっちゃ簡単に古いマシンがサクサクと動き、ブラウジングや動画視聴、その他ドキュメント作成などなど、Googleアカウントを持っていて、Google docsなどで書類をガンガン作成している様な方、つまり学生さんなどは、このマシンで十分色々とできるよ!

、まずCloudReadyをインストールできるかどうかの要件チェックをば。動作確認モデルをチェックした方が早い。

こちらで自分のマシンを検索する。ここに掲載されているものなら、大丈夫。

 要件も満たさないし、動作確認済みリストにもないハードの場合は、トライしてみても良いけれど、かなりストレスフルなので、オススメしない。動作確認されているものでも、色々とトラップはある。ちなみにCD、DVD、もちろんフロッピーディスクなどのメディアは対応していない。なんといってもネットワークコンピュータ用のOSだからね。でもあまり困らないよ。

  それでもトライしたい人は、こちら。

Windowsマシン上で、下のページにアクセスし、「Download the USB Maker」欄にあるオレンジのボタン「Download USB Maker」をクリック。ダウンロードした「cloudready-usb-maker.exe」を起動して、使っていないUSBメモリ(フォーマットされる)をUSBポートに差し込み、インストールメディアを作成する

、CloudReadyをインストールしたいマシンのUSBに、2で作成したインストールメディアを差し込み、そのインストールメディアから起動する。例えば、Mac miniの場合は、起動音が聞こえたらすぐにオプションキーを長押しすると、起動ディスクの選択画面が表示されるので、そこでCloudReadyメディアを選択する。

画面の指示に従ってインストールを行う。Googleアカウントでのログインを求められる。

ステップの詳細は、こちら。

ここで注意すべきことは、「設定」で「メディアプラグイン(Media Plugins)」でプラグインをインストールしておくこと。これをせずに、NetflixやAbemaTVを視聴しようとすると、エラーを起こしてしまう。

さて。

 CloudReadyはOSとして非常に軽いので、古いマシンでも本当にサクサクと動いてくれるので、めちゃくちゃオススメなのである。もし使っていないマシンがあるならば、一度トライしてみて欲しい。ちなみに我が家の古いマシンは、すべて内蔵HDをSSD(※1)に交換しているので、さらに現役復活感がすごい。

 かように、我が家の和室に設置した(コストコで買った)モニターは、CloudReadyで生き返ったMac miniとつなぐことで、無事にテレビ的なものに変身したのであーる。

 動作確認のために、チラッとクリックした「ファイナル・テーブル」がめちゃくちゃおもしろかったので、そのまま口あんぐりしたまま見ちゃった。これ、面白いよ!「料理の鉄人」のグローバル版のような一流シェフによる調理の競技を、さらにショーアップした感じ。

 いつも思うんだけど。

 中高生全員に、高いラップトップコンピュータを配布するよりも、中古のラップトップを寄付してもらって、それをそのまま生徒達が自分でCloudReadyをインストールしながら使えるようにするという課題を与える方が、実践力のあるICT教育になると思うなぁ。ITを使えない先生が集まって一律の研修会で得た知識で、子供たちにイチから教えるなんて弊害ありそうじゃない?

 彼ら自分でできると思うよ。環境と時間があればね。

 さて、我が家で使っているFire Stick TVは、この2つ。

 5階の居住エリアのリビングにつけているのは、こちら。プロジェクタに接続してスクリーンに投影する用。

6階の母屋(客室)の和室につけようとしたのは、こちら。結局、韓国仕様で日本のテレビが映らないLGのテレビに接続したわ。

【2020年12月追記】

 結局、カナメは新しくFire TV Stickを購入したため、以前のモノが一つ余ってしまった(我が家にTV Stickが3個)。

 ということで、余ったTV Stickを6階のモニターにつけたみたい。結局テレビモニターとしては、TV Stickを使い、ブラウジングする際にはMac mini(CloudReady)を使うことに。テレビモニターとしては使わなくなってしまったけど、古いマシンが生き返るのは気持ちいいよね。

(※1)内蔵SSDの交換は、自分でも簡単にできるはずだが、私はやっていない。韓国では龍山区というところに住んでいて、近くに電気街があり、そこの兄ちゃんにいつもお願いしていた。当時は車を持っていたので、アクセスは簡単だった。すでに手持ちの古いマシンのディスクは交換済みだけど、今は車なしの田舎住まいでは自分でやらないとダメだろうなぁ。ちなみに交換費用はめちゃくちゃ安い。日本ではこうはいかない。ちなみに末っ子のゲーミングマシンは、香港の湾仔にある電気街のお兄ちゃんに、本人が直接相談して組んでもらっていた。電気街の兄ちゃんも当然英語ができる。日本は物価は安いのに、この手のサービスは色々と高くつくね。

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