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【コンロ使わないもん】ど素人がウォーターオーブンでカンパーニュを焼く(1)

 パン作りにおいて、個々のオーブンの癖をつかんだ上での最適解を探すのは難しい。

お料理におけるテキトー感には自信のある私も、お菓子やパンなどの「きめ細かい設定が結果にクリティカルヒットする分野」においては、完全なる無力......orz

メーカーの提供するオーブンの機能やその限界だけではなく、個体差もあったりしそうなので、自分の家のオーブンさんを自分が使いこなそうと思ったら、それはそれは試行錯誤するしかないということを悟った。

回数をこなすしかない。そしてそれを事細かく記録して、検証を重ねなければ。

我が家のオーブンは、2年半前に買ったヘルシオスチームオーブンさんである。

先月、ミートパイを焼いた時に気づいたのだが、とにかく生地の裏面が全然焼けないことに疑問を持った私は、あれこれと調べて、オーブンの下ヒーターが壊れているのではないかと思ったりもした。

が、現在の症状が「オーブンを使った時にどうも素材の裏側がうまく焼けない」だけなので、修理依頼を出すためには、もうちょっと明確な証拠を複数個出す必要があるし、それが再現されなければならないと思ったので、それを集めることにした。

ネットで色々と探りを入れたところ、そもそも火力の弱いオーブンの場合は、十分に庫内を熱しておく(予熱しておく)ことで、その弱点をカバーできるようであったので、それを試してみた。

ヘルシオオーブンの「予熱」機能レベルでは全くダメで、上も下も天板もすべて熱々にしておかないといけないっぽい。

まずそれをやってみないと。

とりあえず電気代ガン無視で30分くらいガンガンと熱して見ようと計画を立てた。

その上で、ちょっと気になることに気づいてしまったのだ。

ネット情報で、「ハード系パンを焼くためにウォーターオーブンを購入した」という記述を見つけたのだ。

ここで、私は大きくヒザをポンポンと叩いたわけよ。

もしやウォーターオーブンに突っ込んだら、霧吹きいらないじゃね?と思ったのだ。

で、試してみた。

あれほどまでに買わないでおこうと強く強く思っていた発酵カゴだが、カナメが「IKEAで買いたいものがあるんだけど、なんかあるんだったらカートに入れといてー」という声を聞き、思わずポチってしまった.......orz

人生何度目か分かんないけど、断捨離するって決めたのに!

ところが、これがもう「なぜもっと早く買わなかったのだ!!!」というほどのスグレモノであった。カバー付きなので、パン置きだけではなく、菓子器としても使えちゃう。つまりどこかにしまい込む必要なく、普段から使っちゃえばいいのよね。

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見事に美しくまぁるい生地が出現した時には、感動モノだったわよん。こんなに所作の荒い私でもできたもん!っていう感じ。

ちなみに!

今頃気づくなよ.........なんだけど、カンパーニュって恐ろしく捏ねない。マジで捏ねない。叩きつけたりもしない。なんか........時々生地を折り畳むだけというか。

近所迷惑を顧みず、ストレス解消のためにパンパンやりたい方にとっては悲報なのかもしれないけれど、パンを焼いてみたいけど面倒だなぁとか、音が近所迷惑かなぁと思ってやめてしまっている方には、朗報すぎるかも。

逆に新たにチャンレジしてみようと思ったバゲット(フランスパン)の方は、死ぬほど工程が多すぎて、すでに白旗をあげかけている(汗)。

本まで買っちゃったのに.......orz

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まぁ一応トライはしてみるけど、この本を眺めているだけで微熱が出そうなほど面倒。フランス人は本当にコレを自宅で作っているのかめちゃくちゃ疑問なんですけど!

バゲットは絶対に地元の有名店で買って、自宅ではカンパーニュを焼くのだと思う!こんなの江戸前寿司を自宅で握るレベルで難易度高いわ。

やはり私の性格に合うのはカンパーニュだろうと思った次第。

ということで、前回と同じくポーリッシュ種を作って、冷蔵庫で寝かして(三日かかる)、焼いてみた。

初回。クープが浅い&オリーブオイルを垂らすのを忘れてた!!!

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が、出来上がりは意外と悪くなかったよ。ヘルシオオーブンでの焼きトライアルは以下の通り。

1、250度20分間オーブンモードで空加熱(予熱のつもり)。

2、スチームオーブン(230度)に切り替えて、生地にステンレスボウルをかぶせて10分焼く。

3、ボウルをとって230度で15分焼く。

2回目。リベンジでオリーブオイルを垂らしてみたが、焦げちゃった(汗)。

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今回のトライアルは以下の通り。

1、250度で20分加熱。250度でステンレス天板を入れて10分加熱(予熱のつもり)。

2、銅板にのせた生地を天板に乗せ、230度のスチームオーブンで20分間焼く。

3、焦げてビビったので、ステンレスボウルを乗せて210度に落として8分焼く。

これで分かったこと!

1、天板も含め長時間ガンガンに庫内を熱く予熱しておけば、火力の弱いオーブンでも焼ける。

2、18 Lのヘルシオオーブンでカンパーニュを焼く場合、直火は15分まで。それ以上焼きたい場合はボウルを被せること。

3、スチームオーブンで、カンパーニュは焼ける!

ところで。

うちのカナメくんは、元々カンパーニュが好きではない。

が!

なんと今回焼いたカンパーニュを「これ、めちゃくちゃ美味いやん」といってバクバク食べてくれたのだ!!

ウォーターオーブンで焼いたからか、ライ麦全粒粉が多すぎないこのレシピのおかげなのか。個人的殿堂入りレシピになったかも。

.......というレシピは、TUSTAYAライブラリーで読んだこの本からのメモ(汗)。

本当に美味しかったよん。

ところで、今朝はメゾンカイザー監修のミックス粉を使って「フランス風パン」をシロカさん(ホームベーカリー)に焼いてもらって、それにKALDIの「ぬって焼いたらカレーパン」を塗ってトースト(ヘルシオオーブンの「スチームグリル」で10分ベイク)にしてみたら、めちゃ美味しかった!

スイーツ男子の実兄が、KALDIをハシゴしてゲットしてくれたもの。一人2個しか買えないとか。焼きたてを撮るの忘れてしまったので食べかけ(汗)。フランスパン風パンは、ビジュアルはこんなのだけど、外側がパリパリで一気になくなったわん。

恐るべしKALDI。

リアルカレーパンよりも圧倒的にカロリーオフなのに、脳内がカレーパンになるってすごいよね。

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ぜひお試しを。

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