資源ゴミはバッチ処理が最適解かも
ゴミの収集方法って、お国柄が出るよね。
オーストラリアにいた時は、収集日の朝にコロのついた指定の大型のゴミ箱を家の前においておくと、ゴミ収集車がやってきて、ロボットアームでその箱を掴み、ゴミを回収して、空になったゴミ箱を戻してくれる。当時は、子供4人いる我が家と、二人家族のご近所さんとゴミ箱の大きさが同じということに納得がいかなかったものだ。当時の写真で、子供をゴミ箱の上に乗せて撮ったものがあるが、そうやってゴミ箱を圧縮して、なんとかすべてを回収してもらおうと悪戦苦闘したものだ。
それはたぶん我が家だけの問題ではなく、入り切らなかった場合には、周囲に出ているゴミ箱のフタをパタンパタンと開けて、空きのあるゴミ箱があれば、そこにこっそり投入するという現場を、私はこの目で複数回(かなり頻繁に)目撃した。公共の福祉に反することができない日本人の私は、そんなこと絶対にできない。圧縮戦略一択だった。
香港は、ゴミ捨てパラダイスであった。バックドア(勝手口)を開けた通路にゴミ袋を置いておくと、いやもっというと不要なものをそこに置いておくと、すべて回収してくれる。毎日だ。分別?なにそれ美味いの?の世界である。
韓国では、アパートによって異なるのだが、だいたいアパート内のゴミ集積所にいつでも出せることができる。ところが、分別が細かすぎるのだ。我が家のキッチンにはゴミ箱が並んでいて、私自身はゴミ奉行化していた。まちがったゴミ箱に捨てるヤツには、私のネチネチとしたお説教が入る。複数個並べる必要があったので、かなりスペースをとったものだ。
(私が)丁寧に分別したゴミ袋を集積所に持っていくと、雑然と捨てられたゴミを見てガックリ来る。管理人室のお姉さん達が「分別できていないゴミは回収されない場合があるので、ルール守るように!」的なPOPを貼ったりと苦労されていたのだが、全住民へのメールに注意喚起しても、守らない輩っているのよね。
マレーシアのエアビーに滞在していた時は、各階にあるゴミ投入口(ダストシュート)からゴミ袋を投げ入れ、資源ごみは、その近くのホールに袋に入れておいておくというスタイルであった。
台湾では、毎日大音響の音楽を鳴らしたゴミ収集車が地域を巡回して、そこに袋を投げ入れる。資源ごみは、おっちゃんに手渡したりもする。めちゃ楽しい。毎日回収してくれるのは本当にありがたい。
日本でも、自治体によってゴミの分別方法や捨て方、回収の頻度は異なる。有料の場合もあれば、無料の場合もある。うちのエリアでは、ゴミ袋は有料化されていて、ゴミの収集は定期的に来るのだが、
資源ごみは、月に一回、少し離れたゴミ集積所に持っていく必要がある。
うそやろ...........。
一般ごみは自宅から数十メートルくらい先の場所に持っていけば良いので無問題。が、この資源ごみの集積所までが、遠い(涙)。
最初にそれを知った時には、「月イチで散歩がてら行けばいいか」と思っていたのだが、甘かった。
もともと車もなく、近所に小さいスーパーしかない我が家では、ネット通販を多用している。そして昨年も今年もリノベをやっていた関係で、資材や電気製品なども多く購入した。そのすべてがダンボール梱包であった。
定期的に、アマゾンのドリンク剤も購入しているのだが、これらはすべて瓶。フタはアルミ缶。
ホットクックさんでトマト缶やサバ缶を使った料理を多用している。スチール缶も出る。お酒は飲まないけれど、時々ノンアルコールのビールなども飲むのでアルミ缶もある。
実家の片付けをしていると、クッキー缶などが大量に出てきてしまったりもする。使えない電池も大量にある。信じられない位の数のライターも見つかった。使えない電球もたくさんある。
ふっ。
それを、運ばないといけないのね(汗)。
ここでも書いたが、引越の多い私にとって、段ボール箱の処理には慣れている。まとめるのなんてカンタン。
でも、運んだことなんてねーよ!!
指定した日に玄関前にまとめて出しておいたら、引越業者さんがキレイに回収してくださっていたからね。家の中から玄関前まで運ぶのなんて、カンタンさ。
とにかく今の私の状況では、資源ゴミは遠く離れた集積所に運ばないといけないという事実は変わらない。
あって良かった。片付けの際に買ったのよね~。アイリスオーヤマの台車。
ここにダンボール箱をのせて、ホームセンターでわざわざ買ったコレをつける。
資源ゴミの瓶やら缶やらは、レジ袋に入れて、ここにひっかける。
普通のものだと、ツルッて滑るから使いにくいねん。
毎月、3往復以上する.............orz
集積所に行く度に、我が家のダンボール箱の量が尋常ではないということに気付かされる。田舎のお家って、そんなに段ボール使わないのかな?それとも捨てないのかな?燃えるゴミに出してるのかな?
たぶん、ネット通販なんて使ってないと思う..........。
数ヶ月前に、アマゾンの箱が一つ捨てられていたのを見てビックリしたことがあった。この周囲に、我が家以外にアマゾンでモノを買っている人がいたんだ!という驚きである。どんなんや。
さて、ここからが本題である。前置きだけでうっかり文章を終えそうになったよ.......。表題と内容が違い過ぎ。タイトル変えないといけない。面倒だからこのまま行く。
資源ゴミのオペレーションについてである。
我が家は、最初、資源ごみ専用のゴミ箱に、あちこちでもらうレジ袋に分別して入れておいた。IKEAのゴミ箱については、こちらで書いた。
ゴミ箱自体は一個だけなのだが、私とカナメの二人なので、まぁいいかということでスタートしたのだが、しばらくして悶々とするようになってきた。
シンク下の食洗機の下にこのゴミ箱を置いている。
場所的にはパーフェクトなのだが、この箱の中に複数の袋を入れていて、資源ゴミが出るたびに、このゴミ箱を引き出して、中に入れている分別小袋に入れて、フタをしめる。存在感が薄くて非常に良いのだが、この資源ごみを中袋に入れる際に、判断が入る。
私は、チマチマした時間があつまって膨大なムダになることがキライなタイプである。丁寧な暮らしを信条にされている方にとっては、こういう所作もきっと美しいものだと思うのだが、いかんせん私の所作は雑である。バタバタガシャガシャと大きな音をたてて、ゴミ袋をぐしゃぐしゃと物色して、中に入れてフタを閉める動作に意味などない。やらないで済むならやりたくない。
ある時から、私はこの資源ゴミBOXの中に、誰も見てないし~、と分別せずに何でもつっこむようになってしまった。次回のついでに分別すればいいやと思っているうちに、一定数がたまってしまった。
明日は資源ごみの収集日だ。意を決してブラックボックス化したIKEAのゴミ箱のフタを開ける。中のガシャガシャの資源ごみを分別する。
あれ?
え?
あっという間に終わってしまった。
ペットボトルと段ボールは大きいので最初から別場所に置いてある。ここにあるのは、スチール缶、アルミ缶、瓶、電池だけである。そしてこれらは、意外とカンタンに分別できてしまう。明らかに形状と質感が違うからだ。まず瓶を取り除き、スチール缶を取り出す。残りは全部アルミ缶。底に転がった電池をまとめる。
なーんだ。カンタンやん。所要時間は1分もかからなかった。
最初っから分ける必要ないやんか!
資源ゴミはすべて洗って乾かしてから入れるので、そのままガンガンつっこんでおいても、ゴミ箱の中はびっくりするほどキレイなまま。スッキリスッキリ、である。
ご家族が多い方は、資源ゴミも大量になると思うので使えないワザかもしれないが、我が家の様に少人数家族であれば、資源ゴミの量もたかが知れている。すべて同じゴミ箱に入れておいて、収集日の前日にバッチ処理で分別をしておけば、意外と時間はとられない。忙しい日々の生活の中で、ゴミを捨てる度に分別をする際には意外と時間をとられているものだ。なぜかというと、「人間の判断を要すること」には時間がかかるものなのだ。そして人間はミスを犯す生き物だ。分別したものも、結局は最終確認をする必要がでてくる。つまり、めちゃくちゃ忙しい方は、
細々した家事に判断をかませてはいけない
のである。これ意外と見落としがちなTIPSなので、太字にしておいた。
洗濯物を干すことにも時短の隠れたTIPSがある。それは次の機会に。
これは本当に激推しなんだけど、新聞や雑誌などを廃棄する時にあるといいのがこの袋!!
それまでは、ヒモでまとめていたんだけど、あの作業は本当に大変!!新聞紙がゆったりと入るサイズで、大判の雑誌も難なく入る。古本屋も受け取ってくれないような保存状態の悪い本を大量に捨てる必要があった時には、これがないと死ぬー状態だったよ。
段ボールをまとめるのには、これが必要。ヒモじゃない。ホームセンターでも大体買えるので一本あるといいよ。