【リノベ備忘録】シニア世帯は浴槽なしシャワーユニットに限る
今回のリノベでは、浴槽を設置せずにシャワールーム(たぶん国内のミニマムサイズかと)だけをつけたのだけど、これが大正解であった。
もともとフロアサイズ的にバスユニットを設置するスペースはなく、設置するならリビングを狭くするしかなかった。かつ長年海外暮らしで、浴槽があっても毎日使うわけではなかったので、「お風呂にゆっくり浸かりたい」という欲求がほぼなくなっていたことも大きい。そして私にとって、さらに大きな理由は、私自身が、
「浴槽の掃除が大キライ」
なのである。
しかもこれからどんどんと筋力も落ちて、関節も動きにくくなって、意欲もなくなる方向性にあるので(いや、他のことならできても、掃除のやる気は戻って来ない気がする(汗))、浴槽がなくなっただけで、心がすっごく軽い。
と同時に、過去に私もカナメも一人で入浴しているうちに寝てしまって死にかけたことがあーる。そして手に持っていたiPad miniを水没させてしまったことも複数回ある。
入浴に向いてない気がする。
家に浴槽があるにもかかわらず、頻繁に銭湯に行こうとするカナメが、なぜかシャワーユニットだけでも全然問題ないと言ったのは意外だったのだが、とにかく早々にシャワーユニットのみの設置を決めて、毎日そのシャワールームを使っているのだが、
めっちゃくちゃいい。
シニアの方に、超絶おすすめなのであーる。その理由は、以下の通り。
1)掃除がめちゃくちゃ楽
まず腰をかがめて浴槽をゴシゴシする必要がない。シャワールームだけなので、シャワー室から出る直前にユニット全体にシャワーのお湯をかけてから、換気扇をしばらく回しておけばOK。数日に一回くらい、シャワーのお湯を浴びながら、浴室ブラシでゴシゴシする程度で十分清潔に保てる。非常に管理が楽である。
2)狭いからユニットがすぐに温まる
特に冬などは、浴室も脱衣所も寒くて、入浴後に寒暖差で体調を悪くする人も少なからずいると思うのだが、とにかくシャワールーム自体が狭いので、温かいお湯を出しているだけで、室内がすぐに温まる。またそれほど長時間シャワー浴びることもないので、脱衣所に人感センサー付きの小さなセラミックヒーターを置いておけば、それほどの寒暖差も感じることもない。
3)お湯をためる係が不要
浴槽にお湯をはるためには、誰かが何らかのアクションをとる必要がある。が、シャワーしかなければ、その役割を誰かが担う必要もないし、各自が好きな時間帯に勝手に入れば良い。家事が一つ減るようなものである。
4)絶対に溺れないし、怪我もしにくい
当然、溺れて死ぬことは絶対にない。そして入浴時によくある転倒などのリスクもほとんどない。バランス崩して倒れようとも、狭いのでユニットの柔らかい壁に当たっても痛くも痒くもない。ピンポイントに狙ってステンレスの水栓に頭打つくらいのことをしないと、怪我できない..........
5)イスを置くと天国w
少し高めの椅子を設置すると、これがまたすこぶる快適である。
我が家では、ニトリの座高35センチのバスチェアを置いている。
一般的な浴室の椅子よりも高めなのだが、低い位置にシャワーを固定して、この椅子に座ると、シャワーが体全体に当たって快適である。そして、足の裏をのんびり洗うのにも適している。
我が家のシャワーユニットは、一番安いものでミニマムな機能しかないものだが、経済的に余裕のある方は、シャワー自体にもいろいろな機能や効果をつけることもできる。アロマ付きのミストシャワーなどもある。使ってみたことがあるが、なかなかリフレッシュできる。湯船に浸からなくても満足感を得られるような製品はたくさんある。
この様に、シニア世代の方がリノベをされる時には、思い切ってシャワーユニットのみにしてみるのも良いかもしれない。個人的には強くお勧めしたいのである。
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