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JUST DO IT, NOW!

人間というものは、何かを始めるときに「明確な区切り」をつけたがるものだ。

老後にはじめよう

とか

来年にはやりたい

とかね。

目標を掲げたりする時にも、

来期から

とか

来月、来週から

と考えがちである。

予定表のカレンダー部分をにらめっこしながら、

「この日からちょっと仕事も楽になるから、このへんにしようかな。」

とか考えがちである。

特に12月に入り年末おせおせな時期になると、多くの人がこう考えてしまう。

1月1日からはじめよう!来年こそ何をか成す年にしよう!

と。

ちゃうねん。それ、絶対にちゃうねん。

始めるなら、今すぐやで。今や。今、この時やねん。

来年からじゃなくて、今日から5分でもいいから、もう始めてしまうねん。

区切りをつけずに今すぐやる

ということを今この瞬間に体験してみてほしい。

これやで。

区切りを待たずに、今すぐ始めるという経験をして、その成功体験を身につけよう。
noteで発信しようと思っている人がいたら、区切りを意識せずに今この瞬間に何か一つ書くのだ。

私が好きな韓国のことわざで、「시작이 반이다(始められたなら、半分来たも同然)」というものがある。まさにそれである。

これは、「何か遠い高い目標に向かって一歩を踏み出せたなら」という意味として使われるものなのだけど、それだけではなくて。

今日やるべき小さなタスクの一つ一つについても、始めてみればなんとなくサクッと終わらせることができるのに、ぐずぐずと後回しにしちゃってるような時にも言えることなのだ。

例えば、受験勉強を始めようと思った時に、机の周辺を整えて、ノートを広げて日付を書いて......という儀式を多くの人はしがちである。

でも受験勉強で最も大切なことは、「勉強する環境を整えること」ではなくて、思考をすることと、脳内に必要な情報を効果的に刻むこと、であろう。

私自身は海外で生活している時に、常に現地の言葉を勉強し続ける必要があったので、家事や仕事をしながら、隙間時間を1秒もムダにすることなく勉強をした経験がある。移動中や、子供の送迎での待ち時間、キッチンでの作業中、入浴中、トイレの中でもずっとずっと勉強していたのだ。

私にとって「勉強をする環境を整える」ということは、そういったスキマ時間に勉強するための工夫をすることであった。

カンタンに言えば、トイレやキッチンに単語をデカデカとはりつけることであったり、mp3プレーヤーに外国語の音源を大量に入れておくこと、外国語学習用音源のCDコピーを作って、車内に入れておく、Quizletに単語を入力してタブレットにアプリを入れておく、などである。

机に向かって勉強する時間がとれないことの方が多かったからだ。

そして「机に向かわずに隙間時間でも多くのことを学び取れる」という経験ができると、どんどんと隙間時間が見えるようになるし、ダラダラとやっている日々の家事なども徹底的に効率化しようと考えるようになる。

今この瞬間に、何かのアクションを取ることが、来年の自分を大きく変えることになると信じて、何かをやり始めよう。

来月を待たず。
来週を待たず。
仕事の区切りを待たずに、今この瞬間に。


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