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坪90万円!住宅業界の次のトレンドはRC住宅かも!?

 何度も書いて来たが、いま一度、RC建築の住宅を激推ししておきたい。
なので勝手に次のトレンド宣言をしてしまふ。

住宅業界における「高気密高断熱住宅」の次に来るトレンドは、RC(鉄筋コンクリート造)住宅である!

おがばんのなんちゃって予言(仮)

RC住宅の建築コストが木造よりも高いということは理解しているのだが、木造住宅の耐用年数が何年かご存知かしら?

法定耐用年数は22年でっせ!

ちなみにRC住宅の場合は47年ね!

まぁ自然災害に遭わずに、メンテナンスをし続けたら、木造住宅でも住み続けられるけれど、いずれにしても補修は必要なのである。

つまり「自分達はギリギリ住み続けられるけれど、子供の代はアウト」ということは確実に言える。

そして、数十年後に子供がその木造住宅を売却しようと思っても、価格がつくのは土地の値段+αあるかないか。「負」動産になっているかもしれない。

湿度も高い、自然災害が多い、シロアリもいるこの日本で、なぜ木造住宅が主流になっているのか、諸外国の人からは疑問に思われていることであろう。

これはもう、コストの問題に尽きるとは思うのだけど、大手住宅メーカーさんには、そもそもコンクリート住宅の選択肢がないんじゃないかしらん。

だって、住友林業さんが、RC住宅をお勧めするようなことはないだろうし。

が、今のニッポンで安全な場所などどこにもない。比較的マシ(地盤が固い、高度が高い等)なエリアはあるけれども。

住宅の頑強さは、「あったらいいな」ではなく、「ないと死ぬ」世界となっているわけよ。耐震性ありの高機密の木造住宅を建てようと思ったら、やっぱり坪単価は上がるわけで。そうなると「コンクリート住宅を建てるのと変わらないくらいになる」こともあり得るのだ。

そして、
家の中心にででーんと柱が建っているわけではない。マンションをリノベする際にスケルトンにして自由に間取りを変えることができるが、それと同じように、自由にスペースを区切ることができる。

ただし、外観についての自由度は下がる。でもそれってそんなに問題かしら?

家が頑強であることに比べれば。

多くの方は、家を新築する際に子供世代が住むことは想定していない。もし子供がその土地に住みたいと言うならば、その時に二世代住宅に建て替えればいいと考えているだろう。

でも、たとえば自分がその家を建てたのが30代だったとして、その基本耐用年数が22年だとすると、50代の頃に、そこそこ大きな補修をかませないといけないということに、理論上はなる。

だから、その頃に二世代住宅に建て替えるということも、理にかなっているわけだ。

そこで、仮に「上物を3000万」で建てたとする。この場合、土地代は含まず。

フルローン35年で購入した場合、ローン返済が終わらないうちに建て替えることに成りかねないので、強引に22年としてみた。

借入元金 3,000万円(ボーナス返済なし)
返済期間 22年間(元利均等返済)、借入金利(固定)を1.3%

として計算してみた!

すると、月額の返済額は、130,721円 ということになる。

ダブルインカムなら、どうってことない額に見える。インフレが進めば、めちゃラッキーな感じでもある。だから建てようという気持ちにもなれる。

戸建てを建てる時に誰もが「賃貸なら自分のものにならない」と考えるだろうが、実際、木造住宅の場合は「耐用年数の切れた物件」が残るだけなのよねぇ(汗)。

売ろうと思っても、おそらく上物の価値はほとんどないのであーる。

さて、それをRC建築で建てた場合であるが、おそらく1,000万円くらいは高くなりそうなので、4,000万円で建てたとする。

ローンは35年としてみた。

借入元金 4,000万円(ボーナス返済なし)
返済期間 35年間(元利均等返済)、借入金利(固定)を1.3%

月額の返済額は118,592円、これが35年続く。

ところが、完済した段階でも、耐用年数はあと12年は残っているのである。ちなみに「寿命は100年以上」とも言われている。

もちろん、RC建築でも補修費は必要である。でもそれは木造住宅でも同じこと。

そこで、提案は、「そのエリアが30年後にも存続できそうな場所であるならば、二世代住む前提でRC住宅にしておく」ことをお勧めしたい。

ミニビルをリノベして住んでみて分かったことなのだけど、内装さえ自分の好みにできれば、住宅の外観はあまり人生のQOLに影響しない、ということである。

住環境にも色々なトレンドがあるし、個々人の好みも異なり、またライフステージに応じて求める間取りも変化していく。

RC建築の場合、外観の選択肢はそれほど多くはないし、簡単に変えられないから時代遅れな雰囲気になることは想像できる。が、実際に住む内装部分は、後からいくらでも変更ができるのだ。中古マンションのリノベと同じように、スケルトンにして間取りを変更できる。

だからこそ、将来子供に「負」動産を相続させないためにも、上物の価値がゼロにならないRC住宅にしておくことが、長い目で見て賢明な判断なんじゃないかと思うのだ。

結論:不動産を「資産」にするには、RC住宅を建てるしかないのであーる。


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